Slack のデスクトップアプリでスクリーンリーダー (画面読み上げ機能) を使用する
スクリーンリーダーを使用して、会話を操作したり、メッセージを読み上げたり、Slack デスクトップアプリとブラウザのアクティビティにアクセスすることもできます。Slack のスクリーンリーダーは、一般に使用されるシステムの大半で互換性が保たれるよう設計されていますが、スクリーンリーダー間で使用感が多少異なる場合があります。
Tip : Slack の操作をスムーズに行えるように、重要なアクションにはキーボードショートカットをたくさん用意しています。すべてのキーボードショートカットを表示するには、⌘/ (Mac) または Ctrl/ (Windows/Linux) を押します。
トップレベルの操作
Slack のトップレベルのセクションで素早く操作するには、ARIA ランドマークを使用するか、F6 を押します。各 ARIA ランドマークには、その目的を識別するラベルがあります。
トップレベルのセクションには、メッセージリスト (メンバー種別メイン)、メッセージ入力、多目的サイドバー、ワークスペースメニュー、チャンネルサイドバー、チャンネルヘッダー、検索が組み込まれています。ランドマーク間を移動するためのキーボードショートカットは、以下のスクリーンリーダーによって異なります。
注意 : ブラウザで Slack を使用している場合には、F6 を含むコマンドと同時に ⌘ (Mac) や Ctrl (Windows) を押します。
Mac | Windows/Linux | |
VoiceOver | ⌘OptionU | CtrlOptionU |
NVDA | D | D |
JAWS |
: または Shift: すべてのランドマークを一覧表示する ⌘Insert : |
: または Shift: すべてのランドマークを一覧表示する CtrlInsert : |
別の会話に切り替える
チャンネルとダイレクトメッセージ (DM) を素早く切り替えるには、以下の手順に従って会話にジャンプします。
- ⌘K (Mac) または CtrlK (Windows/Linux) キーを押します。
- チャンネルまたはメンバーの名前を入力します。
- Enter キーを押します。
サイドバーに移動する
チャンネルと DM が一覧表示されているチャンネルサイドバーに移動して、会話を切り替えることもできます。
- F6 を押して、フォーカスをチャンネルサイドバーに表示されるチャンネルリストへ移動します。
- ↑ と↓を押して、一覧のチャンネルまたは DM に移動します。
- 選択するには Enter を押してください。
メッセージを読む
メッセージを読み、既読にするオプションは 3 つあります。これらのオプションは、「環境設定」の「既読設定」から使用できます。
注意 : どのオプションでも、メッセージを読む前に F6 を押す必要があります。ブラウザで Slack を使用している場合には、F6 と同時に ⌘ (Mac) または Ctrl (Windows) を押します。
-
前回最後にメッセージを確認したところから表示され、そこから確認をスタートします。チャンネルは既読になります。(デフォルト)
メッセージを古い順から時系列で表示します。チャンネルの最初の未読メッセージが最初にフォーカスされます。すべて既読の場合には、チャンネルで前回フォーカスしたメッセージにフォーカスが移ります。次のメッセージを閲覧するには、↓ を押します。 -
一番新しいメッセージが表示され、そこから確認をスタートします。チャンネルは既読になります。
新しい順からメッセージを表示します。チャンネル内の最新のメッセージが最初にフォーカスされ、チャンネルは既読としてマークされます。. -
一番新しいメッセージが表示され、そこから確認をスタートします。表示されなかったメッセージは未読のままになります。
新しい順からメッセージを表示します。チャンネル内の最新のメッセージが最初にフォーカスされますが、チャンネルはそれぞれのメッセージを閲覧するまで未読のままとなります。
メッセージを読むには、以下の手順に従います。
Mac
Windows/Linux
- F6 を押してメッセージ一覧にフォーカスを移動します。
- 個人メッセージ間を移動するには↑と↓を押します。
- VoiceOver ナビゲーションを使用してメッセージの内容を読み上げるには、CtrlOption→を押します。
- 引き続き↑と↓を使用して、メッセージ間を移動するには、F6 を押します。
- F6 を押してメッセージ一覧にフォーカスを移動します。スクリーンリーダーでは、自動的にフォーカスモードに切り替わります。
- 個人メッセージ間を移動するには↑と↓を押します。
- ブラウズモードを使用してメッセージの内容を読み上げるには、Tab を押します。メッセージを送信したメンバーの名前にフォーカスが移動すると、そこからスクリーンリーダーのショートカットを使用できます。
- ブラウズモードを終了し、引き続き↑と ↓を使用してメッセージ間を移動するには、F6 を押します。
メッセージ間を移動する
次のキーを使用して、メッセージ間を素早く移動できます。
- Page Up または Page Down : 上か下へ移動します。
- End : 直近のメッセージに移動します。
- ShiftPage Up : 前日の最初のメッセージに移動します。*
- ShiftPage Down : 翌日の最初のメッセージに移動します。*
* これらのキーを使用して、スレッド表示または全未読表示のメッセージ間を移動することはできません。
メッセージコンポーネント
Slack のメッセージの各コンポーネントにはカスタムラベルが付いているため、表示している内容が簡単にわかります。スクリーンリーダーでは、メッセージ全体を読み上げ、現在の要素を順番に呼び出します。読み上げる順番は次のとおりです。
- メッセージのヘッダー : 作成者とタイムスタンプ。
- メッセージのメインコンテンツ : 作成者が入力したメッセージ。
- メッセージのフッター :リアクション、返信や添付ファイル (ファイル、リンクのプレビューなど) の数。
- 状況に関する情報 : メッセージがピン留めされているか、ブックマーク付きかに関する情報。
- 添付 :説明や内容。
スレッドを開始またはスレッドに返信する
- F6 を押してメッセージ一覧にフォーカスを移動します。
- ↑と↓を押して、スレッドを開始または返信するメッセージに移動します。
- スレッド画面を開くには、→を押します。スレッドを開始またはスレッドに返信する元のメッセージに、フォーカスが移動します。
- 既存のスレッドに返信がある場合は、↓ を押すと時系列順に表示されます。
- スレッドを開始またはスレッドに返信するには、入力を始めます。メッセージフィールドにフォーカスが移動します。
Tip : ←を押して、スレッドの返信が追加された元のメッセージにフォーカスを戻します。
アクティビティにアクセスする
アクティビティに素早くアクセスして、最近のメンションや絵文字リアクションを確認するには、CtrlShiftM を押します。以下の手順に従って、アクティビティに移動することもできます。
- チャンネルヘッダーに移動するにはF6 を押します。
- Tab を押して 「アクティビティ」 ボタンに移動し、Enter を押します。
- Tab を押すと、画面上のさまざまなアクションにフォーカスを移動することができます。
- メッセージを時系列で表示するには、↑ と ↓ を押します。
Tip : スクリーンリーダー使用中に通知を受信するには、Slack デスクトップアプリをダウンロードしてデスクトップ通知を有効にします。