ワークスペースのアプリインストール設定を管理する
- ワークスペースのオーナー
- フリー、スタンダード、プラス、Enterprise Grid の各プラン
デフォルトでは、Slack ワークスペースのどのメンバーでも、アプリをインストールしてサードパーティのサービスを Slack に接続できます。ワークスペースのオーナーによる承認は不要です。ワークスペースのオーナーには、メンバーによるアプリのインストール方法・使用方法を管理するために、以下のような選択肢があります。
- アプリの承認機能を有効にして、ワークスペースでアプリを承認または制限する
- メンバーが未承認のアプリをリクエストできるようにする
- アプリのリクエストを管理する権限をメンバーに付与する
- メンバーがインストールできるアプリを Slack App ディレクトリのものに限定する
- マルチチャンネルゲストに、ショートカットとスラッシュコマンドの使用を許可する
注意 :アプリの承認機能が有効になると、アプリとインテグレーションを削除できるのはワークスペースのオーナーとアプリ管理者だけに限定されます。
アプリの承認を管理する
ワークスペースのオーナーは、アプリの承認機能をオンにして、ワークスペースでのアプリの承認と制限を行えます。
- デスクトップの画面左上にあるワークスペース名をクリックします。
- メニューから「設定とその他管理項目」を選択し、「アプリを管理する」をクリックして Slack App ディレクトリを開きます。
- App ディレクトリで、左側の列にある「アプリの管理設定」をクリックします。
- 「アプリの承認が必要」をオンまたはオフに切り替えます。
メンバーは、アプリの承認機能がオンになる前にワークスペースにインストールされていたアプリの使用を継続できます。特定のアプリをメンバーに使わせないようにするには、アプリをワークスペースから削除します。
注意 :Org オーナーによってアプリ管理ポリシーが設定されている場合、Enterprise Grid のワークスペースのオーナーであれば、そのワークスペースでのアプリの承認機能が自動的にオンになっています。この機能をオフにすることはできませんが、アプリの承認と制限、メンバーによるアプリのリクエストを許可または制限すること、アプリのリクエスト送信先の管理が可能です。
アプリを承認する
ワークスペースのメンバーがアプリの承認リクエストを送信せずにアプリをインストールして使用できるよう、アプリを承認します。
- デスクトップの画面左上にあるワークスペース名をクリックします。
- メニューから「設定とその他管理項目」を選択し、「アプリを管理する」をクリックして Slack App ディレクトリを開きます。
- App ディレクトリから右上の 「検索」をクリックします。
- アプリを検索し、選択します。
- アプリのページから「承認する」をクリックします。
メンバーは、App ディレクトリ内の承認済みカテゴリーで承認済みのアプリを検索し、追加できます。
アプリを制限する
ワークスペースのメンバーがインストールできないようアプリを制限することができます。
- デスクトップの画面左上にあるワークスペース名をクリックします。
- メニューから「設定とその他管理項目」を選択し、「アプリを管理する」をクリックして Slack App ディレクトリを開きます。
- App ディレクトリから右上の「検索」をクリックします。
- アプリを検索し、選択します。
- アプリのページから、「制限する」をクリックします。
制限されたアプリがワークスペースにインストール済みの場合、自分のアカウントをすでに接続しているメンバーはそのアプリを引き続き使用できます。制限されたアプリを使用できないようにするには、そのアプリを削除します。
Slack 権限を使ったサインインを管理する
一部のサードパーティ製アプリには、Slack アカウントの認証情報でそれらのサービスにサインインできるオプションがあります。アプリの承認機能がオンになっている場合、デフォルトではメンバーが Slack アカウントを使ってほかのサービスにサインインできます。しかし、ワークスペースのオーナーは、「Slack でサインインする」の ID スコープを含むアプリに対して承認を必須に設定できます。
- デスクトップの画面左上にあるワークスペース名をクリックします。
