Slack でのアプリ使用ガイド
アプリによって、ご使用のソフトウェア(Google カレンダー、OneDrive、社内専用ツールなど)を Slack と連携させることができます。使うツールすべてを 1 か所に集められるので、作業効率が上がり、ワークスペース内のメンバー間の共同作業をいっそう効果的に進められます。
次の点をご確認ください。
- Slack 上で使用できるアプリには、いくつかのタイプがあります。Slack が構築したアプリ、サードパーティ製アプリ、ユーザー独自のアプリです。アプリの構築方法によって、ワークスペースにおけるインストール方法および管理方法、さらには操作できる場所と方法が変わります。
- デフォルトではワークスペースのメンバー全員がアプリをインストールできますが、オーナーと管理者がインストール権限を制限することもできます。アプリがワークスペースにインストールされると、すべてのメンバーが自分のアカウントを接続してそのアプリを使えるようになります。
- Slack Marketplace からアプリをインストールする前に、プライバシーポリシーやセキュリティ、コンプライアンス情報(アプリ開発者が提出している場合)について、そのアプリのページから確認できます。アプリを Slack にインストールする場合は、信頼できるサービスだけを選ぶようおすすめします。
アプリを検索する
ワークスペースのセットアップ中や、Slack で使えるアプリすべてを確認したい場合は、Slack Marketplace にアクセスしてください。ワークスペースのメンバーが、自分のワークスペースにすでにインストールされているアプリを探す時は、アプリブラウザを使用します。
Slack Marketplace でアプリを閲覧する
特定のアプリを探している場合や、自分の業務に合ったアプリを探している場合は、 Slack Marketplace にある 2,000 を超えるアプリを閲覧できます。
参加中のワークスペースのアプリを表示する
デスクトップ版の Slack では、参加中のワークスペースにほかのメンバーがインストールしたアプリを表示できます。アプリブラウザを開くには、サイドバーの 「その他」にマウスポインターを重ね、 「自動化」を選択し、 「App」をクリックします。
ワークスペースにアプリを追加する
デフォルトでは、ワークスペースのメンバー全員が Slack にアプリをインストールできます。使いたいアプリが見つかったら、Slack Marketplace のアプリページで「Slack に追加」ボタンをクリックします。アプリのインストール権限がない場合は、代わりにアプリのリクエストを申請できます。
ワークスペースにインストールされたアプリは、ワークスペースのメンバー全員がすぐに使えるようになります。通常、アプリをインストールした人はインストールの過程で自分のアカウントをそのアプリに接続しますが、ほかのメンバーも使用前に自分のアカウントを接続する必要があります。一部のアプリは、機能を最大限活用するために個別のチャンネルに追加する必要もあります。これを行うには、チャンネルヘッダーでチャンネル名をクリックしてから「インテグレーション」タブを選択するか、チャンネルに送信されたメッセージでアプリをメンションします。
アプリを活用する
アプリを使って作業する
アプリの使用・操作方法は、アプリがどのように構築されたかによって異なります。アプリの機能には次のようなものがあります。
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アプリのホームタブやメッセージタブ
アプリのホームタブでは、アプリ情報の表示やアプリの設定などが行えます。メッセージタブには、アプリから届いたメッセージが表示されます(例 : Google カレンダーイベントの更新情報が記載されたメッセージ)。
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アプリのショートカット
一部のアプリには、Slack でアクションを実行するために使用できるショートカットがあります。メッセージフィールドの左側にある スラッシュアイコンをクリックして、アプリのショートカットまたはスラッシュコマンドを検索します。 -
アプリからのメッセージ数
一部の Slack アプリは、メッセージやポストをチャンネルに投稿できます。アプリからダイレクトメッセージ(DM)が届いたり(例 : アプリが作成したアンケート記入用のリンクが記載されたメッセージ)、チャンネル内でアプリが投稿したメッセージを目にしたりすることがあるでしょう。 -
AI アシスタントと AI エージェント
有料プランでは、AI エージェントまたは AI アシスタントを搭載したアプリによって、会話型 AI を Slack に統合できます。AI エージェントまたは AI アシスタントを搭載したアプリを Slack に追加し、Slack の右上にあるアプリアイコンをクリックして会話サーフェスを開くと、チャンネルや DM と並行して AI とやり取りすることができます。
別のサービスに新規登録する
ほとんどの Slack アプリは使用するために、開発元のサービスのアカウントが必要になります。アプリ開発者は、Slack アプリを無料で利用できるようにするか、サービスの有料アカウントを必須にするかを選択できます。
アプリ開発者がアプリの料金プランの要件を提出している場合、その情報は Slack Marketplace のアプリページに表示されます。
料金プラン | 説明 |
無料 | サービスと Slack アプリを無料で利用できます。 |
無料プランと有料プランを利用可能 | サービスと Slack アプリを無料で利用できますが、有料プランもあります。 |
有料(無料トライアルあり) | Slack アプリを使用するには、サービスの有料アカウントが必要ですが、無料トライアルもあります。 |
お支払済み | Slack アプリを使用するには、サービスにおいて有料アカウントが必要です。 |
アプリのセキュリティについて理解する
Slack ワークスペースを安全に保つには、アプリが Slack とどのように連携して動作するかを理解することが重要です。それぞれの Slack アプリには独自の権限スコープのセットがあり、Slack でアクセスできる情報と、その情報の使用方法が決められています。アプリをインストールする前に、以下の点を検討するようおすすめします。
- アプリがワークスペースで動作するためにリクエストするスコープの範囲。通常、アプリは、メッセージの投稿権限、アクションの実行権限、情報の読み取り権限をリクエストします。
- アプリがワークスペース内でアクセスできる情報 : メンバーのプロフィール、チャンネル名、メッセージ、ファイルなど。
- アプリがアクセスできる情報の利用方法 : メッセージの投稿、メッセージ内容の変更、チャンネルの作成など。
追加情報
- Slack で使用するアプリのインストールや承認申請の詳細については、Slack ワークスペースにアプリを追加するをご覧ください。
- ワークスペースのオーナーは、ワークスペースで使用するアプリの承認を管理するを参照し、アプリをインストール・リクエストする権限をメンバーに対して管理する方法について詳しくご覧ください。
- ワークスペース用カスタムアプリの作成や Slack Marketplace 向けアプリの構築に関心をお持ちの場合、Slack API のドキュメントをお読みください。