Slack でリストを使う
リストを使用すると、Slack で行われている仕事を整理し、コラボレーションできるようになります。リストは、タスクの管理、プロジェクトの進捗の追跡などに使用できます。新しいリストをゼロから作成することも、カスタマイズ可能なテンプレートを選択して始めることもでき、そこにタスクを追加すれば、ほかのメンバーと協力して直接リストのアイテムに取り組めます。
Tip : リストはほとんどのテンプレートに含まれます。テンプレートには事前に設定済みのツールがまとめられていて、それらのツールを使用してプロジェクト管理といった特定の目的のためのチャンネルをすばやく設定できます。テンプレートを使用しない場合には、リストの使い方についてもっと詳しく学べます。
リストのコンポーネント
始める前に、リストのコンポーネントと、そのコンポーネントをカスタマイズして情報を整理する方法をしっかりと理解しておくことをおすすめします。以下の図で、各コンポーネントの説明を確認してください。
コンポーネント |
定義 |
1. アイテム |
アイテムとは、完了する必要があるタスクか、追跡したい成果物のことです。 |
2. サブタスク |
サブタスクは、アイテムの下にネストされた小さなタスクです。サブタスクにはアイテムと同じフィールドがありますが、専用の期限日と担当者を設定できます。 |
3. フィールド |
フィールドには、アイテムの横に表示する情報が含まれます。フィールドはカスタマイズ可能で、各フィールドに追加するデータは、テキスト、ドロップダウンメニューの選択肢、チェックボックスなど、さまざまな形式で入力できます。 |
4. ビュー |
フィルター、並べ替え、レイアウトの環境設定をビューとして保存できます。リストにアクセスできるすべてのメンバーが、ビューをすばやく切り替えることができます。 |
5. フィルターとレイアウト |
アイテムの並べ替え、フィルター、グループ化を行ったり、非表示にしたりすることで、自分に関連のあるタスクが表示されるようリストを絞り込めます。リストの特定のフィールドでアイテムを絞り込み、次のようなさまざまなレイアウトオプションを適用できます。テーブルレイアウト(アイテムは行で、フィールドは列で整理されます)またはボードレイアウト(アイテムはフィールドでグループ化され、列間でアイテムを移動できます)。 |
6.スレッド |
任意のリストアイテムのスレッドを開始して、特定のタスクに関するディスカッションを整理できます。スレッドでほかのメンバーをメンションして、リストアイテムについて対応する必要があることをその人に知らせます。 |
リストを作成する
リストを作成する際は、ゼロから始めることも、テンプレートを使用することもできます。
ゼロから始める
デスクトップ
モバイル
- サイドバーの 「リスト」をクリックします。このオプションが見当たらない場合は、 「その他」をクリックすると表示されます。
- 右上の 「新規」をクリックし、 「リスト」を選択します。
- 画面下部にある 「その他」をタップします。
- 「リスト」をタップし、右上のプラスアイコンをタップします。
- リストに名前をつけ、絵文字を選択し、必要に応じて説明を追加して、「完了」をタップします。
注 : サイドバーに 「リスト」タブが見当たらない場合は、代わりに 「ファイル」タブを探してください。 「ファイル」から、右上のプラス記号をクリックすると、新しいリストを作成できます。
テンプレートを使用する
デスクトップでは、テンプレートを使用してリストを作成することで、設定と書式設定の時間を節約できます。
-
「ホーム」タブで、 「その他」にマウスポインターを重ねてから、 「リスト」を選択します。
- 右上の 「新規」をクリックし、 「リスト」を選択します。
- 左側の列からテンプレートを選択し、「テンプレートを使用する」をクリックします。
Tip : デスクトップの Slack から、.CSV ファイルをリストにインポートできます。 「新規」をクリックし、 「CSV をインポートする」を選択します。リストを CSV ファイルにエクスポートするには、リストを開き、 3 つのドットアイコンをクリックし、続けて、 「CSV をダウンロードする」を選択します。
フィールドをカスタマイズする
デフォルトでは、リストには 4 つのタスク追跡フィールド(「完了」、「名前」、「担当者」、「期限日」)が含まれており、作業の割り当てと追跡を簡単に行うことができます。フィールドを追加または編集して、優先度やステータスなどの特定の詳細情報を含めます。
デスクトップ
モバイル
