ワークフロービルダーの新しいバージョンでのレガシーワークフローの再作成

2023 年 7 月に、Slack ではワークフロービルダーの新しいバージョンをリリースしました。これには、Slack で誰でも自動化を構築できるように設計された、新しいステップ、コネクタ、機能が含まれています。2024 年 9 月 26 日からは、レガシーワークフローおよびレガシーバージョンのワークフロービルダーの廃止が始まります。

新しいバージョンのワークフロービルダーでワークフローを再構築する方法を、このガイドで確認してください。


新しいワークフローを構築する

  1. デスクトップで、 「その他」にマウスポインターを重ね、 「自動化」を選択します。
    Slack デスクトップアプリの「その他」アイコンにマウスポインターを重ねた画像。
  2. 右上の  「新しいワークフロー」をクリックして、  「ワークフローを構築する」を選択します。

Tip : ワークフローの作成手順の詳細については、Slack で開始するワークフローについての記事を確認してください。


トリガーの機能

新しいワークフローを作成するときの最初のステップは、ワークフローの開始方法を決めることです。以下のチャートでは、レガシーバージョンのワークフロービルダーのトリガーと新しいバージョンのトリガーの主な違いを示しています。

レガシートリガーの機能

新しい開始ステップ

ショートカットメニュー

Slack 内のリンクから

メンバーの誰かがショートカットメニューからこのワークフローを実行すると、ワークフローが開始します。

Slack で共有したリンクをほかのメンバーがクリックすると、ワークフローが開始します。このガイドで、ショートカットメニューのトリガーの機能を厳密に再現する方法を確認してください。

チャンネルの新しいメンバー

誰かがチャンネルに参加した時

誰かが特定のチャンネルに参加するとワークフローが開始しました。

誰かがチャンネルに参加するとワークフローが開始します。ワークフローあたり最大 20 のチャンネルを指定できます。

絵文字リアクション

絵文字リアクションが使用された時

指定したチャンネルで誰かがリアクションを使用するとワークフローが開始しました。最大 5 つの絵文字が同じワークフローをトリガーできました。

最大 10 個の絵文字がワークフローをトリガーでき、リアクションは最大 20 の別個のチャンネルで使用できます。

スケジュールされた日付と時間

スケジュールに基づく

指定した日付と時間にワークフローが開始しました。タイムゾーンのデフォルトはビルダーのローカルタイムゾーンで、これを変更することはできませんでした。

指定した日付と時間にワークフローが開始し、タイムゾーンも指定できます。

Webhook

Webhook から

使用可能なデータタイプ : テキスト、Slack ユーザーのメールアドレス、Slack ユーザー ID。

使用可能なデータタイプ : テキスト、Slack ユーザーのメールアドレス、Slack ユーザー ID、Slack チャンネル ID。

Tip : 新しいワークフロービルダーのトリガーの全リストを表示します。


更新された Slack ステップ

ワークフローのステップによって、実行するアクションが決まります。新しいバージョンのワークフロービルダーでは、新しい組み込みステップだけでなく、更新されたクラシックステップもいくつか利用できます。 

フォームを送信する

レガシーステップの機能

新しいステップの機能

フォームを作成すると、ワークフローによってそのフォームをどこに送るかを決定できました。

 

質問のタイプ :

  • 1 行テキスト
  • 段落

  • ドロップダウン

  • メンバーを選択する

  • チャンネルまたは DM を選択

 

「情報をフォームで収集する」ステップを追加して、フォームを作成します。次に、「メッセージ」ステップを作成して、ワークフローによってそれをどこに送るかを決定します。


質問のタイプ :

  • 短い回答

  • 段落

  • リッチテキスト作成領域

  • ドロップダウン

  • 複数選択

  • チェックボックス

  • ファイルのアップロード

  • Slack ユーザー

  • 複数の Slack ユーザー

  • Slack チャンネル

  • 複数の Slack チャンネル

  • 日付

  • 日時

  • 番号

 
メッセージを送信する

レガシーステップの機能

新しいステップの機能

ワークフローがメッセージを送信する時、そのメッセージをどのチャンネル、メンバー、スレッドが受信するかを決定できました。

更新された「メッセージ」ステップで、ワークフローは次のことができます。

  • メッセージにリアクションを追加する

  • メッセージからリアクションを削除する

  • スレッドでメッセージに返信する

  • チャンネルへメッセージを送信する

  • メッセージを送信する

  • 「あなただけに表示」メッセージを送信する


新しい Slack ステップ

新しいバージョンのワークフロービルダーは、利用できるステップが増えただけでなく、Slack の最新の機能(たとえば、canvasリスト)を操作するステップもあり、ワークフローでできることが増えました。 

  canvas

  • canvas を作成する

  • チャンネル canvas を作成する

  • canvas を共有する

  • canvas をスレッド内で共有する

  • canvas を更新する

チャンネル

  • 関連ページを追加する

  • チャンネルにメンバーを追加する

  • チャンネルをアーカイブする

  • チャンネルを作成する

  • メッセージをピン留めする

  • チャンネルのトピックを更新する

リスト

  • リストアイテムを追加する

  • リストのコピー

  • リストアイテムを削除する

  • 通知をアクティビティフィードに送る

  • リストを共有する 

  • リストアイテムを更新する

ユーザー

  • ユーザーグループにメンバーを追加する

  • ユーザーグループを作成する

  • ユーザーグループからメンバーを外す

ワークフロー

  • ワークフローを遅らせる


サードパーティサービスに連携させる

レガシーバージョンのワークフロービルダーでは、アプリからステップを追加することにより、JIRA や PagerDuty のようなサードパーティサービスをワークフローが操作することが可能でした。新しいバージョンのワークフロービルダーでは、コネクタステップでワークフローをサードパーティサービスに連携させることができます。コネクタステップを使ったワークフローの構築ガイドを参照して、始めましょう。