Slack プラットフォームの機能と料金プランガイド
誰でも Slack で仕事を自動化できるようにするため、いくつかの機能やツールが提供されています。ここでは、ワークフロービルダーを使用した自動化の概要、構築できる自動処理、および料金の仕組みについて説明します。
ワークフロービルダーを使うのは初めてですか?開始するには、Slack ワークフローとはおよびワークフローを作成するチュートリアルをご覧ください。
使い方
- ワークフロービルダーは、定型的なタスクを Slack でのプロセスに変換するためのツールです。簡単なものから複雑なものまで自由にワークフローを作成でき、仕事に使用しているほかのアプリやツールを連携させることもできます。
- 複数の Slack ステップから選択するか、サードパーティ製アプリからステップを追加してワークフローをサードパーティ製サービスと連携させます。オーガナイゼーション内の開発者はカスタムワークフローステップを作成することもできます。
- ワークスペースまたは Enterprise Grid オーガナイゼーションのメンバー(および必要に応じて外部の人)が、チャンネル、ダイレクトメッセージ(DM)、canvas からワークフローを実行できます。
- プランに含まれる割り当て回数到達後にプレミアムワークフローを実行した場合は、料金が発生します。クレジットカードまたはセルフサービス請求書でお支払いのワークスペースでは、ワークフローの超過実行について請求設定から管理できます。
注 :9 月 23 日に、新しいバージョンのワークフロービルダーへのレガシーワークフロー移行を開始しました。新バージョンでは、スタンダードワークフローとプレミアムワークフローが提供されています。レガシーワークフローがプレミアムワークフローの基準を満たす場合でも、移行しないかぎり料金は発生しません。
スタンダード / プレミアムワークフローの使用量
Slack の有料プランでは、スタンダードワークフローの実行が含まれており、プレミアムワークフローの実行回数が割り当てられています。ワークフローがスタンダードかプレミアムのどちらであるかは、そのワークフローに含まれるステップの種類によって決まり、割り当て回数は使用中のプランによって決まります。
スタンダード / プレミアムワークフロー
-
スタンダードワークフロー
Slack ステップまたは 1 つのコネクタステップを含むワークフロー。 -
プレミアムワークフロー
少なくとも 1 つのカスタムステップまたは 2 つ以上のコネクタステップを含むワークフロー。
ワークフローの使用量
ワークフローの使用量は、ワークフローの実行数によって決まります。プランごとの割り当て回数は以下のとおりです。
プラン | プレミアムワークフローの実行回数 | 超過実行 1 回の料金 |
プロプラン | 1,000 回 / 月 | $0.05 / 回 |
ビジネスプラスプラン | 2,000 回 / 月 | $0.05 / 回 |
Enterprise Grid プラン * | 5,000 回 / 月 | $0.05 / 回 |
*ワークスペースではなく Enterprise Grid オーガナイゼーションあたり
お客さまには、ユーザーによるプレミアムワークフローの実行回数を厳密に確認して、こちらに明記された制限を徹底していただく必要があります。Slack ウェブサイト経由で購入され、お支払いにクレジットカードまたはセルフサービス銀行振込を利用している Slack プランの場合、割り当て回数は月に 1 度リセットされ、繰り越しは認められません。その他のプランについては、請求期間の終了時に割り当てがリセットされ、繰り越しは認められません。また、お客さまは、1 時間あたり 50,000 回以上、または月 500,000 回以上プレミアムワークフローを使用することはできません。Slack は、本サービスを通じてお客さまのプレミアムワークフローの実行回数を必要に応じて確認することがあります。Slack は、独自の裁量によりこれらの制限を適用する権利を留保しており、その結果、Slack がお客さまやお客さまのユーザーに対して「割り当て超過」ページの表示またはその他の通知を行うことがあります。また、Slack は、こちらに記載された制限を技術的に適用する場合もあります。このような制限により、追加のプレミアムワークフローの実行料金をお支払いいただくまで、プレミアムワークフローを使用することができない場合があります。プロモーション期間の終了後、Slack プラットフォーム(超過分のプレミアムワークフローの実行回数)について適切な数値でオーダーフォームが締結された場合は、 2025 年 1 月 31 日まで超過料金が発生することはありません(該当する場合)。
使用状況通知
ご契約プランのプレミアムワークフロー割り当て回数を消費するにつれて、実行回数を知らせる通知が Slackbot から届きます。以下の場合に通知されます。
-
最初の実行
プレミアムワークフローをワークスペースのメンバーが初めて実行した時 -
最新の使用状況
