Agentforce in Slack をセットアップして管理する
Agentforce は、業務の特定の側面を処理するカスタムエージェントを構築するためにオーガナイゼーションが使用できる製品です。Agentforce in Slack をデプロイすると、チームは、今仕事をしているその場所でエージェントとコラボレーションできるようになります。
仕組み
- Agentforce in Slack を使用するには、Slack の有料プランを利用し、Agentforce ライセンスを購入する必要があります。
- Salesforce でエージェントを構築・カスタマイズしたら、Slack に追加して、メンバーが利用できるようにします。
- エージェントが Slack に追加されると、メンバーは、 「Agentforce」タブで自分がアクセスできるエージェントを検索してメッセージを送信したり、チャンネルでエージェントにメッセージを送信したりできるようになります。
Agentforce についてもっと詳しく : 導入ガイドにアクセスするか、Slack の営業担当者までお問い合わせください。
Salesforce でエージェントを構築する
Salesforce で Agentforce ビルダーを使用してエージェントの作成を始めるには、以下のガイダンスを活用してください。
- Slack 用のあらかじめ作成されたテンプレートを使用して、エージェントを作成します。
- トピックやアクションでエージェントをカスタマイズし、その範囲と専門知識を定義します。
- エージェントに一般的な Slack アクショントピックを追加して、canvas の作成、検索の実行、その他さまざまな Slack アクションから選択できるようにします。
注 :Slack 用のエージェントは、Agentforce の従業員エージェントタイプを使用した場合のみ構築できます。
Slack 用エージェントテンプレート
エージェントテンプレートを使うと、一般的なタスクに対応するエージェントをすばやく作成できます。テンプレートからエージェントを作成する際には、「Slack」を検索すると、利用可能なテンプレートを表示できます。Slack に利用できるエージェントテンプレートは 3 つあります。
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カスタマーインサイトエージェント
Salesforce のデータを活用して、顧客情報の要約、Slack 内の特定分野に詳しいメンバーの特定、顧客概要の作成を実行します。 -
従業員サポートエージェント
Slack 内の社内リソースや会話を使用して、よくある質問に回答することで、社内の課題を解決します。 -
研修エージェント
研修用の canvas を作成し、よくある質問にカスタムナレッジベースに基づいて回答することで、新しいチームメンバーの研修を支援します。
Salesforce と Slack を連携させる
Agentforce in Slack をセットアップするには、Salesforce 組織を Slack 連携させます。このプロセスを完了するには、Salesforce の管理者からのサポートが必要になります。
ステップ 1 : Salesforce 組織を Slack に連携させる
- 「Salesforce と Slack を連携させる」ガイドのステップに従います。
- Slack で Salesforce にアクセスする権限を付与されていないユーザーがいる場合は、Salesforce 組織の連携後に手動でマッピングする必要があります。
ステップ 2 : Slack 接続アプリをインストールする
- Salesforce から「セットアップ」を選択します。
- 「クイック検索」ボックスで、「接続アプリ OAuth 使用状況」を検索し、選択します。
- 「Slack」までスクロールし、右側の「インストール」を選択します。
- 「インストール」をクリックして完了します。
注 :Slack で Salesforce アカウントを持っていないユーザーは、Agentforce in Slack にアクセスするために暫定的な Salesforce ライセンスが必要になります。もっと詳しくは、Salesforce Account Executive にお問い合わせください。
ステップ 3 : アカウントをマッピングする
メンバーの Salesforce アカウントと Slack アカウントを連携させます。Slack でメンバーの手動マッピングを行う場合、メンバーには、Salesforce にサインインして Slack のアカウントと Salesforce のアカウントを連携させるよう求めるメッセージが表示されます。
プロプランとビジネスプラスプラン
エンタープライズ向けプラン
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「ホーム」タブで、サイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「ワークスペースの設定」をクリックします。
- 左サイドバーの「その他管理項目」で、 「Salesforce 組織」を選択します。左サイドバーが見当たらない場合、左上の 「メニュー」をクリックして見つけます。
- ユーザータブをクリックします。
- 「個別に追加する」を選択して、追加するメンバーを検索します。メンバーを一括で追加するには、「CSV で追加する」をクリックして、表示されるメッセージに従います。
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「ホーム」タブで、サイドバーにあるオーガナイゼーション名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「オーガナイゼーションの設定」をクリックします。
- 「Salesforce」をクリックし、「Salesforce 組織」を選択します。
- ユーザータブをクリックします。
- 「個別に追加する」を選択して、追加するメンバーを検索します。メンバーを一括で追加するには、「CSV で追加する」をクリックして、表示されるメッセージに従います。
Tip : Slack で Salesforce 管理者のシステムのメンバー種別が割り当てられているメンバーは、Salesforce 組織を連携して、アカウントをマッピングできます。
Slack にエージェントを追加する
Salesforce と Slack の連携を完了すると、エージェントを追加する準備が整ったことになります。従業員エージェントに対するメンバーのアクセスは、Salesforce の権限に基づき、自動的に割り当てられることにご注意ください。Agentforce サービスエージェントをインストールする場合は、インストール完了時に必ずメンバーのアクセス権を割り当ててください。
ステップ 1 :エージェントの連携を作成する
最初に、Slack へのエージェントの連携を Salesforce で確立します。
- Salesforce にサインインして、「セットアップ」を選択します。
- 「クイック検索」ボックスで、「エージェント」を検索し、選択します。
- エージェントを選択します。
- 連携タブをクリックします。
- 「追加」をクリックします。
- 「連携」のドロップダウンメニューから「API」を選択します。
- 固有のインテグレーション名を入力します。
- 「連携済みアプリ」から「Slack」を選択します。
- 「保存する」をクリックします。
ステップ 2 : エージェントをインストールする
エージェントの連携を確立できたら、エージェントを Slack に追加します。
プロプランとビジネスプラスプラン
エンタープライズ向けプラン
