canvas 内のコンテンツの作成と編集に AI を使用する
canvas の作成や編集に AI を使用して、Slack での会話を構造化された共有可能なコンテンツに変換しましょう。AI を活用して、プロジェクト概要を作成したり、チームとの共有前に会議の議事録を仕上げたりすることができます。
仕組み
- 空白だった canvas に、Slack での仕事のコンテキストすべてが集まります。コンテンツの作成や編集の際、AI が Slack 内であなたがアクセス可能な会話やファイルから情報を引き出し、関連するものをコンテンツに含め、意図したメッセージを明確に伝えることができます。
- どんなことを書いてもらいたいのか、AI に説明してください。リストからプロンプトを選び、もっとすばやく開始することもできます。
- canvas AI を活用した文章作成エクスペリエンスの中核となるのは、セキュリティと整合性です。Slack に備わっているその他の AI 機能と同じレベルのプライバシーとセキュリティが期待でき、悪用を防ぐためのガードレールも用意されています。
canvas を作成する
AI に書いてほしい内容を自分の言葉で説明するか、プロンプトを選択してカスタマイズします。プロンプトを選択した場合、AI が作成を開始する前に追加情報の提供が求められる場合があります。
プロンプトを使用して開始する
適切なプロンプトの作成には、どのような詳細情報を、どれほど具体的に追加するかが非常に重要です。例えば、「AB&C カンパニーのカンファレンスについての最新情報を書いて」と指示するよりも、「#2025 年-カンファレンス と #カンファレンス-プレゼンテーション の情報を使用して、マーケティングチーム向けに AB&C カンパニーのカンファレンスの概要を下書きして」と指示したほうが、質の高い下書きになります。
- 「ホーム」タブで、サイドバーにある 「ファイル」をクリックします。このオプションが見当たらない場合は、 「その他」をクリックすると表示されます。
- 右上の 「新規」をクリックし、「新しい canvas」を選択します。
- 「AI を使用して書く」を選択します。
- 生成したいコンテンツの簡単な説明を記入するか、リストからプロンプトを選択します。独自のプロンプトを作成する場合、canvas AI は URL からコンテンツにアクセスできないことに注意してください。
- 追加または選択したプロンプトに応じて、詳細情報の追加が必要になる場合があります。例えば、Slack に会議のアジェンダを下書きさせる場合、会議がどのチャンネルで実施され、誰が出席するのかなどの情報を提供すると役立ちます。
- 「送信」をクリックしてコンテンツを生成します。
確認と承認
Slack はプロンプトに応じてコンテンツを生成します。複雑なプロンプトには数分かかる場合もありますが、シンプルなコンテンツはもっと速く生成されます。また、すでに書いてあるコンテンツを AI で編集したり、既存の canvas にセクションを追加したりすることもできます。主な内容は次のとおりです。
- canvas に新しいコンテンツが追加されると、追加部分が青でハイライトされ、見出し、テキストの太字や斜体、箇条書きなどの書式設定が自動的に適用されます。
- コンテンツを確認し、クリックして使用されているソースを表示します。メッセージは角括弧内の番号とリンクされ、ファイル(ほかの canvas、リスト、接続されたエンタープライズ検索データソースからのサードパーティーファイルなど)にはソースリンクの横にファイルの種類が付記されます。「ソース」をクリックすると、リスト全体を表示できます。
- コンテンツを保存するには、「残す」をクリックします。最初からやり直すには、「破棄」をクリックします。構造と既存のコンテンツを維持したまま変更を加えたい場合は、「変更がありますか?」テキストフィールドに説明を入力して Enter を押します。
注 :「残す」をクリックしてコンテンツを保存する前に canvas から移動した場合、コンテンツは破棄され、最初からやり直す必要があります。
canvas を共有する
- 右上の「共有」をクリックします。
- canvas を共有するメンバーまたはチャンネルの名前を入力して、「閲覧可能」または「編集可能」のどちらの権限を付与するかを選択します。
- 必要に応じてメッセージを追加し、「共有」をクリックします。
- リンクをほかの人に送信する場合や、別の canvas やドキュメントに canvas を埋め込む場合は、 「リンクをコピーする」をクリックします。
共有先のメンバーは、非公開ソースに基づく canvas 内のコンテンツを表示できますが、引用にリンクされている元のメッセージやファイルは表示できません。
既存のコンテンツを編集または洗練する
canvas の最初の下書きが完成した場合、またはすでに作成した canvas を編集する場合は、AI を使用して書き直し、洗練します。
- canvas を開きます。
- 変更したいテキストをハイライトし、「AI で編集する」をクリックします。以下のオプションから選択できます。
• カスタムプロンプトを使用する
AI に実行させる編集内容を自分の言葉で説明します。
• クイック編集
AI に校正、テキストの短縮または延長、トーンの変更、コンテンツの別言語への翻訳を依頼します。
• 追加コンテンツを作成する
要約を追加したり、実施項目のチェックリストを作成したり、コンテンツを表に書式設定したりします。
Tip :canvas のセクションにマウスポインターを重ね、 (ピカピカ)をクリックすると、AI 編集オプションにすばやくアクセスできます。
よくある質問(FAQ)
AI を使用して書くという選択肢が表示されないのはなぜですか?
この機能は、新バージョンのビジネスプラスプランと Enterprise+ プラン、およびレガシー Slack AI アドオンを引き続きご利用のお客様全員が利用できます。プロプランをご利用の場合、または旧バージョンのビジネスプラスプランをアドオンなしでご利用の場合は、ワークスペースのアップグレードが必要です。
なお、オーナーと管理者は AI 機能へのアクセスを無効にすることができます。そのため、ワークスペースまたはエンタープライズオーガナイゼーションで canvas の文章作成サポートがオフにされている場合があります。
コンテンツの作成にはどの情報を使用できますか?
AI を使用してコンテンツを作成または編集する場合、AI はあなたがアクセスできる Slack 内のすべてのメッセージとファイルにアクセスできます。Enterprise+ プランをご利用の場合は、Google ドライブや Asana といった接続されているエンタープライズ検索データソースからの情報も表示される場合があります。この機能に使用される LLM は一般的な知識も有しているため、ソースが明記されていない情報が canvas に追加される場合があります。Slack 内のメッセージやファイルから生成されたコンテンツには常にソースが明記され、元の情報を確認できます。
canvas のどの書式設定オプションをサポートしていますか?
現時点で、コンテンツを AI によってプロフィールカード、メッセージカード、列レイアウトに書式設定することはできません。
誰がこの機能を利用できますか?
- メンバー全員 (デフォルト)
- ビジネスプラスプランと Enterprise+ プランで利用できます
- プロプラン、ビジネスプラスプラン、およびレガシー Slack AI アドオン付きの Enterprise Grid プランで利用できます