ワークスペースまたは Enterprise Grid OrG が、プレミアムワークフロー割り当て回数のうち 50、75、90% を消費した時。必要に応じ、通知を利用して超過実行に制限を設定できます。 -
割り当て回数到達
ワークスペースまたは Enterprise Grid OrG による実行回数が、プレミアムワークフロー割り当て回数に到達した時。ここまでに設定していない場合は、通知を利用して超過実行回数に制限を設けることができます。そうしない場合、超過実行ごとに料金を支払うことになります。 -
実行回数の制限の更新
ワークスペースまたは Enterprise Grid OrG での超過実行回数が設定回数の 50、75、90、100% に達した時。制限に到達すると、メンバーはそれ以上プレミアムワークフローを実行できなくなります。無制限の超過実行回数を承認している場合、これらの通知は届きません。
請求
プランに割り当てられている最大実行回数に到達した場合、以下の選択肢から選択できます。
-
超過実行をブロックする
メンバーは、請求サイクルがリセットされるまで、プランの割り当て回数を越えてプレミアムワークフローを実行することができなくなります。 -
無制限の超過実行を許可する
メンバーは、割り当て回数の到達後も制限なくプレミアムワークフローの実行を継続できます。各超過実行については、月末のフェアビリングの調整額の請求時にお支払いいただきます。 -
超過実行に制限を設定する
メンバーは特定の支出額に達するまでワークフローを実行できます。Slack では、本来の割り当て回数と支出上限の両方に対する使用状況について通知します。フェアビリングの調整額の請求時に、使用した超過分の金額が請求されることになります。
注 :専任のアカウントマネージャーがいるお客さまについては、超過分のワークフロー実行回数購入時に Slack 営業チームへご連絡ください。
よくある質問(FAQ)
プレミアムワークフローの実行に対する料金はいつから発生しますか?
2023 年 11 月 1 日に、プレミアムワークフローの実行回数がゼロに戻ります。その後、ご契約プランの割り当て回数を超えた実行に対して請求が発生します。
請求サイクルは?
プランの無料割り当て回数は月ごとに回復されます。プランに含まれる割り当て回数を超えていない場合、料金は発生しません。割り当て回数を超過し、かつ超過実行を許可している場合は、メンバー変更に対する未払残高の請求時に、超過分に対してお支払いいただきます。つまり、年払いプランをご利用の場合、1 か月間に新規メンバーの追加がなければ、プレミアムワークフロー超過実行に対して発生した金額が翌月以降に繰り越され、累積することがあります。
ワークフローの使用量はどこで確認できますか?
ワークフローがスタンダードかプレミアムかは、ワークフローダッシュボードで判別できます。また、各ワークフローのこれまでの実行回数もわかります。さらに、ダッシュボードページの上部には、プレミアムワークフロー割り当て回数の使用量を示すバナーが表示されます。
ワークフロービルダーの新しいバージョンへのアクセスはどのように管理するのですか?
プロプランまたはビジネスプラスプランをご利用の場合、既存のワークフロービルダーの権限はすべて新バージョンのワークフロービルダーに適用されます。ワークスペースのオーナーおよび管理者は、ワークスペースの設定ページからいつでもこれらの権限を調整できます。
Enterprise Grid をご利用の場合、メンバーがプレミアムまたはスタンダードワークフローへアクセスできるかどうかは、OrG レベルの設定によって異なります。詳細については、ワークフロービルダーのアクセスと権限を管理するを参照してください。
コネクタへのアクセスを管理するにはどうすればよいですか?
ワークスペースまたは Enterprise Grid の OrG でアプリの承認が必要な場合、メンバーは、ワークフロービルダーのステップライブラリからコネクタへのアクセスをリクエストし、ワークスペースのオーナー / 管理者および OrG のオーナー / 管理者は、そのリクエストを承認または拒否できます。詳しくは、ワークフロービルダーでサードパーティ製ステップへのアクセスを管理するを参照してください。
カスタムワークフローステップを含む、オーガナイゼーション内の開発者が作成したアプリを管理するにはどうすればよいですか?
開発者がワークスペースまたは OrG にアプリをデプロイする際、当社にてアプリの承認が必要かどうかを確認します。承認が必要な場合は、既存のアプリ承認プロセスでアプリを審査・承認・制限することができます。アプリのリクエストを審査する際、アプリ管理者は、アプリのスコープに加えて、アプリが通信しているすべてのドメインを確認します。
カスタムのワークフローステップへのアクセスを管理するにはどうすればよいですか?
カスタムのワークフローステップを含むアプリを承認した場合、そのステップへのアクセスを制限できます。詳しくは、ワークフローにカスタムステップを追加できるユーザーを管理するを参照してください。