Salesforce と Slack を連携させる
Salesforce と統合する Slack 機能(Agentforce や Salesforce チャンネルなど)をセットアップするには、Slack と Salesforce の接続を設定します。Salesforce と Slack を接続すると、メンバーの Salesforce のアカウントを、対応する Slack のアカウントにマッピングできます。これにより、適切なメンバーが適切なツールを利用できるようになります。
注 :Slack を使い始めたばかりの場合、Salesforce OrG に自動的に接続されるワークスペースを Salesforce 内で作成することができます。
要注意
Slack と Salesforce の接続を開始する前に、あらかじめ確認しておくべき重要なポイントがあります。
- Slack を Government Cloud Salesforce 組織に接続することはできません。
- 現在、Salesforce 組織に接続されているワークスペースを Enterprise オーガナイゼーションに移行することはできません。
- Salesforce の IP 制限が有効になっていると、Slack と Salesforce の接続に依存する機能が正しく動作しない場合があります。最適な利用体験のために、IP 制限を無効にすることを検討してください。
- Salesforce 組織の URL を変更した場合は、Slack への接続を更新する必要があります。
注 : Salesforce との接続には、Salesforce プラットフォームインテグレーションユーザーが使用されます。このユーザーを通じて Salesforce チャンネルなどの機能に必要なオブジェクトタイプへのアクセスを管理します。必要に応じて、Slack インテグレーションユーザーの権限セットを調整して、デフォルトでは含まれていないオブジェクトを含めることができます。
接続を作成する
Slack では最大 20 個の Salesforce Org を接続できます。以下の手順を追加する OrG ごとに繰り返します。
注 :Salesforce のセットアップのステップを完了するために、Salesforce の管理者と調整してください。
ステップ 1 : Slack で Salesforce の接続をリクエストする
Slack で Salesforce の接続をリクエストする際には、メンバーの Slack アカウントと Salesforce アカウントの接続方法を選択できます。メンバーのアカウントは、Slack の「メール」フィールドまたは「SAML NameID」フィールドを使用して自動で設定することも、必要に応じて手動で設定することもできます。
- サイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「Salesforce 組織を管理する」をクリックします。
- 右上の「Salesforce 組織と接続する」をクリックします。
- Salesforce 組織の URL を入力します。
- アカウントマッピングフィールドでメールまたは SAML NameID のどちらを使用するかを選択します。必要に応じて、「アカウントの自動マッピング」をオフにして、手動でアカウントをマッピングすることも可能です。
- 「接続をリクエストする」、「OK」の順にクリックします。リクエストは承認のために Salesforce に送信されます。
注 :接続プロセスの 3 つのステップをすべて完了すると、Slack でメンバーのアカウントの手動マッピングを行えるようになります。メンバーアカウントを手動でマッピングする設定にした場合、各メンバーが自分の Salesforce アカウントを Slack で手動認証する必要があります。
ステップ 2 : Salesforce でリクエストを承認する
Slack で接続のリクエストを行うと、Salesforce システム管理者がそのリクエストを承認できるようになります。
- Salesforce にサインインして、「セットアップ」を選択します。
- サイドバーの「プラットフォームツール」で、「Slack」を選択し、「Slack の接続を管理する」をクリックします。
- 「ユーザーの設定」で、対応するマッピングフィールドを選択します。
- 利用規約に同意するボックスにチェックを入れてから、「承認」をクリックします。
ステップ 3 : Slack で接続を有効化する
オーナーと、Slack で Salesforce 管理者のシステムのメンバー種別を持っているメンバーは、Salesforce の保留中の接続を有効化できます。
- サイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「Salesforce 組織を管理する」をクリックします。
- 保留中の接続を選択します。
- 接続の詳細を確認してから、「有効にする」をクリックします。
メンバーのアカウントを手動でマッピングする
設定時にメンバーのアカウントを自動でマッピングしないことを選択した場合、Slack でアカウントの手動マッピングを行えます。Slack でメンバーの手動マッピングを行うと、メンバーには、Salesforce にサインインして Slack のアカウントと Salesforce のアカウントを接続するよう求めるメッセージが表示されます。
- サイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「Salesforce 組織を管理する」をクリックします。
- Salesforce 組織を選択します。
- ユーザータブを選択します。
- 「個別に追加する」をクリックして、追加するメンバーを検索します。メンバーを一括で追加するには、「CSV で追加する」をクリックして、表示されるメッセージに従います。
Tip : メンバーによる Salesforce へのアクセスの概要を確認するには、 「ユーザー」タブの「ユーザーマッピング CSV をエクスポートする」をクリックします。
メンバーのマッピングを解除する
Salesforce 管理者は、メンバーのマッピングを解除して、メンバーが自分のアカウントをマッピングし直せるようになります。
- Salesforce から「セットアップ」を選択します。
- サイドバーの「プラットフォームツール」で、「Slack」を選択し、「Slack の接続を管理する」をクリックします。
- 「ユーザーのマッピングの検索」を選択します。
- メンバーを検索および選択してから、「完了」をクリックします。
- 「ユーザーマッピングを削除する」をクリックします。
Salesforce との接続を管理する
接続を更新したり、接続バナーの表示を選択したりすることで、接続を管理できます。
接続を更新する
より新しい Salesforce の機能にアクセスするために、古い接続の更新が必要になる場合があります。古い接続を更新する方法は以下のとおりです。
- デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「Salesforce 組織を管理する」をクリックします。
- Salesforce OrG の横の「更新」をクリックします。
- プロンプトに従って接続を更新します。
Salesforce 接続バナーを表示する
手動でマッピングしたメンバーが自分の Salesforce アカウントを認証しやすくなるように、メンバーのサイドバーに Salesforce 接続バナーを表示するよう設定できます。
- デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「Salesforce 組織を管理する」をクリックします。
- Salesforce 組織を選択します。
- 「接続と認証」タブを選択します。
- 「Salesforce の接続バナー」の横の「有効にする」または「無効にする」をクリックします。
Salesforce と Slack の接続を解除する
Salesforce 組織との接続が不要になった場合は、解除することが可能です。
- デスクトップのサイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「Salesforce 組織を管理する」をクリックします。
- Salesforce 組織の横にある 3 つのドットアイコンをクリックし、「組織との接続を解除する」を選択します。
- 詳細を確認したら、「連携を解除する」をクリックして完了します。
誰がこの機能を利用できますか?
- ワークスペースのオーナー / 管理者(フリー、プロ、ビジネスプラスプラン)、OrG オーナー / 管理者(Enterprise プラン)、Slack で Salesforce 管理者のシステムのメンバー種別を持っているメンバー
- すべてのプランで利用できます