Slack の音声とビデオに関する問題のトラブルシューティング

ハドルミーティング、または 通話の音声やビデオで何かお困りですか? 接続、オーディオ、ビデオ、画面共有のよくある問題をトラブルシューティングする方法をお教えします。 

注 :  2023 年 3 月 29 日を過ぎると Slack コールは利用できなくなります。ハドルミーティングへの移行中は、通話の問題に対するトラブルシューティングのサポートが制限されます。


テストを実行して問題を特定する

音声、ビデオ、画面共有のテストを実行すると、ハドルミーティングの使用時や通話時に発生する問題を特定できるようになります。テストを行ったら、この記事のトラブルシューティング情報を使い、テスト結果でフラグが立てられた問題に対処してください。以下の手順でテストを実行します。

  1. デスクトップで、右上にある自分のプロフィール写真をクリックします。
  2. メニューで「環境設定」を選択します。
  3. 左側の列の「音声とビデオ」をクリックします。
  4. 「トラブルシューティング」の下にある「音声、ビデオ、画面共有のテストを実行する」をクリックします。テストが新しいウィンドウで開きます。 
  5. 使用したいスピーカー、マイク、カメラのデバイスがドロップダウンメニューに表示されていることを確認し、「テストを開始する」をクリックします。

注 : 音声、ビデオ、画面共有のテストは、Slack デスクトップアプリと Chrome 用 Slack からのみ実行可能です。


帯域幅の問題

帯域幅の要件

ハドルミーティングや通話の利用環境は、ネットワーク接続の強度と帯域幅の広さに左右されます。 

ハドルミーティングまたは通話のタイプ ダウンロード速度 アップロード速度
音声によるハドルミーティングまたは通話 200 kbps 100 kbps
ビデオによるハドルミーティングまたは通話*(参加人数 : 2 人) 600 kbps 600 kbps
ビデオによるハドルミーティングまたは通話*(参加人数 : 3 人) 1.2 Mbps 600 kbps
ビデオによるハドルミーティングまたは通話*(参加人数 : 5 人以上) 2 Mbps 600 kbps

*画面共有の要件も以上と同じです


トラブルシューティング

帯域幅の要件を満たしているのにハドルミーティングや通話の品質に問題があったり、音声の途切れや遅れがある場合は、以下のいずれかの方法を試してみてください。 

  • 速度テストを実行して、デバイスの帯域幅が要件を満たすかどうかを再度確認します。 
  • できるようであれば、有線接続に切り替えたり、Wi-Fi ルーターに近づけたりしてください。 
  • ルーターの電源を入れ直して、リセットします。  


接続の問題

接続の問題を解決する

Slack でハドルミーティングや通話の接続を確立できない場合は、接続問題の原因を絞り込むために以下の方法を試してみてください。 

  1. Slack のデスクトップアプリまたはモバイルアプリの最新版を使っていることを確認します。最新でない場合は、アプリを更新してください。 
  2. デスクトップアプリでのハドルミーティングまたは通話に問題がある場合は、Google Chrome でワークスペースを開き、ハドルミーティングの開始や通話を試してみてください。 
  3. デスクトップアプリやブラウザで接続できない場合は、同じ Wi-Fi ネットワーク上で Slack モバイルアプリからハドルミーティングや通話を開始してみてください。接続できた場合は、コンピューターに問題がある可能性があります。例えば、ウィルス対策ソフトウェアが接続をブロックしているなどです。データ通信を使うとモバイルデバイスからハドルミーティングを開始したり通話したりできるものの、Wi-Fi ではうまくいかない場合は、ネットワークに問題がある可能性が高くなります。 

Tip : Slack にまったく接続できない場合は、接続問題のトラブルシューティングを参照してください。

ファイアウォールの設定を更新する

ファイアウォールがハドルミーティングや通話の接続問題の原因になっていることもあります。接続エラーが発生している場合、ご自身で(または自社の IT チームの担当者が)アウトバウンドの接続設定を調整する必要がある場合があります。 