- リストの先頭行にあるフィールドをクリックし、 「フィールドを編集する」を選択します。
- 必要に応じて、フィールドの名前を変更するか、「フィールドタイプ」ドロップダウンメニューからオプションを選択して、データの形式を変更します。
- 「保存」をクリックします。
- フィールドを追加するには、先頭行の端にある プラスアイコンをクリックします。フィールドを削除するには、リストの上部からフィールドを選択し、 「フィールドを削除する」をクリックします。
- リストから (フィルターアイコン)をタップします。
- 「フィールドを管理する」をタップし、フィールドを選択してカスタマイズします。
- 名前、フィールドタイプ、その他の詳細情報を編集してから、「完了」をタップします。
- フィールドを追加するには、 「フィールドを追加する」をタップします。フィールドを削除するには、リストからフィールドを選択し、 「フィールドを削除する」をタップします。
Tip :タスク追跡フィールドのないリストにタスク追跡フィールドを追加するには、リストを開き、「フィールドタイプ」ドロップダウンメニューから「タスク追跡フィールド」を選択します。
リストにアイテムを追加する
リストのアイテムとは、完了する必要があるタスクか、追跡したい成果物のことです。リストの各行は個別のアイテムです。
項目を追加する
デスクトップ
モバイル
- 「無題のアイテム」をクリックし、説明を入力します。
- アイテムごとにフィールドセルをクリックし、関連データを入力します。
- さらに項目を追加するには、リストの一番下で 「項目を追加する」をクリックします。
- 空のアイテムをタップして説明を入力します。
- フィールドセルをタップして関連データを入力します。
- さらにアイテムを追加するには、リストに戻り、 「アイテムを追加する」をタップします。
Tip : デスクトップでアイテムを削除するには、アイテムを右クリックし、「アイテムを削除」を選択します。モバイルでは、アイテムを長押しして、「アイテムを削除する」をタップします。
サブタスクを作成する
- デスクトップ上のリストから、アイテムにマウスポインターを重ねて、 「アイテムを開く」をクリックします。
- 「サブタスク」の下にある 「サブタスクを追加する」をクリックします。
- サブタスクの説明を追加し、その他のフィールドを入力します。
- 詳細を表示するには、サブタスクにマウスポインターを重ねて、 「開く」アイコンをクリックします。
リストにメッセージを追加する
会話から直接、リストに Slack メッセージを追加できます。
デスクトップ
モバイル
- リストに追加したいメッセージにマウスポインターを重ねます。
- (3 つのドットアイコン)をクリックし、「リストに追加する」を選択します。
- リストを検索して選択し、「追加」をクリックします。新しいリストにメッセージを追加するには、「新しいリストを作成する」をクリックします。
- アイテムの詳細ビューが開きます。いずれかのフィールドをクリックして情報を追加するか、「x」をクリックして閉じます。
- リストに追加するメッセージを長押しします。
- 「リストに追加する」を選択します。
- リストを選択してメッセージを追加します。
- アイテムの詳細ビューが開き、任意のフィールドをタップして情報を追加できます。
Tip : リストの右上隅にある「ワークフロー」をクリックして、メンバーがアイテムの送信に使用できるフォームを作成します。ワークフローとリストについてもっと詳しく知るには、「Slack 内のリストに自動化を設定する」をご覧ください。
リストビューを変更する
リストを作成した場合も、ほかのメンバーのリストを表示している場合でも、リスト内の情報の表示方法を調整できます。リスト作成者は、リストのデフォルトビューを設定することもできます。
フィルターと並べ替え
リストにフィルターや並べ替えを適用することで、自分に関連のあるアイテムを簡単に確認できます。
デスクトップ
モバイル
- リストから (フィルターアイコン)をクリックします。
- リストにあるアイテムのフィルター、並べ替え、非表示化、グループ化の方法を選択します。
- リストから (フィルターアイコン)をタップします。
- リストのアイテムに適用するフィルター、並べ替え、非表示化、グループ化の方法を選択し、「完了」をタップします。
リストのレイアウトを変更する
リストアイテムをテーブルまたはボードレイアウトのどちらで表示するかを選択する方法は次のとおりです。
デスクトップ
モバイル
- リストから (フィルターアイコン)をクリックします。
