Enterprise Grid でワークスペースを管理する
ワークスペースのオーナーや管理者は、Slack Enterprise Grid オーガナイゼーションの成功のカギとなる存在です。ここでは、Enterprise Grid オーガナイゼーション (OrG) でワークスペースを効果的に構築し、管理するための方法を見ていきます。✨
ステップ 1 : OrG でワークスペースを作成する
既存の Slack ワークスペースを OrG に移動することも、ワークスペースを新規作成することもできます。
🚛 ワークスペースをオーガナイゼーションに移動する
OrG オーナーは、Slack の協力のもと、希望のワークスペースを Enterprise Grid OrG へ移動することができます。移動後も、ワークスペースにはメンバーのアカウント、メッセージ、ファイルがすべてそのまま保持されます。もちろん絵文字リアクションも残ります!
ワークスペースのプライマリーオーナーは、OrG への移動を承認する必要があります。承認をリクエストするメールと Slackbot のメッセージが届きます。「招待に返事をする」をクリックすると、プロセスが開始します。
💡 オーガナイゼーションへの ワークスペース移行ガイドをチェックしてみましょう。
🌱 ワークスペースを新規作成する
OrG オーナーまたは管理者 に対して、OrG のワークスペースの新規作成をリクエストすることができます。承認された場合には、メールと Slackbot メッセージであなたがワークスペースのオーナーとなったことを知らせる通知が届きます。
💡 オーガナイゼーションで新規ワークスペースをリクエストする方法を参照してください。.
ステップ 2 : ワークスペースの設定と権限
ワークスペースの設定と権限の管理は、次の方法でデスクトップアプリから行います。
- デスクトップの画面左上にあるオーガナイゼーション名をクリックします。
- メニューで「ツールと設定」を選択してから、「ワークスペースの設定」をクリックします。(複数のワークスペースを管理している場合、ドロップダウンメニューで 1 つ選択します)。
ワークスペースの「ポリシー」の中には、Org オーナーと Org 管理者によって管理されているものもあります。(鍵のアイコン) が表示されている場合には、 環境設定が OrG 管理者によってロックされていることを意味します。
Tip : 詳しくは、Slack で利用できるメンバー種別や、Enterprise Grid の OrG で各メンバー種別に与えられている権限を確認してください。
🔐 ワークスペースへのアクセス
OrG のメンバーがワークスペースにアクセスし、参加する方法は次のように決めることができます。
- オープン : メンバー全員に表示され、誰でも参加が可能
- リクエスト制 : メンバー全員に表示されるものの、参加には承認が必要
- 招待制 : メンバー全員に表示されるものの、参加には招待が必要
- 非表示 非公開で、新たなメンバーが参加するには招待が必要
💡 ワークスペースへのアクセスを管理する方法を学びます。
ステップ 3 :メンバーをワークスペースに追加する
ワークスペースを作成したら、メンバーを追加してみましょう!ニーズに応じて、次のいくつかの方法があります。
- メンバーをワークスペースに招待して追加します。
- Org オーナーの協力のもと、自社で利用している ID プロバイダ (IDP) からユーザーグループ (部門など) を追加する。
💡 詳しくは、OrG のワークスペースにメンバーを追加するを参照してください。
ステップ 4 : 共有してコミュニケーションを取る
🔗 マルチワークスペースチャンネルを作成する
マルチワークスペースチャンネルでは、別々のワークスペースのユーザー同士がシームレスにつながれます。チャンネルの作成者は、これらのチャンネルに誰がアクセスできるかを決定します。特定の複数のワークスペースに限定することもできますし、OrG 内のすべてのワークスペースがアクセスできるように設定することもできます。また、チャンネルをプライベートに設定することもできます。
💡 その他のワークスペースへチャンネルを追加する方法を学びます。
注意 : ワークスペースの 管理者とメンバーに対してマルチワークスペースチャンネル作成権限が無効になっている場合には、OrG オーナーまたは OrG 管理者に相談してください。
📺 ワークスペース 間でチャンネルを移動する
OrG の規模が拡大し、ワークスペースが大きくなれば、議論に適した場所が変わるのも当然です。あまり関連性のないワークスペースからより適切なワークスペースへチャンネルを移動することで、メンバーの集中力と生産性を引き続き高いレベルに保ちましょう。
ワークスペースを移動するには、対象チャンネルの移動元と移動先の両方のワークスペースでオーナーまたは管理者であることが必要です。
💡 詳しくは、ワークスペース間でチャンネルを移動する方法を参照してください。
ステップ 5 : アプリとツール
業務に必要なツールやサービスを Slack に連携させれば、共通的な場所からまとめて作業ができ、作業ごとにアプリを切り替える手間を省くことができます。
👩💻 ワークスペースにアプリを追加する
すでに使っているサービスの Slack アプリを見つけたい時は、Slack Marketplace にアクセスします。支払いや経理支援ツール、プロジェクト管理、人事管理支援ツールまで、さまざまなアプリが揃っています。
💡 詳しい手順については、ワークスペースにアプリを追加するを参照してください。
注意 : アプリとボットは、チャンネルを共有しているワークスペースのすべてにインストールされていると、最も威力を発揮します。
🤖 内部インテグレーションを構築する
Slack Marketplace に加え、ワークスペースのニーズに合ったカスタムインテグレーションをビルドすることができます。技術的なスキルはいくらか必要となりますが、独自のインテグレーションの作成には、次のような大きなメリットがあります。
- 業務で使っていた既存の社内ツールが引き続き使える。
- ほかのサービスからの通知を Slack で直接受け取り、情報を一元化することができる。
- さまざまな分析ダッシュボードのデータを Slack に集約できる。
💡 この詳細と手順については、内部インテグレーションを利用して Slack をカスタマイズするを参照してください。
さて次は?
Enterprise Grid でワークスペースを管理する準備が整いました。以下の役立つガイドで、さらに知識を深めましょう。
Slack のサポートチームまでいつでもお気軽にお問い合わせください。必要があれば、こちらからご連絡ください!