Microsoft インストーラーを使って Slack を割り当てる

Slack では、IT 管理者が Windows 版 Slack を複数のユーザーやマシンにインストールする際に使える 2 種類の Microsoft インストーラー (MSI) パッケージを提供しています。これらのパッケージはネイティブですべての msiexec コマンドをサポートし、Slack を数百台、もしくは数千台規模のマシンで展開する必要のあるお客様におすすめです。大規模な Slack の展開を必要としない場合には、デスクトップアプリをダウンロードしてください。

2つの MSI パッケージはそれぞれ別のデプロイ&アップデートのメカニズムを採用しており、根本的に異なるものです。以下の内容を十分確認された上でどちらを使用するか選択してください。


👩‍💻 ユーザー別展開用 MSI

ユーザー別展開用 MSI は、Windows 版 Slack そのものを個別にインストールするのではなく、Slack のインストーラーをターミナルサーバーに追加します。Slack インストーラーは、現在ユーザーがログインしているマシンにこれまで一度も Windows 版 Slack がインストールされたことがない場合にのみ、Windows 版 Slack を追加します。

このインストーラーに適した企業 :

この方法は、従業員が各自のマシンやデバイスを持っており、Slack の自動アップデートが行える企業に適しています。

このインストーラーに適していない企業 :

複数の従業員が同じマシン (ターミナルサーバーなど) を使用する企業や、使用する Slack のバージョン管理を要する企業には、ターミナルサーバーへのインストール用 MSI の使用をおすすめします。

注意点

  • Windows 版 Slack は %LOCALAPPDATA% へインストールされます。Slack のインストーラーはターミナルサーバーにインストールされますが、Windows 版 Slack についてはターミナルサーバーへのインストールはされません。
  • メンバー全員が各自の Slack のバージョンをもつこととなります。
  • 自動アップデートはメンバーごとにダウンロードされ、インストールされます。
  • Slack が自動でアップデートを行い、安全な状態に保ちますので、メンテナンスは不要です。
  • 通常の Windows アプリとは異なり、Slack はスタートアップ時に起動しません。
  • MSI インストーラーをアンインストールしてもユーザーのアカウントから Slack アプリが削除されることはありません。
  • Slack はユーザーのログイン時にインストールされます。


インストーラーを使う

  1. Microsoft インストーラーパッケージを以下の手順でインストールします:

    64 bit 用 MSI インストーラー (ユーザー別展開用) をダウンロード

  2. Windows ユーザーアカウントからサインアウトします。
  3. Windows ユーザーアカウントに再度サインインします。
  4. Slack アイコンがデスクトップスタートメニュー上に表示されます。

注意 : 32 bit 対応のインストーラーが必要な場合には、代わりに 32 bit 用 MSI インストーラー (マシン全体へのデプロイ用) を使用する必要があります。


👨‍🔧 ターミナルサーバーへのインストール用 MSI

シングルインストールのデプロイ用 MSI では、Windows 版 Slack がターミナルサーバーにインストールされます。インストール場所はプログラムファイルまたは選択した場所のいずれかとなります。これは、複数のユーザーが %ROAMINGAPPDATA% に各自のプロフィールを別々に保存して、同一のマシンを使用できる「マルチクライアント対応」となります。 この方法を選択した場合、Slack の自動アップデートは行われません。

このインストーラーに適した企業 :

この方法は、ターミナルサーバーなど、多数の従業員が同一のマシンを使用する企業や、従業員の使用する Slack のバージョン管理を要する企業に最適です。

このインストーラーに適していない企業 :

従業員が各自のマシンやデバイスを使用していて、Slack の自動アップデートを行う企業には、ユーザー別展開用 MSI が適しています。

注意点

  • 1台のマシンにシングルインストールを行うため、ハードドライブの使用領域が比較的小さくなります。
  • すべてのユーザー関連データ (ワークスペースの情報や、環境設定、ログ) は %ROAMINGAPPDATA% に保存されます。
  • Windows 版 Slack の最新バージョンがインストールされていることを各チームで監視する必要があります。
  • Slack を最新かつ安全な状態に保つために IT メンテナンスが必要となります。


インストーラーを使う

  1. Microsoft インストーラーパッケージを以下の手順でインストールします:

    32 bit 用 MSI インストーラー (マシン全体へのインストール用) をダウンロード

    64 bit 用 MSI インストーラー (マシン全体へのインストール用) をダウンロード

  2. インストーラーを実行します。インストールプロセスはインストーラー自体がガイドしてくれます。
  3. Slack アイコンがスタートメニュー上に表示されます。


Slack を最新の状態に保つために

便利な機能やバグの修正など、最新リリースの内容を把握しておくことは重要です。ターミナルサーバー用インストーラーを使用してインストールを行うと、Slack の自動アップデートは行われません。Slack の最新リリースについては、新しい Windows 版 Slack デスクトップアプリの更新情報を https://slack.com/release-notes/windows/rss から RSS フィードで提供しています。

