Slack のメンバー種別
Slack を利用するすべてのメンバーには、ワークスペースまたは Enterprise Grid OrG でメンバー種別が割り当てられ、種別ごとに異なるレベルの権限が付与されます。Slack のメンバー種別は、管理権限のある種別と管理権限のない種別の 2 つのカテゴリーに分けられます。以下に詳細を説明します。
注意 :Slack の各メンバー種別が実行できるアクションの詳細な説明については、Slack ワークスペースでの権限または Enterprise Grid オーガナイゼーションの権限をご覧ください。
管理権限のあるメンバー種別
Slack ワークスペースまたは Enterprise Grid OrG の管理を担当するメンバーが、管理権限のあるメンバー種別になります。これらの管理権限のあるメンバー種別には、オーナーと管理者が含まれます。
- オーナーに割り当てられるメンバーとしては、創業者や役員、経営陣、部門長、またはライセンスのプロビジョニングやアカウント管理を担当する IT 部門のスタッフが挙げられます。
- 管理者に割り当てられるメンバーとしては、マネージャー、管理職スタッフ、プロジェクトマネージャー、IT 管理者が挙げられます。
プラン別のオーナーと管理者のメンバー種別
フリープラン、スタンダードプラン、プラスプラン
Enterprise Grid プラン
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ワークスペースのプライマリーオーナー
すべてのワークスペースには、1 人のプライマリーオーナーが任命されています。ワークスペースの削除と、ほかのメンバーへのオーナー権限の譲渡ができるのはこのプライマリーオーナーのみです。 -
ワークスペースのオーナー
ワークスペースには、複数のワークスペースのオーナーを任命できます。ワークスペースのオーナーはプライマリーオーナーと同じレベルの権限を持ちますが、ワークスペースの削除とオーナー権限の引き継ぎはできません。 -
ワークスペースの管理者
ワークスペースの管理者にも複数の人を任命できます。管理者は、メンバーの管理権限と、ワークスペースで利用する Slack アカウント全体の管理・運営権限を持ちます。
Enterprise Grid OrG では、管理者のメンバー種別には OrG レベルとワークスペースレベルの 2 段階があります。OrG レベルのオーナーと管理者は、OrG 全体に影響する設定、権限、ポリシーを管理する一方、ワークスペースレベルのオーナーと管理者は、特定のワークスペースの設定と権限を管理します。
OrG レベルの管理者
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OrG プライマリーオーナー
すべての Enterprise Grid OrG には、1 人の OrG プライマリーオーナーが任命されています。OrG オーナーの権限の譲渡を行うことができるのはこのプライマリーオーナーのみです。 -
OrG オーナー
Enterprise Grid OrG には、複数の OrG オーナーが任命されていることがあります。OrG オーナーはプライマリー OrG オーナーと同じレベルの権限を持ちますが、OrG オーナー権限の引き継ぎはできません。 -
OrG 管理者
Enterprise Grid OrG には、複数の OrG 管理者が任命されていることがあります。管理者は、OrG レベルのポリシーと、ワークスペースで利用する Slack アカウント全体の管理・運営権限を持ちます。
ワークスペースレベルの管理者
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ワークスペースのプライマリーオーナー
Enterprise Grid OrG 内のすべてのワークスペースには、1 人のワークスペースのプライマリーオーナーが任命されています。ワークスペースのプライマリーオーナーの権限の削除と譲渡ができるのは、このプライマリーオーナーのみです。 -
ワークスペースのオーナー
Enterprise Grid OrG では、ワークスペースに複数のワークスペースのオーナーを任命できます。ワークスペースのオーナーはワークスペースのプライマリーオーナーと同じレベルの権限を持ちますが、ワークスペースの削除とオーナー権限の譲渡はできません。 -
ワークスペースの管理者
Enterprise Grid OrG では、ワークスペースに複数のワークスペースの管理者を任命できます。管理者は、メンバーの管理権限と、ワークスペースで利用する Slack アカウント全体の管理・運営権限を持ちます。
管理権限のないメンバー種別
Slack の管理権限のないメンバー種別には、メンバーとゲストが含まれます。これらの種別のメンバーは、チャンネルで作業して Slack の主な機能を利用できますが、オーナーまたは管理者から特定の権限が付与されていない限り、管理設定を調整することはできません。
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通常メンバー
通常メンバーは、オーナーと管理者のみに制限されている機能を除き、Slack ワークスペースまたは OrG の機能を使うためのアクセス権があります。 -
ゲスト
ゲストアカウントは有料プランでのみ利用できます。ゲストは、Slack ワークスペースまたは OrG へのアクセスが制限されています。マルチチャンネルゲストは決められた複数のチャンネルを利用でき、シングルチャンネルゲストは 1 つのチャンネルだけ利用できます。ゲストは、メンバーがアクセスできるチャンネルで使えるのと同じ機能の多くを利用できます。 -
招待されたメンバー
招待されたメンバーとは、ワークスペースまたは Enterprise Grid OrG に招待されたものの、まだ招待を承認していないメンバーのことです。ほかのメンバーは、招待されたメンバーをチャンネルに追加して、メンションしたり、ダイレクトメッセージ(DM)を送信したりできます。招待されたメンバーには、メンションされたり DM が送信されたりすると、その都度メール通知が届きます。