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Slackはエンジニアの「王国」!常に働き方の革新に挑む、SansanのSlack活用法

「Slackのような、いわゆる『イケてるツール』を使っていること自体がすごく重要で、職場の魅力に直結する部分でもあると思っています。」

sansan取締役 Eight事業部長塩見 賢治 氏

名刺の管理・活用という、ビジネスマン共通の課題を解決するサービス「Sansan(サンサン)」「Eight(エイト)」を展開する、Sansan株式会社。創業10年目の同社は、およそ300名の従業員のうち、3分の1がエンジニアという組織です。創業初期より社内共通のコミュニケーションツールを導入していましたが、それに加え、2015年よりSlackの利用をスタートしました。

Slackは、現場からの「使いたい」という声で導入を決めた、エンジニア待望のツールだったそうです。現在Slackは、開発基盤として、また「エンジニアの王国」として、エンジニアメンバーの「新しい働き方づくり」に大きな役割を果たしています。また同社は、「ビジネスの出会いを資産に変え、働き方を革新する」可能性に挑み続けるために、自社サービスとSlackの連携も計画しています。

現場の声で導入を決めた「単なるチャットツール」が、今や開発基盤に。

Sansanは、2015年2月にSlackの利用をスタートしました。当時既に、全社共通の社内コミュニケーションツールは導入済み。しかしそれに加えて、エンジニアの開発効率をより高めるために、Slackを導入することを決めたのです。

きっかけとなったのは、「開発環境とSlackを接続することで、もっと生産性が上がる。チームを横断したリアルタイムな連携も可能になるので、ぜひ使いたい」という、現場エンジニアの声でした。塩見さんは当初、Slackに対して「単なるチャットツールではないのか? 何がそんなに良いのか?」という気持ちもあったと言います。

ところが現在は、社内の全エンジニアのコミュニケーション・開発の基盤として、Slackが日々アクティブに活用されています。GitHubを中心とした開発ツールとの連携はもちろんのこと、MackerelやNew Relic、OpsGenieといったサービスの監視・アラート系のシステムの通知基盤にもなっているため、円滑なサービス運営にも繋がっています。

またエンジニアのみならず、プロダクトマネージャーなどのメンバーも、エンジニアとの細かいコミュニケーションや、障害発生時の状況確認のためにSlackを活用しています。今や、従業員のおよそ25%にあたる76名が、Slackユーザーです。

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「Slackを導入してから、インテグレーションが楽になりました。絵文字で感情が表現できて、チーム内でのカジュアルコミュニケーションが取りやすいのも助かっています。」

Sansan株式会社 取締役 Eight事業部長塩見 賢治 氏
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「働き方の革新」を、自ら実践し続けていく Sansan の在り方

そもそもSansanが目指すのは、「ビジネスの出会いを資産に変え、働き方を革新する」こと。この「働き方の革新」を自ら体現していくため、創業当時から、コミュニケーションや業務フローの最適化、生産性の向上に積極的に取り組んできました。

例えば創業2年目の2009年には、「社内メール禁止」を宣言。メールの確認に奪われる時間をなくし、より効率的な情報共有を行うための社内SNSを導入しました。

また、ビデオ会議ツールを活用したリモート営業や、東京本社から離れた場所でのサテライトオフィスの運営にも、いち早く取り組んでいます。

IT化が進んだことで実現可能になった新しい働き方を、まず自ら率先してやってみる、という思想が、Sansanには根付いているそうです。Slackの導入に際しても、「エンジニアの働き方をより良くする環境づくりは、最大限にサポートするべき」という思想がありました。

「Slackのような、いわゆる『イケてるツール』を使っていること自体がすごく重要で、職場の魅力に直結する部分でもあると思っています」と、塩見さん。

実際にSansanでは、Slackはある種「エンジニアの王国」として機能しており、エンジニアが自由にのびのびと開発をするための空間づくりの役割も果たしているそう。そしてその運営も、エンジニアメンバーの自主性に任されています。現場のエンジニアからも、「Slackを導入してから、インテグレーションが楽になりました。絵文字で感情が表現できて、チーム内でのカジュアルコミュニケーションが取りやすいのも助かっています。機能拡張でほしいものがどんどん手に入るので、その点も魅力的です」という声が上がっているそうです。

Slack との連携で、自社サービスをよりビジネスライフに組み込みたい

また同社は現在、提供する個人ユーザー向けの名刺管理アプリEightと、Slackとの連携を進めています。

ユーザー数も180万人を越え(※2017年10月現在)、Eightは、そのデータを名刺管理だけではない新たな価値に転換していこうとしています。目指すのは、個人のビジネス戦闘力を上げるための武器となることです。

そして、常に新しい価値を提供し、新たなチャレンジを続けていくためにも、Slackとの連携には大きな可能性を感じているそうです。「Slackと連携させることで、ビジネスライフの中によりEightを組み込んでいくような仕組みを作っていけるのではないかと思っている」と塩見さん。紙の名刺の体験をデジタルに置き換えていくために、Sansanはこれからも、未来に向かって1歩ずつ進んでいきます。