Slack からプロフィール情報を削除する
一般データ保護規則(GDPR)、カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)など、データのプライバシーに関してグローバルに適用される法令を遵守するため、ワークスペースまたは Enterprise Grid オーガナイゼーションのプライマリーオーナーは、メンバーのプロフィールを削除することができます。
背景について
- プライマリーオーナーは、ワークスペースまたは Enterprise Grid OrG のデータを管理します(Slack では、このデータを「顧客データ」と呼びます)。このデータには、メンバーが送信したコンテンツとメンバーのプロフィール情報が含まれます。
- Slack ワークスペースや OrG を退会するメンバーは、自身のプロフィール情報の削除をリクエストできる場合があります。プロフィール情報を削除する必要があるかどうかの判断は、データの管理者であるプライマリーオーナーが行います。
- メンバーのアカウントが解除されると、プロフィールを削除できるようになります。プロフィール情報は一度削除すると、もとに戻すことはできませんのでご注意ください。
注 :ワークスペースの使い勝手に影響が及ぶ可能性があるため、管理目的でのプロフィール削除は推奨していません。メンバーのアカウントが重複している場合は、代わりにアカウントの重複を修正する手順に従ってください。
プロフィール情報とは?
Slack からメンバーのプロフィールを削除すると、対象メンバーについて以下の個人識別情報が削除されます。
- 表示名
- 氏名
- プロフィール写真
- 電話番号
- メールアドレス
- 役職
- カスタムプロフィールフィールドの詳細
- 使ってほしい人称
プロフィール情報とみなされないコンテンツは、Slack から削除されません。これには、次のようなものが含まれます。
- 対象メンバーがチャンネルやダイレクトメッセージに送信したメッセージの内容
- 対象メンバーが作成した canvas やファイル
注 :プロフィールが削除されたメンバーの氏名と表示名は @deactivateduser と表示されます。Slack Atlas の表示専用プロフィールでは、削除しても氏名と表示名が保持されます。
プロフィールの削除リクエストを提出する
メンバーは、自分のプロフィールの削除リクエストを提出できます。ただし、リクエストを提出しても、プロフィールが削除されるとは限りません。ユーザー向けサービス利用規約に従い、プロフィール情報を削除するかどうかは、プライマリーオーナーが判断します。
フリー、プロ、ビジネスプラスプラン
Enterprise Grid プラン
まだワークスペースにアクセスできる場合は、ワークスペースのプライマリーオーナーに連絡することをおすすめします。連絡が取れない場合は、Slack があなたに代わってリクエストの転送をお手伝いします。
方法 1 :ワークスペースのプライマリーオーナーに連絡する
- ワークスペースのプライマリーオーナーの連絡先は、ワークスペースの設定ページから確認できます。
- アカウントを解除します。
- ワークスペースのプライマリーオーナーに連絡し、プロフィール情報の削除をリクエストします
方法 2 :Slack に問い合わせる
ワークスペースのプライマリーオーナーと連絡が取れない場合は、Slack があなたに代わりプライマリーオーナー宛てにリクエストの転送をお手伝いします。
- feedback@slack.com までメールで連絡します。その際、アカウントを正しく特定できるよう、あなたのワークスペースの URL とあなたの Slack アカウントに関連づけられたメールアドレスを記載してください。
- リクエストはワークスペースのプライマリーオーナーに転送されます。
可能であれば、OrG のプライマリーオーナーに直接連絡することをおすすめします。ただし、プライマリーオーナーが不明な場合は、リクエストの転送をお手伝いできます。
- feedback@slack.com までメールで連絡します。その際、アカウントを正しく特定できるよう、あなたの OrG の URL とあなたの Slack アカウントに関連づけられたメールアドレスを記載してください。
- リクエストは OrG のプライマリーオーナーに転送されます。
注 :Slack Atlas の表示専用プロフィールの削除を希望する場合は、Slack 管理者にお問い合わせください。
メンバーのプロフィールを削除する
フリー、プロ、ビジネスプラスプラン
Enterprise Grid プラン
ワークスペースのプライマリーオーナーは解除済みメンバーのプロフィールを削除できます。
- デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「メンバー管理」をクリックします。
- 削除したいプロフィールの横にある (3 つのドットアイコン)をクリックします。
- 「プロフィールを削除する」を選択します。このオプションは、メンバーのプロフィールがすでに解除されている場合にのみ表示されます。
- ボックスにチェックを入れ、「プロフィールを削除する」を選択して確定します。
デフォルトでは、OrG のプライマリーオーナーが解除済みメンバーのプロフィールを削除できます。ほかの OrG オーナーと OrG 管理者に削除を許可することもできます。
- デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「オーガナイゼーションの設定」をクリックします。
- 左サイドバーの 「メンバーディレクトリ」をクリックし、「メンバー」を選択します。
- 右上の「解除されたメンバーを表示する」をクリックします。
- 削除したいプロフィールの横にある (3 つのドットアイコン)をクリックします。
- 「プロフィールを削除する」を選択します。
- ボックスにチェックを入れ、「プロフィールを削除する」を選択して確定します。
注 :SCIM を使用して Slack Atlas の表示専用プロフィールを削除できます。