アカウントの重複を修正する
アカウントの重複とは、メンバーがワークスペースに複数のアカウントを持つことを意味します。メンバーにシングルサインオン(SSO)の使用を義務づけているワークスペースでは、こうした問題が手違いで発生することがあります。例えば、メンバーがメールエイリアスを入力して Slack にサインインしようとしたり、誤った内容を入力すると、新しいアカウントが作成されてしまいます。この問題が発生した場合は、ワークスペースのオーナーまたは OrG オーナーがメンバーのアカウントの重複を修正できます。
注 :フリープランでは、影響を受けるメンバー自身がアカウントの重複を解決する必要があります。メンバーがアカウントの重複を修正するには、両方のアカウントでメールアドレスの変更の手順を行います。
アカウントの重複を修正する
プロプランとビジネスプラスプラン
Enterprise Grid プラン
ワークスペースのオーナーは、次の方法でメンバーのアカウントの重複を修正できます。ワークスペースで SSO 認証を使用していない場合は、ステップ 2:メンバーのメールアドレスを更新するに進みます。
ステップ 1 : メールアドレスの変更を許可する
- デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- メニューから「ツールと設定」を選択し、その後「ワークスペースの設定」をクリックします。
- 「認証」をクリックします。
- 「SAML」または「Google 認証設定」の横の「設定を変更」をクリックします。
- 「設定」の右側の「開く」をクリックします。
- 「メールアドレスの変更をユーザーに許可する」をオンにします。
- 「設定を保存する」をクリックします。
ステップ 2 : メンバーのメールアドレスを更新する
- デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- メニューから「ツールと設定」を選択し、その後「メンバーを管理する」をクリックします。
- 変更するアカウントのメールアドレスをクリックして新しいメールアドレスを入力します。(入力するのはどんなメールアドレスでもかまいません。ここでの目的は、重複したアカウントから特定のメールアドレスを切り離すことにあります)。
- これで、重複したアカウントを解除できます。
- 次に、元のアカウントを見つけます。メールアドレスをクリックして先ほど切り離したメールアドレスを入力します。
- 対象のメンバー名の右側にある (3 つのドットアイコン)をクリックして、「SSO バインディングメールを送信する」を選択します。対象のメンバーには、アカウントのバインド方法と認証方法が記載されたメールが届きます。
ステップ 3 : ワークスペースの設定を元に戻す
- デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- メニューから「ツールと設定」を選択し、その後「ワークスペースの設定」をクリックします。
- 「認証」をクリックします。
- 「SAML」または「Google 認証設定」の横の「設定を変更」をクリックします。
- 「設定」の右側の「開く」をクリックします。
- 「メールアドレスの変更をユーザーに許可する」をオフにします。
- 「設定を保存する」をクリックします。
OrG オーナーは、次の方法でメンバーのアカウントの重複を修正できます。
- デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- 「ツールと設定」を選択してから、「オーガナイゼーションの設定」をクリックします。
- 左サイドバーの 「メンバーディレクトリ」をクリックし、「メンバー」を選択します。
- 対象メンバーの重複したアカウントを見つけ、アカウント名をクリックします。
- 右上の「管理」をクリックし、「プロフィールを編集」を選択します。
- アカウントのメールアドレスを別のアドレスに変更します。(入力するのはどんなメールアドレスでもかまいません。ここでの目的は、重複したアカウントから特定のメールアドレスを切り離すことにあります)。
- これで、 重複したアカウントを解除できます。
- 次に、もとのアカウントを見つけます。メールアドレスを先ほど切り離したアドレスに置き換えます。
- 右上の「管理」をクリックし、「SSO の再バインドメールを送信する」を選択します。対象のメンバーには、アカウントのバインド方法と認証方法が記載されたメールが届きます。
アカウントの重複を防ぐ
アカウントの重複を防ぐには、メンバー全員が各自のアカウントに関連づけられた正しいメールアドレスを使用するよう徹底しましょう。その際、次の点を考慮してください。
- メンバーが正しいメールアドレスで Slack にサインインしていることを確認します。例えば、jsmith@acme.com というメールアドレスを持つメンバーが、john@acme.com というエイリアスを使用すると、重複するアカウントが作成されてしまいます。
- ID プロバイダ(IDP)を利用している場合は、ユニークで変化しない ID(従業員番号など)が設定されていることを確認してください。メールアドレスなどの値を ID として設定すると、メンバーが重複アカウントを作成してしまうことがあります。
誰がこの機能を利用できますか?
- ワークスペースのオーナーと OrG オーナー
- 有料プランでご利用いただけます。