Slack リスト : リクエストの収集とトリアージ
Slack で受け取ったリクエストを別のツールで管理する必要がある場合、タスクの追跡が面倒に感じられたり、情報が欠落したりすることがあります。Slack リストを使用すれば、収集プロセスの簡素化、リクエストのトリアージ、リクエストを見る必要がある全員がいる場所での話し合いが Slack で直接行えます。
フォームでリクエストを収集する
チームメンバーが IT ヘルプデスクにサポートをリクエストするときに使用するチャンネルを作成したとします。リクエストを手動でスプレッドシートに追加するのではなく、リクエストを収集・追跡するリストを作成すると、プログラムを切り替える必要がなくなります。
Tip : Slack リストは、クリエイティブのリクエストの管理、部門の枠を越えたチームからのフィードバックの収集、アイデアのバックログの保存などにも便利です。
新しいリストを作成する
リストをゼロから始めるか、いずれかのテンプレートを使用します(ヘルプリクエストテンプレートが最適です)。
- デスクトップで、 「その他」にマウスポインターを重ね、 「リスト」を選択します。
- 右上の 「新規」をクリックし、 「リスト」を選択します。
- 必要に応じて、左側の列から「ヘルプリクエスト」テンプレートを選択し、「テンプレートを使用する」をクリックします。
リストをカスタマイズする
含める情報に合わせてリストをカスタマイズします。「ヘルプリクエスト」テンプレートには、「リクエスト」、「カテゴリー」、「優先度」が自動的に追加されていますが、必要に応じてフィールドを追加、編集、または削除できます。
フィールドを追加する
フィールドを編集する
フィールドを削除する
- リストの先頭行の端にある (プラスアイコン)をクリックします。
- フィールドの名前を入力し、フィールドタイプを選択します。メッセージに従い、その他のオプションを選択します。
- 「保存」をクリックします。
- リストの先頭行にあるフィールドをクリックし、 「フィールドを編集する」を選択します。
- フィールドの名前を編集し、「フィールドタイプ」を選択して、データの書式を変更します。
- 「保存」をクリックします。
- リストの先頭行にあるフィールドをクリックし、 「フィールドを削除する」を選択します。
- フィールドの削除を確定します。
フォームの自動化を追加する
自動フォームでリクエスト収集プロセスを簡素化できます。
- リストの右上にある「フォーム」をクリックし、「フォームを設定する」または「フォームを追加する」をクリックします。
- フォームの質問を確認し、 (目のアイコン)をクリックして、フォームに表示されないフィールドを除外し、「ワークフローを公開する」をクリックします。
- フォームを編集するには、 「ワークフロービルダーで開く」をクリックします。それ以外の場合は、 「フォームを共有する」または「完了」をクリックします。
メンバーがフォームを送信すると、リストに新しいアイテムが追加され、フィールドデータにはフォームからの回答が記入されます。
Tip : どのメッセージもリスト項目にできます。会話で、メッセージにマウスポインターを重ねて (3 つのドットアイコン)をクリックし、「リストに追加する」を選択します。
リクエストをすばやくトリアージする
リクエストを収集してリストに自動的に追加するフォームを設定したので、優先度とチームメンバーを割り当ててリクエストをトリアージできます。その後、リストを並べ替えてフィルタリングすることで、必要な方法でリストを整理できます。
優先度とチームメンバーを割り当てる
リクエストを受信したら、優先度を設定してチームメンバーに割り当て、各リクエストの担当者を明確にします。
- ヘルプリクエストのリストテンプレートで始めた場合は、「担当者」フィールドが作成されていますので、ステップ 4 に進んでください。そうでない場合は、リストの先頭行の端にある (プラスアイコン)をクリックして、新しいフィールドを作成します。
- フィールドの名前を追加し、「フィールドタイプ」ドロップダウンメニューから 「メンバー」を選択します。
- 複数選択を許可するかどうか、およびリストに名前を表示するかどうかを選択し、「保存」をクリックします。
- アイテムの メンバーフィールドをクリックし、メンバーを検索して選択します。
並べ替えとフィルター
担当者で並べ替えたり、優先度でフィルタリングしたりするなど、必要な方法でリスト内のリクエストを整理します。
- リストから フィルターアイコンをクリックします。
- 「ビューを編集する」で、リストのアイテムを並べ替えたり、フィルタリングやグループ化を行ったり、非表示にしたりする方法を選択します。テーブルレイアウトまたはボードレイアウトを選ぶこともできます。
- リストを整理した方法に戻るには、「ビューを保存する」をクリックし、「変更を保存する」または「新規ビューとして保存する」をクリックします。
- 保存したビューを切り替えるには、 「すべてのアイテム」をクリックします。
背景情報を失わずに項目について話し合う
フォローアップの質問や、チームメンバーとの連携がリスト内で行われるため、背景情報が 1 か所にまとまります。適切なメンバーにリストを共有し、項目のメッセージスレッドで特定のタスクについて話し合うことで、誰がリストにアクセスできるかを管理できます。
自分のリストを共有する
リストを見る必要がある特定のメンバーに共有します。リストをチャンネルで共有することもできます。
- リストの右上にある「共有」をクリックします。
- 「一般」タブで、ワークスペースの全員に付与するアクセス権限を「制限付き」、「閲覧可能」、「編集可能」から選択して、「保存」をクリックします。
- 「チャンネル」または「ユーザー」タブで、リストで共同作業を行えるユーザーの名前かチャンネルを追加して、「共有」をクリックします。指定したユーザーまたはチャンネルにリストがメッセージで送信されます。
Tip : リストの共有先を確認するには、リストの右上の「共有」をクリックし、「チャンネル」タブと「メンバー」タブを確認します。
メッセージスレッドを作成する
フォローアップの質問をするなど、リクエストについて集中して話し合う必要がある場合は常に、リスト内にメッセージスレッドを作成します。
- リストで、アイテムにマウスポインターを重ね、 「コメントを追加する」をクリックしてスレッドを開始するか、 「コメントを表示する」をクリックしてスレッドを続行します。
- メッセージを入力し、 「送信」を押します。
注 :サイドバーの 「スレッド」をクリックすると、ほかのスレッドと同じ場所でリストアイテムに関するメッセージスレッドを読んで返信することができます。