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グローバルなクリエイティブエージェンシーがサービスの向上と意思決定の迅速化を図る

「人々をつなげるだけが Slack の特長ではありません。すでに使っているツールやシステムを一元化する上でも非常に役立ちます。」

R/GACTONick Coronges 氏

R/GA は、Nike、Samsung、Verizon、Google などの企業を取引先とし、本社をニューヨーク市内に持つグローバルエージェンシーです。「つながりの時代に向けて」を企業理念とする R/GA は、15か国に勤務する1,700人以上の社員を Slack でつなぎ、その理念をしっかり守った取り組みを行っています。R/GA は Slack を部門、分野、オフィスをまたいだコミュニケーションの主要ツールに位置付けており、また R/GA は、Slack を活用している広告代理企業のうちの最大手でもあります。

「現在、3つのタイムゾーンにまたがる4拠点に社員がいますが、Slack なら全員が同じペースで仕事をすることができます。」

R/GASenior Technology DirectorKatrina Bekessy

異なるタイムゾーンに分散した多数のオフィスが同じペースで業務をこなすのは容易ではありません。だから、R/GA のチームにとって、Slack はなくてはならないツールとなりました。R/GA の最高技術責任者 Nick Coronges さんは、次のように語っています。「うちの会社は、タイムゾーンと地域をまたいで業務に取り組んでいます。意思決定のペースを落とすことなくお互いに協力するのに、Slack のリアルタイム・コミュニケーションが大いに役立っています。1つのプロジェクトに3~5か所のオフィスが携わることもあり、コミュニケーションの手段としてメールはあまり効率的ではないのです」。

Slack を使い始めてから、クライアントサービス、エクスペリエンスデザイン、製造、エンジニアリング、PR といった様々な部門のメンバーが同時進行中のプロジェクトの1つに参加し、役割や拠点に関係なくチームに協力して取り組めるようになりました。これらのことは、以前は非常に困難だったり、時には不可能なことでした。R/GA では、以前よりも意思決定がすばやくなり、社内ミーティングの数も減り、社員の取り組みの透明性も高まりました。これは、アカウンタビリティの強化にもつながっています。テクノロジーディレクターの Katrina Bekessy さんは、「社員の仕事振りや生産性も今まで以上に向上しました」と話しています。

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「お客様は当社の必死の取り組みをリアルタイムで確認できるようになりました。手動で追跡しなくても、チームの誰が今何をしているかが分かります。」

R/GASenior Technology DirectorKatrina Bekessy

R/GA の業務はほとんどがクライアントの代理としての仕事ですが、クライアントを Slack チームに招待することで、生産性だけでなくR/GA に対する信頼・感謝の面でも向上が見られました。R/GA は、モックアップの共有やタスク完了の報告をするときも、アプリの新バージョンのテスト準備ができたことをクライアントに知らせるときも、自動メッセージを使っています。仕事が仕上がり、クライアントのチェックを受ける段階になったときは、クライアントが Slack 内でチームをフォローし、フィードバックを瞬時に返すことができるので、R/GA のクライアントマネージャーが長々としたメールを送ったり、プレゼン会議を計画する必要がなくなりました。

テクノロジーディレクターの Katrina Bekessy さんは、Slack がクライアントとプロジェクトチーム間の距離を縮めたと話しています。「プロセス全体がより人間らしいものとなり、ビジネス取引っぽいイメージが減ったように思います。すべてが非同期で技術ベースなのに、電話でのやり取りよりも人とのつながりがずっと強く感じられます」。ビーケーシーさんは、R/GA の Slack チームにクライアントを加えたプロジェクトでは、意思決定が推定で30~40%も短縮されたとしています。

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デザインチームは Dropbox と Trello のインテグレーション、エンジニアリングチームは Jenkins と JIRA を使用するなど、各チームが独自のツールを Slack に連携しているほか、チームの生産性を高める Slack 用のツールも開発しています。このツールは RGABot という名前のボットで、誰がどのプロジェクトに取り組み、メンバー同士がどのようにつながっているかを確認するために使われています。このチャットボットは R/GA 社内の Skills データベースシステムに統合され、例えばモバイル分野のエキスパートは誰か、その人の勤務先はどこか、過去どのプロジェクトに参加したか、スケジュール的に新しいプロジェクトに取り組むことができるかといったことを、R/GA の社員であれば誰でも確認することができます。

「人々をつなげるだけが Slack の特長ではありません。すでに使っているツールやシステムを一元化する上でも非常に役立ちます。」

R/GACTONick Coronges

Slack は導入後まもなく、人、プロジェクト、情報を結ぶ、架け橋のような存在になりました。クラウドベースなので、外出先でもモバイルアプリを使うことができます。自宅でもオフィスでも、どこからでもディスカッションにアクセスしたり必要な情報を見つけられるようになりました。