- メニューから「設定とその他管理項目」を選択し、「アプリを管理する」をクリックして Slack App ディレクトリを開きます。
- App ディレクトリで、左側の列にある「アプリの管理設定」をクリックします。
- アプリの承認機能が有効になっていることを確認します。その後、「Slack でサインインするアプリの事前承認は不要」の横にあるボックスのチェックをオンまたはオフにします。
Slack を使って別のサービスにサインインするためのリクエストがメンバーから送られると、ワークスペースのオーナーとアプリ管理者には、アプリの「Slack でサインインする」スコープを承認するようメッセージが表示されます。アプリでその他の機能も提供されている場合、別途アプリを承認する必要があります。
注意 :ワークスペースで制限されているアプリについて、メンバーには「Slack でサインインする」権限をリクエストするためのオプションが表示されます。
メンバーによるアプリのリクエスト権限を管理する
アプリの承認機能がオンになっている場合、メンバーは未承認のアプリをインストールするためのリクエストを送信できます(そのアプリが制限されている場合を除く)。ワークスペースのオーナーは、以下のステップに従ってこの権限を管理できます。
- デスクトップの画面左上にあるワークスペース名をクリックします。
- メニューから「設定とその他管理項目」を選択し、「アプリを管理する」をクリックして Slack App ディレクトリを開きます。
- App ディレクトリで、左側の列にある「アプリの管理設定」をクリックします。
- 「通常メンバーによる、アプリの承認リクエスト機能の利用を許可する」の項目のボックスをチェックする、またはチェックを外します。
- アプリのリクエストにコメントの入力を必須とするには、「各リクエストにつきメンバーによるコメントの入力を必須とする」の横にあるボックスのチェックをオンにします。
注意 :メンバーはスラッシュコマンドなどのカスタムインテグレーションをリクエストすることもできます。カスタムインテグレーションが承認されると、リクエストを行ったメンバーのみがこれをインストールできます。
アプリリクエストの管理をサポートするメンバーを選択する
デフォルトでは、アプリのリクエストはすべて Slackbot からダイレクトメッセージ(DM)経由でワークスペースのオーナーに送られます。ワークスペースのオーナーは、以下の手順に従い、リクエストの確認をサポートするアプリ管理者を任命し、アプリのリクエストがチャンネルに送られるように設定できます。
- デスクトップの画面左上にあるワークスペース名をクリックします。
- メニューから「設定とその他管理項目」を選択し、「アプリを管理する」をクリックして Slack App ディレクトリを開きます。
- App ディレクトリで、左側の列にある「アプリの管理設定」をクリックします。
- 「アプリを管理するアプリ管理者を選択する」から「ワークスペースのオーナーと特定のメンバーまたはグループ」を選択します。次に、ドロップダウンメニューから特定のメンバーまたはユーザーグループを選択します。
- アプリのリクエストの送信先を管理するには、「アプリ管理者、Slackbot 経由」または「特定のチャンネル」を選択します。「特定のチャンネル」を選択した場合、ドロップダウンメニューを使ってチャンネルを指定します。
アプリインストール設定を管理する
アプリの承認機能が有効かどうかに関係なく、ワークスペースのオーナーはワークスペースのアプリのインストール設定に関して次の 2 点を管理できます。
-
Slack App ディレクトリのアプリのみを許可する
メンバーが Slack App ディレクトリ以外からアプリをインストールできないよう制限します。 -
マルチチャンネルゲストは、スラッシュコマンドとショートカットを使用できる
ワークスペース内のマルチチャンネルゲストに対して、ショートカットとスラッシュコマンドの使用を許可します。
- デスクトップの画面左上にあるワークスペース名をクリックします。
- メニューから「設定とその他管理項目」を選択し、「アプリを管理する」をクリックして Slack App ディレクトリを開きます。
- App ディレクトリで、左側の列にある「アプリの管理設定」をクリックします。
- 管理する設定のオン、オフを切り替えます。