- 「レイアウト」で、 「ボード」または 「テーブル」を選択します。
- リストから (フィルターアイコン)をタップします。
- 「ボード」をタップしてから、「グループ化」をタップし、ボードビューでのアイテムの表示方法を選択します。
- テーブルビューに戻すには、 フィルターアイコンをタップし、
「テーブル」をタップします(また、必要に応じて「グループ化」を削除します)。
ビューを作成してビューを保存する
並べ替えとレイアウトのオプションをビューとして保存し、リストにアクセスできるすべての人が使用できるようにします。例えば、担当者または優先度別にリストアイテムを整理するビューを作成できます。必要に応じて、リストを開いた時に全員に表示されるデフォルトビューを設定できます。
デスクトップ
モバイル
- リストの 「すべてのアイテム」ビューから、 (フィルター)アイコンをクリックします。次に、リスト内のアイテムをフィルター、並べ替え、非表示、グループ化する方法を選択します。
- 「新規ビューとして保存する」をクリックします。
- ビューを切り替えるには、 「すべてのアイテム」をクリックしてビューを選択します。デフォルトビューを設定するには、ビューの横の (3 つのドットアイコン)をクリックし、
「デフォルトビューとして設定する」をクリックします。
- リストの「すべてのアイテム」ビューで、 フィルターアイコンをクリックします。その後、リストのアイテムに適用するフィルター、非表示化、グループ化を選択します。
- 「ボード」をタップしてレイアウトを変更します。
- 「新規ビューとして保存する」をタップし、ビューに名前をつけて「保存」をタップします。
- ビューを切り替えるには、 「すべてのアイテム」をタップしてビューを選択します。デフォルトビューを設定するには、ビューの横の (3 つのドットアイコン)をタップし、 「デフォルトビューとして設定する」をタップします。
注 :自分で作成していないリストのビューを保存するには、編集権限が必要です。
ほかの人と連携する
Slack 内のどこでもリストを共有したり、アイテムやサブタスクを割り当てたり、スレッド内のアイテムにコメントを追加したりできます。
リストを共有する
デフォルトでは、リストは直接共有したメンバーまたはチャンネルにのみ表示されます。また、一般的なアクセス権限を設定して、Slack で検索によってあなたのリストを見つけたメンバーが、そのリストを閲覧または編集できるようにするかどうかを決定することもできます。
デスクトップ
モバイル
- リストの右上にある「共有」をクリックします。
- メンバーまたはチャンネルの名前を入力し、「編集可能」ドロップダウンメニューをクリックして、相手がリストを表示または編集できるかどうかを決定し、「共有」を選択します。指定したユーザーまたはチャンネルにリストがメッセージで送信されます。
- 一般的な権限を設定するには、 「招待されたメンバーのみがアクセス可能」をクリックします。次に、 「[オーガナイゼーション] のメンバーなら誰でも閲覧可能」または 「[オーガナイゼーション] のメンバーなら誰でも編集可能」を選択します。
モバイルでメンバーやチャンネルとリストを共有することはできますが、一般的なアクセス権限を設定することはできません。
- リストでリスト名をタップします。次に、「Slack で共有する」をタップします。
- メンバーまたはチャンネルの名前を入力し、それらのメンバーがリストを編集または表示できるかどうかを選択します。
- 必要に応じてメッセージを追加し、「送信」をタップします。指定したユーザーまたはチャンネルにリストがメッセージで送信されます。
Tip :作成者と同じ権限をほかのメンバーに付与するには、そのメンバーをリストオーナーとして追加します。
担当者を追加する
メンバーを担当者として追加すると、そのメンバーは「リスト」ページの「あなたに割り当て済み」セクションでタスクを表示できます。リストに「担当者」フィールドがない場合は、代わりに「メンバー」フィールドを追加できます。
デスクトップ
モバイル
- リストの「担当者」または「メンバー」フィールドのメニューから 1 人以上のメンバーを選択します。
- リストに「メンバー」フィールドを追加していない場合は、先頭行の端にある (プラスアイコン)をクリックします。
- フィールドの名前を追加し、「フィールドタイプ」ドロップダウンメニューから 「メンバー」を選択します。
- 複数選択を許可するかどうか、およびリストに名前を表示するかどうかを選択し、「保存」をクリックします。
- リストの「担当者」または「メンバー」フィールドをタップし、1 人以上のメンバーを選択します。
