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Slack は、黒人コミュニティへの暴力と白人至上主義に抗議します

Slack チーム一同作成2020年6月2日

George Floyd さんの殺害、そしてこれまでの警察による黒人への暴力行為の数々、さらにほぼ平和的に行われている抗議に対する暴力的な対応に、私たちは恐ろしくなると同時に、うんざりしています。私たち Slack は黒人の従業員、ユーザーの皆さん、コミュニティとともに立ち上がります。

先週、Slack の CEO は全従業員に対して社内メッセージを投稿しました。ただその時点では外部には公表しないと決めていました。ただのアピールや中身のないパフォーマンスのように受け取られることを懸念したからです。

私たちは正しい行いをしてきたのか?自身の社内での体験が Slack の理想やコミットメントに沿っていないと感じている黒人の従業員はどう思うのだろうか?どの団体に寄付すべきなのか?より多くのコミュニティと連携するには?この構造自体を変えるにはどんなアクションが最適なのか?

しかし、今は黙っている時ではありません。「共感」と「チームワーク」は私たちが大切にしている価値観です。私たちは黒人に対する愚かな暴力、そして白人至上主義に抗議します。ここで、Slack の CEO @stewart が先週投稿した内容を紹介します。

Internal message from Slack CEO
Stewart Butterfield のメッセージの翻訳版はこの記事の末尾にあります。

今後のアクションについては、追って発表することを約束します。それまでの間、皆さんが安全に過ごし、一刻も早く現在の暴力が止むことを願っています。そして、この危機がこれまで数百年続いた社会構造をようやく変えるスタート地点となることも。#BlackLivesMatter

このメッセージの元となったツイートを表示するには、こちらをクリックしてください

Slack CEO の Stewart Butterfield が 5 月 28 日に従業員に向けて送ったメッセージの全文 :

今日は皆さんに、少し時間を取って Slack の外で起こっている出来事に目を向け、考えてもらいたいと思います。これは、平等や正義、思いやりをとても大切にしている私たち全員が、人間として向き合うべき内容です。

2014 年 7 月 17 日、Eric Garner さんがニューヨークの路上で警察官によって殺害されました。彼は黒人であり、父親であり、息子でした。殺害される時、彼は「息ができない」と繰り返し訴えました。

約 6 年後の今週月曜、5 月 25 日、George Floyd さんがミネアポリスの警察官の手によって無慈悲に殺害されました。彼もまた黒人であり、父親であり、息子でした。そして彼もまた、「息ができない」と繰り返し訴えました。

この 2 件の愚かな殺害行為と、その間に起きた何十件もの事件により、すべての国民の安全を守るはずの機関に根づく構造的な不平等と人種差別が明るみになりました。今、その実態はとてもはっきりと見えるようになっています。パンデミックによって公衆衛生における不平等が浮き彫りになるなか、Ahmaud Arbery さんが白昼に路上で殺害され、多くの人が衝撃を受けました。数々の暴力行為に先立つ舞台裏を垣間見たように感じていた時に、セントラルパークにいた白人女性がバードウォッチングをしていた Christian Cooper さんの命を危険にさらし、その安易な無神経さにも愕然としました。これらすべての事件によって、白人優遇・至上主義に基づく行為が有色人種のコミュニティに対し、いかに暴力的で致命的な影響を与えるかがあらわになったのです。

これらの恐ろしい行為はたまたま撮影されていました。そのビデオは世界中に拡散されましたが、「容疑者が協力を拒んだ」または「逃亡しようとした」という理由のもと闇に葬られた事件は何十・何百件とあります。 また、何千もの不必要な暴力、不法監禁、不当な扱い、人種的プロファイリングも行われています。肌の色だけで尊厳が日常的に軽視または侮辱され、そして機会が与えられないこと。黒人の人々が経験するこうした背景の中でこれらの事件が起こっているのです。

有色人種に対するこうした愚かな差別行為や根強く残る不当な扱いは、どこであっても許されることではありません。これらの行為は、私たちが企業として、また一緒に働く人間の集まりとして支持するものと何一つ相容れないものです。Slack は共感やチームワークといった価値観の上に成り立っています。私たちはこうした行為に抗議し、ともに働く黒人の人々と連帯して立ち上がるということを知っておいてください。

今はいつもの状態でいられなくても構いません。時間が必要だったり距離を置きたかったりしたら、そうしていいのだと覚えておいてください。また、サポートが必要な仲間やチームがいないかどうか気にかけ合ってください。その際、彼らが話したくない、またはまだその段階ではない状態でも問題はないとわかっておきましょう。

仲間のメンタルヘルスをサポートしたい人向けに、リソースをいくつか用意しました。

もっと学びたい人、アクションを起こしたい人は、次の組織にアクセスしてみてください。SPLCBlack Lives MatterACLULive FreeColor of ChangeNAACPEqual Justice InitiativeImagine Justice 私たちの心はともにあります。そして支えが必要な時、それがここにあることを覚えておいてください。

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    うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。