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「ホーム」タブで、サイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ね、メニューから「Agentforce を管理する」を選択します。
- 追加するエージェントの横にある「エージェントを確認する」をクリックします。
- そのエージェントに Slack 内で割り当てられる権限を確認し、「エージェントをインストールする」をクリックします。
まず、エージェントをインストールし、OrG レベルでエージェントへのアクセス権を付与します。その後、OrG 内の特定のワークスペースにエージェントを追加できます。
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「ホーム」タブで、サイドバーにあるオーガナイゼーション名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「オーガナイゼーションの設定」をクリックします。
- 「Salesforce」をクリックし、「Agentforce」を選択します。
- 追加するエージェントの横にある「エージェントを確認する」をクリックします。
- そのエージェントに Slack 内で割り当てられる権限を確認し、「エージェントをインストールする」をクリックします。
- エージェントを使用可能にするワークスペースの横にあるボックスにチェックを入れます。
- 「ワークスペースに追加する」をクリックします。
Slack 内の Agentforce エージェントを管理する
Slack では、エージェントのプロフィール編集、メンバーアクセスの割り当て、アンインストールによってエージェントを管理できます。
エージェントのプロフィールを編集する
オーナー、管理者、エージェントビルダー、割り当てられたエージェント管理者は、Slack 上でエージェントのプロフィールを編集できます。プロフィール写真の変更、推奨されたプロンプトの調整、または別のエージェント管理者の割り当てを行うには、以下のステップに従ってください。
- デスクトップでサイドバーの 「Agentforce」をクリックします。
- サイドバーの「あなたが管理」をクリックします。
- エージェントの横にある (3 つのドットアイコン)をクリックし、次に「エージェントプロフィールを表示する」を選択します。
- 「編集」をクリックします。
- 変更するプロフィールフィールドを編集し、「保存」をクリックします。
サービスエージェントへのアクセス権を割り当てる
デフォルトでは、オーナーまたは管理者がアクセス権を割り当てるまで、誰も Slack で Agentforce サービスエージェントを使用できません。
プロプランとビジネスプラスプラン
エンタープライズ向けプラン
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「ホーム」タブで、サイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ね、メニューから「Agentforce を管理する」を選択します。
- ページ上部の「インストール済みエージェント」をクリックします。
- エージェントの横にある「エージェントを管理する」をクリックします。
- 「誰がこのエージェントを使用できますか?」の横にある「編集」をクリックします。
- エージェントを使用できるメンバーを選択し、「保存」をクリックします。
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「ホーム」タブで、サイドバーにあるオーガナイゼーション名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「オーガナイゼーションの設定」をクリックします。
- 「Salesforce」をクリックし、「Agentforce」を選択します。
- ページ上部の「インストール済みエージェント」をクリックし、エージェントを選択します。
- 「ユーザーの権限」を選択します。
- 「誰がこのエージェントを使用できますか?」の横にある「編集」をクリックします。
- エージェントを使用できるメンバーを選択し、「保存」をクリックします。
エージェントを削除またはアンインストールする
プロプランとビジネスプラスプランでは、エージェントをアンインストールできます。エンタープライズ向けプランでは、特定のワークスペースからエージェントを削除することや、オーガナイゼーションからエージェントをアンインストールすることが可能です。
プロプランとビジネスプラスプラン
エンタープライズ向けプラン
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「ホーム」タブで、サイドバーにあるワークスペース名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ね、メニューから「Agentforce を管理する」を選択します。
- ページ上部の「インストール済みエージェント」をクリックします。
- エージェントの横にある「エージェントを管理する」をクリックします。
- 右上の「管理」をクリックし、「[エージェント名] を削除する」を選択します。
ワークスペースからエージェントを削除する
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「ホーム」タブで、サイドバーにあるオーガナイゼーション名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「オーガナイゼーションの設定」をクリックします。
- 「Salesforce」をクリックし、「Agentforce」を選択します。
- ページ上部の「インストール済みエージェント」をクリックし、削除するエージェントの横にある「エージェントを管理する」をクリックします。
- 右上の「管理」を選択し、「ワークスペースから削除する」をクリックします。
- エージェントを削除するワークスペースの横にあるチェックボックスをオンにして、「次へ」をクリックします。
- 「このエージェントを削除する準備ができました」の横にあるチェックボックスをオンにし、「エージェントを削除する」を選択します。
OrG からエージェントをアンインストールする
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「ホーム」タブで、サイドバーにあるオーガナイゼーション名をクリックします。
- 「ツールと設定」にマウスポインターを重ねてから、「オーガナイゼーションの設定」をクリックします。
- 「Salesforce」をクリックし、「Agentforce」を選択します。
- ページ上部の「インストール済みエージェント」をクリックし、アンインストールするエージェントの横にある「エージェントを管理する」をクリックします。
- 右上の「管理」を選択し、「オーガナイゼーションからアンインストールする」をクリックします。
- 「このエージェントを削除する準備ができました」の横にあるチェックボックスをオンにし、「エージェントを削除する」をクリックします。
誰がこの機能を利用できますか?
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ワークスペースのオーナー / 管理者(プロプランとビジネスプラスプラン)
OrG オーナー / 管理者(エンタープライズ向けプラン) - Slack の有料プランで、Salesforce Agentforce ライセンスにより利用可能