- リストに「メンバー」フィールドを追加していない場合は、 「フィルター」アイコンをタップします。次に、「フィールドを管理する」をタップします。
- 「フィールドを追加する」をタップし、 「メンバー」を選択して、「完了」をタップします。
- フィールドの名前を追加して、複数選択を許可するかどうか、リストに名前を表示するかどうか、担当アイテムの更新についてメンバーに通知するかどうかを選択します。次に、「完了」をタップします。
Tip : 「メンバー」フィールドにメンバーを追加すると、リストがそのユーザーと共有されている場合は、 「アクティビティ」に通知が届きます。
アイテムまたはサブタスクにコメントを追加する
リストの各アイテムまたはサブタスクには専用のメッセージスレッドがあり、共有されている場所に関係なく保持されます。アイテムまたはサブタスクを開いて、スレッドに質問、コメント、最新情報を追加します。
デスクトップ
モバイル
- アイテムまたはサブタスクにマウスポインターを重ね、 「コメントを追加する」または「コメントを表示する」をクリックして、スレッドを続行します。
- メッセージを入力して送信します。
- アイテムまたはサブタスクをタップしてから、 「コメントを追加する」をタップします。
- メッセージを入力して送信します。
注 :アイテムのスレッドでメンバーをメンションすると、リストがそのメンバーと共有されている場合、メンバーの 「アクティビティ」フィードに通知が届きます。
バージョン履歴を表示する
リストの過去のバージョンにアクセスしたり、個々のアイテムに加えられた変更の詳細を表示したりできます。
- デスクトップのリストで 3 つのドットアイコンをクリックします。
- メニューから「バージョン履歴を表示する」を選択します。
- 行をクリックすると、その特定の日時におけるリストのバージョンが表示されます。変更された情報は黄色で強調表示されます。
- アイテムの詳細な履歴を表示するには、アイテムにマウスポインターを重ね、 「開く」を選択します。次に、 3 つのドットアイコンをクリックし、 「履歴を表示する」を選択します。
リストのアイテムまたはサブタスクをアーカイブする
プロプランとビジネスプラスプランでは、リストに最大 1,000 個のアイテムとサブタスクを含めることができます。Enterprise Grid では、リストに最大 5,000 個のアイテムとサブタスクを含めることができます。リストが上限に達すると最も古いアイテムが自動的にアーカイブされますが、個々のアイテム、サブタスク、またはアイテムのグループをいつでも手動でアーカイブできます。
アイテムをアーカイブする
- デスクトップの Slack でリストを開きます。
- アーカイブするアイテムを右クリックします。
- メニューから 「項目をアーカイブする」を選択します。
サブタスクをアーカイブする
- デスクトップの Slack でリストを開きます。
- アーカイブするサブタスクを含むアイテムを開きます。
- サブタスクにマウスポインターを重ねて、 「開く」アイコンをクリックします。
- 3 つのドットアイコンをクリックして、 「アイテムをアーカイブする」を選択します。
複数のアイテムをアーカイブする
複数のアイテムを一度にアーカイブする場合は、以下の方法でビュー全体をアーカイブできます。
- デスクトップの Slack でリストを開きます。
- リスト上部にある「ビュー」ドロップダウンメニューを開きます。
- ビューの横にある 3 つのドットアイコンをクリックします。
- 「表示中の項目をアーカイブする」を選択し、「アーカイブ」をクリックして確定します。
Tip : リスト内のアーカイブされたアイテムをすべて表示するには、右上の 3 つのドットアイコンをクリックし、「アーカイブされたアイテムを表示する」を選択します。
リストを削除または復元する
リストの作成者またはオーナーは、リストを削除することができ、削除後 24 時間以内であれば復元も可能です。
リストを削除する
- デスクトップでリストを開きます。
- 3 つのドットアイコンをクリックして、「リストを削除する」を選択します。
- 「リストを削除する」をクリックします。
削除したリストを復元する
リストは、削除後 24 時間以内であれば復元できます。
- デスクトップで、 「その他」にマウスポインターを重ね、 「リスト」を選択します。
- サイドバーで「削除済み」をクリックします。
- 復元するリストを見つけて、 リストの復元アイコンをクリックします。
- 「リストを復元する」をクリックします。