  • ネットワークが UDP/22466 へのアウトバウンドトラフィックを許可する設定になっていることを確認します。許可しなかった場合、ハドルミーティングや通話では、メディア転送(ビデオと音声)に TCP/443 が使用されます。
  • TCP/443 へのアウトバウンドトラフィックを許可します。UDP/22466 へのアウトバウンドトラフィックがメディアトランスポートで許可されている場合でも、ハドルミーティングや通話を機能させるにはこれを許可する必要があります。
  • ご希望の場合は、アクセスを次の特定の IP 範囲に制限できます : 99.77.128.0/18

お使いの環境において Slack に必要なドメインを許可する必要がある場合は、*.m.chime.aws を承認するようにしてください。固定ドメインのリストは提供できません。ネットワークの中断をさけるためにワイルドカードによる許可をお勧めします。


オーディオの問題

ハドルミーティングや通話時に音声に問題がある場合は、Slack デスクトップアプリまたはブラウザを閉じて、もう一度開きます。変化がない場合は、デバイスを再起動してみてください。

オーディオの入出力ソースをチェックする

上記のどちらの方法でもうまくいかない場合は、音声とビデオの環境設定に移動して次の点をチェックしてください。

  • マイクとスピーカーの選択が正しいことを確認します。
  • マイクに話しかけてマイクをテストします。話している時にボイスメーターが上下に変化しない場合は、マイクのドロップダウンメニューでほかのオプションを試してください。
  • 「テスト」をクリックしてスピーカーをテストします。スピーカーがミュートではなく、正しく機能している場合は、チャイムが聞こえます。


オーディオ設定をチェックする

オーディオがミュートになっていないことをチェックしたら、Slack にマイクへのアクセスを許可してあることを確認します。 

Mac

Windows

Chrome

  1. 「システム環境設定」を開きます。
  2. 「セキュリティとプライバシー」を選択して、「プライバシー」タブをクリックします。 
  3. 左側のリストから「マイク」を選択します。 
  4. 「Slack」の横のボックスにチェックを入れます。すでにチェックが入っている場合は、チェックを外してから、もう一度チェックを入れてください。 
Windows 10 を使っていて、ハドルミーティングや通話の相手があなたの声を聞き取れない場合は、次の方法で Slack にマイクへのアクセスを許可しているか確認してください。
  1. 「設定」を開きます。 
  2. 「プライバシー」を選択します。 
  3. 「マイク」をクリックします。 
  4. 設定をオンに切り替え、アプリからマイクにアクセスできるようにします。
  5. Microsoft Store アプリのリストから Slack を探し、設定をオンに切り替えます。


Windows 10 の既知の問題にも、Slack でシステムのデフォルトではない通信デバイス (ヘッドフォンやヘッドセットなど) を検出できないという問題があります。希望するデバイスをシステムのデフォルトとして設定するには、次の方法を使ってください。

  1. 「設定」を開きます。 
  2. 「システム」を選択します。 
  3. 「サウンド」を選択します。 
  4. 「出力デバイスを選択してください」の下のドロップダウンメニューからデバイスを選びます。 

最後に、オーディオドライバーが最新になっているかチェックします。最新でなければ、更新することで問題を解決できる可能性があります。 

次の方法を使って、Chrome 内で Slack にマイクへのアクセスを許可しているか確認します。
  1. Chrome の画面上部にある  「3 つのドット」アイコンをクリックして、メニューから「設定」を選択します。 
  2. 左サイドバーの「プライバシーとセキュリティ」を選択します。 
  3. 「サイトの設定」をクリックします。 
  4. 「マイク」をクリックします。 
  5. Slack がブロックされていないかチェックします。「許可」リストにワークスペースの URL を追加して、Slack がいつでもマイクにアクセスできるようにします。 

注 : サードパーティ製通話アプリと Slack コールを使っている場合は、この 2 つの間で切り替えをしたときに、Slack からマイクにアクセスできなくなることがあります。上記の方法を使うと、Slack からマイクへのアクセスを Slack に再度許可することができます。