💡 RSS フィードを Slack のワークフローに連携させる方法を参照。


インストールを管理する

トラブルシューティング

64 bit 用 MSI をインストールしましたが、プログラムファイルとレジストリエントリが 64 bit システムの 32 bit の場所に書き込まれました。この理由を教えてください。

MSI パッケージのペイロード (Windows 版 Slack) は 64 bit であるにもかかわらず、Slack デスクトップアプリのバージョン 3.3.8 までの MSI パッケージは 32 bit でコンパイルされていました。混乱を避けるため、3.4.0 以降のバージョンではいずれの MSI ツールでも 64 bit パッケージがインストールされるよう変更しました。

 

ユーザー別展開用 MSI をインストールしましたが、特定のマシンでは、ユーザーの一部または全員に Slack がインストールされません。どうしてですか?

Slack デプロイメントツールは、Slack が対象のユーザーによってすでにインストールされていない場合に限り Slack のインストールを行います。デプロイメントツールが以前のインストールのトレースを検知した場合には、インストールを行いません。具体的には、ツールはフォルダ  %APPDATA%\slack または %PROGRAMDATA%\slack のいずれかを検索します。後者のインストールパスが使われることはめったにありませんが、インストールが存在する場合、その存在自体がシステム上のすべてのユーザーに影響を及ぼします。 

 

ユーザー別展開用 MSI をインストールしましたが、「アプリ」と「機能」ではマシン全体へのデプロイ用インストーラーとして表示されます。どうしてですか?

ユーザー別展開用 MSI は、現在のターミナルサーバーへのインストーラーがリリースされる前に「マシン全体へのデプロイ用インストーラー」と命名されました。手違いによりこのパッケージの名前変更が行われていませんでしたが、バージョン 3.4.0 以降は正しい名前が「アプリと機能」に表示されます。

 

ユーザー別展開用 MSI を使用していますが、Slack 自体が自動更新される場合、Slack デプロイメントツールを更新する必要がありますか?

  • 既存ユーザーの場合 : Slack アプリが自動更新されるため、特に必要な手続きはありません。 
  • 新規ユーザーの場合 : MSI デプロイメントツール付属でリリースされたバージョンの Slack アプリがインストールされます。このアプリは起動時に自動更新を行いますが、この更新はユーザーがアプリまたはコンピューターを再起動した時に適用されます。デプロイメントツールのバージョンは可能な限り最新に保つことを強くおすすめします。


アンインストール

ユーザー別展開用 MSI をアンインストールしましたが、Slack はユーザー全員のマシンにインストールされたままです。どうしてですか?

MSI をアンインストールした場合に削除されるのはデプロイメントツールのみです。そのコンピューターに新しくログインするユーザーに対しては Slack がインストールされることはなくなります。ただし、デプロイメントツール経由で Slack をすでにインストール済みのユーザーは、手動でアプリをアンインストールする必要があります。

この操作はユーザーのコンテキスト (ログオンスクリプト中など) で "%LOCALAPPDATA%\slacke.exe" --uninstall -s を呼び出すことで自動化できます。複数のユーザーをホストするマシン (ターミナルサーバー) の場合には、自動でユーザー全員につき Slack のアンインストールを行う、ターミナルサーバーへのインストール用 MSI をおすすめします。 

 

新しいバージョンの MSI をインストールすると、古いバージョンが引き続き表示されます。これは、複数のバージョンの Slack がインストールされたということでしょうか?

いいえ。「アプリと機能」一覧には複数のバージョンの Slack が表示される場合がありますが、インストールされるのは最新バージョンのバイナリのみです。バージョン 3.4.0 以降、新しいバージョンのインストールが開始されると Slack の古いバージョンはアンインストールされます。「アプリと機能」には、引き続き 3.4.0 より前のバージョンが表示されます。

 

ターミナルサーバー用 MSI でサイレントアンインストールやアップデートを行った際にマシンが再起動するのはなぜですか?

Slack では、バージョン3.4.0のリリースに際し、MSI の新しいバージョンへの更新時に古いバージョンがアンインストールされる新機能を導入しました。ログインしたユーザーが Slack を使用しているときに管理者がサイレントアップデートやアンインストールを実行すると、インストールのファイルコンポーネントがロックされ、削除できなくなります。この状況が発生すると、MSI インストーラーエンジンは変更をステージングし、コンピューターの再起動をトリガーして変更をプッシュします。 サイレントインストール中の予期せぬ再起動を防ぐには、インストールコマンドラインに /norestart を追加してください (例 : msiexec /i “slack-standalone-x.x.x.msi” /qn /norestart)。