Slack のスレッドがついたキーホルダーアイコン

スレッド形式のメッセージを使いこなすためのヒント

チームの会話をわかりやすく整理するためのアイデア

多くの人は、フォーラムやソーシャルプラットフォームでスレッド形式の会話に慣れ親しんでいますが、Slack で活用するにはちょっとしたコツがあります。

Slack のスレッドを使えば、特定のメッセージに関するディスカッションをすっきりさせることができます。ファイルに関するフィードバックを伝えたい時や、メンバーの意見に背景情報をつけ加えたい時など、スレッドはさまざまな場面で活躍します。これらはスレッドを活用できるケースのほんの一例にすぎません。ここからは、社内でスレッドを活用し、会話をスムーズに進めるさまざまな方法をご紹介します。

スレッドを使う場面とチャンネルに投稿する場面

チャンネルで新しいメッセージを投稿してさっと返答するか、スレッドを開始するかを決める際には、次の点に注目しましょう。

  • 今このチャンネルはどのくらいアクティブに使用されているか?活発に議論が行われているか?
  • チャンネルには何人のメンバーが参加しており、自分の返答は全員に関係するのか、それとも数人にしか関係しないのか?
  • メッセージに対する自分の返答は詳細か?

Slack 社内では、何百人ものメンバーが参加する活発なチャンネルではスレッドを使用しています。こういったチャンネルでは、メインチャンネルの代わりにスレッドで議論を深める方がふさわしく、多くのメンバーを煩わすこともありません。また、特定のトピックについて「本筋から外れる」ような深い議論をする場合にもスレッドを使用しています。スレッドを使えば、チャンネルを詳細情報で埋めつくすことがなく、ほかのメンバーの迷惑にならないためです。

また、フォローアップのやり取りにダイレクトメッセージを使わずに済むのもスレッドの利点です。関連する質問が、ダイレクトメッセージではなくパブリックチャンネルのスレッドに投稿されることで、情報が透明化され、検索で見つけることができるのです。

スレッドを使う 3 つのメリット

それでは本題に入りましょう。スレッドを活用することで、チームはより快適にコミュニケーションを取れるようになります。ここではそのメリットをいくつかご紹介します。

1.好きな時に会話に参加できる

チャンネルに投稿されてから数時間後、あるいは数日後にメッセージを確認すると、会話がすでに先へ進んでしまっていることがあります。スレッドを開始すれば、無理なく過去の投稿に返答したり、進行中の会話をさえぎることなくメンバーの質問に答えたりすることができます。その際、@ユーザー名を使ってメンションすることで、過去のメッセージに返答されたことが相手に通知されます。

2.社内通知チャンネルをクリアに保てる

大規模な組織の多くは、社内チームが更新情報を定期的に投稿できる、系統立った社内通知チャンネルを持っています。こうした社内通知は全員が確認すべき重要な情報なので、通常このようなチャンネルには、情報が埋もれてしまわないように、投稿できる人を決めるルールとチャンネル内の会話を制限するガイドラインを設けます。

スレッドはこのような場面に最適です。例えば、人事チームのメンバーが新しい医療保険に関する詳細情報を投稿したとします。従業員はスレッドで質問することができ、結果的に、チャンネルのほかの通知も見つけやすく、読みやすい状態に保つことができます。

3.自動化されたメッセージから会話を始める

アプリからの自動化されたメッセージを整理するチャンネルは通常、企業アカウントへ送信されたツイートや、メンバーがコードベースを更新した際の GitHub チェックインなどで溢れています。組織のほとんどは、こうした機械生成チャンネルを、単にアウトプットを追跡して後から検索するために使用しています。スレッドを使えば、チャンネルの流れをさえぎったりゴチャゴチャにしたりすることなく、どんなシステムメッセージに対しても直接メッセージを投稿して議論を交わすことができます。

Slack で自動化されたメッセージからスレッドを開始する

重要な決定事項を忘れずに周知する

スレッドの中でも重要な機能の 1 つに、メッセージを元のチャンネルにブロードキャストするチェックボックスオプションがあります。

スレッドのメッセージを Slack チャンネルに送信する

この機能を使えば、特にグループ全体に影響する会話の決定事項を周知することができます。例えば、チームの半分のメンバーが次回のミーティングの日程を変更した場合、この機能を使わないと、残りの半分はそれに気づかないという事態を招くおそれがあります。しかし、誰かがチャンネルに日程の変更をブロードキャストすれば、チームのメンバー全員にそのことが伝わり、必要に応じて予定を調整できます。

スレッドの予想外の使い方

Slack では、当初は想定していなかった形でスレッドを活用しています。「ネタバレ注意」もその 1 つです。ドラマの最終回や試合結果、パズルの解き方などをチャンネル全体に知らせないように、スレッドを使うやり方です。誰かが #television(テレビ)チャンネルに「ゲーム・オブ・スローンズの最終回を見た?ネタバレ注意!」というメッセージを投稿すると、その投稿に返信してもらい会話を整理できるだけでなく、最終回を見るまではスレッドを見ないようほかのメンバーに警告することができます。

また、スレッドを活用することで、簡潔に情報を共有できるようにもなりました。社内の #released(リリース)チャンネルは、製品チームがソフトウェアアップデートを全社的に通知する場です。目を通しやすいように、Slack では通知の投稿は簡潔に基本的な事実を述べるようにし、詳細情報は各通知のスレッドに 1 つ目の返信として加えるようにしています。

スレッドに詳細を加える

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うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。