ビデオの問題

ビデオに問題がある?Slack デスクトップアプリまたはブラウザを閉じて、もう一度開いてください。デバイスを再起動してみると解決できる場合もあります。

カメラとビデオの設定をチェックする

デバイスや Slack を再起動しても効果がない場合は、次の方法を試してください。 

  • Slack デスクトップアプリを使っている場合は、Google Chrome でビデオ通話ができるかチェックしてください(Chrome を使っている場合は Slack デスクトップアプリで確認します)。
  • 音声とビデオの環境設定をチェックし、カメラの選択が正しいことを確認します。適切に選択していて、正しく機能していれば、自分のビデオのサムネイルに自分が写っているのを確認できます。  
  • 別の通話アプリ (Zoom や Webex など) でカメラが機能しているかチェックします。これらのアプリでは Slack のハドルミーティングや通話とは別の技術を使っているので、問題が続く場合は、カメラのハードウェアに問題があると考えられます。 

Tip :  外部カメラを使っている場合は、通話を開始する前にカメラのケーブルがコンピューターに接続してあることを確認してください。通話を開始してからケーブルを接続しても、ビデオは表示されません。 

カメラの権限をチェックする

ビデオによるハドルミーティングや通話の相手からあなたが見えない場合は、Slack にカメラへのアクセス権がない可能性があります。次の方法でカメラの権限をチェックしてください。 

Mac

Windows

Chrome

  1. 「システム環境設定」を開きます。
  2. 「セキュリティとプライバシー」を選択して、「プライバシー」タブをクリックします。 
  3. 「カメラ」をクリックします。 
  4. Slack の横のボックスにチェックを入れます。すでにチェックが入っている場合は、チェックを外してから、もう一度チェックを入れてください。 
  1. 「設定」を開きます。 
  2. 「プライバシー」を選択します。 
  3. 「カメラ」をクリックします。
  4. 設定をオンに切り替え、アプリからカメラにアクセスできるようにします。
  5.  Microsoft Store アプリのリストから Slack を探し、設定をオンに切り替えます。

ビデオのドライバーが最新かどうかもチェックしてください。最新でなければ、更新することで問題を解決できる可能性があります。 

  1. Chrome の画面上部にある  「3 つのドット」アイコンをクリックして、メニューから「設定」を選択します。 
  2. 左サイドバーの「プライバシーとセキュリティ」を選択します。 
  3. 「サイトの設定」をクリックします。 
  4. 「カメラ」をクリックします。 
  5. Slack がブロックされていないかチェックします。その後、「許可」リストにワークスペースの URL を追加して、Slack がいつでもカメラにアクセスできるようにします。 

注 : ビデオによるハドルミーティングや通話をしている時にコンピューターの動きが遅くなると感じたら、CPU 使用率が高くなっている可能性があります。参加者の多いハドルミーティングや通話の場合、ビデオやノイズ抑制を無効にすると、反応速度が向上する場合があります。


画面共有の問題

画面を共有できない場合は、次の方法を使ってトラブルシューティングしてください。 

Mac

Windows

macOS バージョン 10.15 を使っていて、画面を共有できない場合は、オペレーティングシステムの設定をチェックします。
  1. 「システム環境設定」を開きます。 
  2. 「セキュリティとプライバシー」をクリックしてから、「プライバシー」タブを選択します。 
  3. 左側のリストから「画面収録」を選択します。 
  4. 変更するために、 「カギ」アイコンをクリックします。 
  5. Slack の横のボックスにチェックを入れたら、 「カギ」アイコンを再度クリックして変更を保存します。 
  6. Slack デスクトップアプリを閉じて、もう一度開きます。 
Windows 10 を使っていて「画面を共有する」をクリックしてあるのにハドルミーティングや通話をしているほかのメンバーが画面を見ることができない場合、ラップトップが閉じた状態なら、開いてみてください。これで問題が解決しない場合は、外部モニターのケーブルを外すか、アンドックしてください。

注 : Linux では、画面の共有はできません。


それでも画面が共有できない?

サポートチームにご連絡ください。その際、可能でしたら以下の情報もお教えください。 

  • 音声、ビデオ、画面共有のテスト結果。
  • 問題が発生した最近のハドルミーティングまたは通話のタイムスタンプ(複数ある場合はすべて)。
  • 発生したエラーや発生している問題を示すスクリーンショットまたは画面録画。
  • 記憶しているその他の情報。例えば、問題が発生したのは、ハドルミーティングまたは通話を開始してすぐなのか、数分経過してからなのか、画面共有を開始した時点なのか、などがわかるととても参考になります。