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Slack での開発がより簡単に – 開発者と管理者向けの新ツールを本日提供開始

Slack チーム一同作成2024年3月6日

今週、私たちは開発者向けカンファレンス TrailblazerDX において、Slack にオートメーションの力をもたらし、組織の誰もが最高の仕事することを支援する、そんな素晴らしいアプリを開発するのに役立つ新しい機能群をリリースしました。新しく開発者向けポータルを公開し、そこでいくつかのエンタープライズ品質の開発用ツールを提供します。まず、誰でも利用可能なアプリを開発・テストするためのサンドボックス環境が提供します。そして、Python または JavaScript で開発したカスタムファンクションを自前のインフラでホストできる新機能の開発者向けベータも始めます。さらに、アプリの開発・デプロイ・メンテナンスの自動化をさらに容易にする機能改善も行いました。

エンタープライズサンドボックスと新しい開発者プログラム

一つ目の新しい機能は、あなたのアイデアを簡単に試すための場所を提供する Slack アプリ開発者のための新しいホームです。本日より、全ての開発者の皆さんは、Slack アプリを作るためのエンタープライズグレードのツール群へのアクセスを提供する、新しい無料の開発者ポータルにアクセスできるようになります。api.slack.com/developer-program にアクセスして、仕事用のメールアドレスでサインアップしてください。

この開発者のホームは、Slack アプリを作成・テスト・デプロイ・管理するための新しいツールを提供する場所でもあります。それらのツールの第一弾が「サンドボックス」です。あなたのためだけの完全な Enterprise Grid インスタンスを作成することができます。このインスタンスは、本番のワークスペースに干渉する心配をすることなく、アプリのテストを行うために使用します。最大 10 個までサンドボックスを立ち上げることができ、あなたはそれらの管理者権限を持ち、好きなだけアプリをデプロイすることができます。サンドボックス環境は完全な Enterprise Grid ワークスペース 💰💰💰ですので、あなたは全ての有料プランの機能にアクセスでき、Slack のあらゆる製品機能と共にアプリの動作確認を行うことができます。これは「チョコレート工場の見学ツアー」のようなものではありません。あなたがまだ誰も見たことのないものを生み出すための鍵と権限(・・いえ、権限を許可するなどと言うつもりはなく、むしろ私たちはあなたにぜひ試していただきいと強く求めています)のセットなのです。

サンドボックスは、開発者だけでなく、Slack の新しい機能を試したり、組織のメンバーが開発中のアプリがどのように動作するかを確認したい管理者にとっても便利です。もう無料プランのワークスペースを立ち上げたり、IT 部門に一度きりのリクエストをする必要はありません。サンドボックスは、安全かつ全ての機能を備えた環境であり、アプリを作成・デプロイ・テストする自由を与えてくれます。

私たちは、このポータルをあなたが開発者として学び、成長できる場所となるよう設計しました。新しいニュースレターでは、アプリやベストプラクティスを紹介するとともに、あなたが活用することのできる新機能もハイライトします。イベントページでは、Slack チームや世界中の開発者の皆さんと出会えるオンライン・対面のイベントを見つけることができます。グローバルな Slack コミュニティにアクセスすることで、そのような素晴らしいつながりを育むことができるでしょう。そして、Slack の新しいベータ機能を試せるようになるとき、今後は開発者プログラムが最初にそれらを知る場所となります。

Bolt でワークフロービルダーのカスタムファンクションを開発

本日から Bolt for Python Bolt for JavaScript を使って開発する新規のアプリで、カスタムファンクションを作ることができるようになります。Bolt アプリを動かせる場所であれば、どこにでもデプロイすることができます。つまり、あなたが管理するデータセンター内で JavaScript か Python で書かれたカスタムファンクションを開発・運用することができ、それがワークフロービルダーで利用できるということです。この機能は、本日時点では新しく作成する Bolt for Python / JavaScript アプリでのみ利用可能なベータ版ですが、今春を目処に Bolt for Java も含む全ての既存 Bolt アプリで利用可能となる正式リリースを目指しています。

Slack とのインテグレーションという原始のスープから誕生したプラットフォームに、昨年、過去最大の新機能リリースの一部としてファンクションを提供開始しました。ファンクションの最初のバージョンでは、アプリの機能をより組み合わせやすくし、そのデプロイをより簡単にし、直接ワークフロービルダーに組み込むことを可能にしました。それから、私たちは多くの開発者の皆さんから TypeScript 以外のプログラミング言語のサポートが欲しい、オンプレミスのデータにアクセスするために自前のインフラ環境でデプロイしたい、そして、既存の Slack アプリの一部としてファンクションを統合したい、というご要望をいただいてきました。

本日から、新しく作成するアプリであれば Python と JavaScript で開発するファンクションをテストして、それをどこでもお好きな場所でホストすることが可能となります。近日中には、既存の Bolt アプリでもファンクションを追加できるようになる予定です。

エンタープライズアプリの開発・テスト・運用をより簡単に

最後に、私たちは皆さんがご自身のソフトウェア開発サイクルに統合されたやり方で Slack アプリを開発したいと考えていることを知っています。CI/CD パイプラインへの slack CLI の統合を含む CLI を使ったスクリプト作成のサポートを追加しました。これにより、あなたのチームに最適なベストプラクティスに従ったアプリのテストやデプロイの自動化がより容易となるはずです。また、DevOps パイプラインに CLI を組み込むためのガイドも作成しました。

開発プロセスをガイドしてくれるコーディングアシスタントのようなテクノロジーのおかげで、コードを書くだけでなく、アプリ全体を作り切ることさえも、かつてないほど簡単になったと聞きます。ただ、このようなテクノロジーは素晴らしいものであるにもかかわらず、ほとんどのナレッジワーカーはアプリにコントロールを委ねることに抵抗感を感じ続けているようです。Slack は、全ての異なるツールを接続するための望ましい手段です。あなたの情報は適切に管理されたままで、より早く、より多くのことを成し遂げることができます。

Slack アプリ開発者のための新しいホーム、カスタムファンクションのベータ版、ソフトウェア開発サイクルへのより良い統合、これらの新しい機能追加が目指すゴールは Slack のためのコンポーザブルでモジュール化されたアプリをこれまでと同じくらい簡単に開発できるようにすることです。サンドボックスと開発者コミュニティが提供している全てのものにアクセスしてみてください。今のうちに Python や JavaScript でのカスタムファンクション開発を試しておけば、これらの機能が正式版になったときにすぐに利用することができるでしょう。そして、Slack の開発者ツールをチームの開発パイプラインに組み込む方法についても学んでみてください

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    うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。