訴訟ホールドを作成および管理する

Enterprise Grid オーガナイゼーションでは、訴訟ホールド管理者のシステムメンバー種別を持つメンバーなら誰でも特定のメンバーに対して訴訟ホールドを設定し、そのメンバーによって Slack 内でやり取りされたメッセージやファイルを安全に保存できます。

この機能でできること

  • 訴訟ホールドを作成する際は、すべての会話のメッセージとファイルデータ、またはメンバーが参加しているダイレクトメッセージのメッセージとファイルデータを訴訟ホールドの対象にできます。
  • 訴訟ホールドが有効になっている場合、会話に参加しているメンバー全員から送信されたメッセージとファイルが、Slack の保存設定にかかわらず保存されます。メッセージやファイルは、メンバーが内容を編集または削除したとしても保持されます。
  • 訴訟ホールドの対象となるデータには、JSON エクスポートからアクセスするか、Discovery API を使ってアクセスすることができます。
  • 訴訟ホールドの対象に含まれるチャンネルが削除された場合、メッセージとファイルのデータは保存されません。 
  • Slack コネクトのチャンネルやダイレクトメッセージで送信されたメッセージやファイルは、訴訟ホールドの対象にはなりません。

Tip : OrG やワークスペースのプライマリーオーナーは、メンバーにコンプライアンス管理者のシステムメンバー種別を割り当てる方法を確認してください。


訴訟ホールドを作成する

  1. デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
  2. 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「オーガナイゼーションの設定」をクリックします。
  3. 左側のサイドバーで、「セキュリティ」をクリックしてから、「訴訟ホールド」を選択します。
  4. 「訴訟ホールドを作成」をクリックします。
  5. 訴訟ホールドに名前をつけ、必要に応じて説明を記入します。
  6. どの会話を対象にするかを選択し、任意で日付範囲を追加します。
  7. 「管理者を追加する」をクリックします。訴訟ホールドの対象に含めるメンバーを選択し、「追加」をクリックします。
  8. 「保存」をクリックします。

Tip : 訴訟ホールドに含められる管理者の最大数は 1,000 ですが、作成できる訴訟ホールドの数に制限はありません。管理者の制限に達したら、残りのメンバー用に新しい訴訟ホールドを作成できます。


訴訟ホールドを編集する

訴訟ホールドを編集して名前や説明を変更したり、管理者として含めるメンバーを変更したりできます。

  1. デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
  2. 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「オーガナイゼーションの設定」をクリックします。
  3. 左側のサイドバーで、「セキュリティ」をクリックしてから、「訴訟ホールド」を選択します。
  4. 訴訟ホールドの横にある  3 つのドットアイコンをクリックし、「詳細を編集する」を選択します。
  5. 名前や説明を編集します。または、「管理者」セクションでメンバーを追加したり外したりします。
  6. 「保存」をクリックします。

注 :日付範囲の編集や、訴訟ホールドの対象となる会話の変更はできません。

訴訟ホールドを解除する

  1. デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
  2. 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「オーガナイゼーションの設定」をクリックします。
  3. 左側のサイドバーで、「セキュリティ」をクリックしてから、「訴訟ホールド」を選択します。
  4. 訴訟ホールドの横にある  3 つのドットアイコンをクリックし、「解除」を選択します。
  5. 「解除」をクリックして確定します。

Tip : 必要に応じて、解除した訴訟ホールドを再度有効にできます。訴訟ホールドの横にある  3 つのドットアイコンをクリックし、「有効にする」を選択します。

誰がこの機能を利用できますか?