氷と飲み物が入ったグラスにプリントされた、Jagermeister のロゴ。
注目の事例

Slack で伝統とイノベーションを共存させた Mast-Jägermeister SE

「従業員には新たなニーズがあります。Slack をすべてのデバイスに導入したことで、働く場所が 1 か所に縛られることはなくなりました」

Mast-Jägermeister SEHead of Global IT Network and CommunicationMatthias Schirmag 氏

Slack 活用による成果:

「将来何が必要になるかわからないため、Slack は将来を見据えた選択でもあります」

Slack で使用している主なインテグレーション :

  • Salesforce
  • Box
  • Zoom

伝統とイノベーションは、一見相容れない価値観のように思うでしょう。しかし、世界で最も売れているプレミアムリキュール「イエーガーマイスター」のメーカーである Mast-Jägermeister SE は、80 年以上続く同社のルーツとレシピを守ったまま、企業文化とデジタル面での変革を実現しました。

デジタル化は、ドイツの中規模企業の多くが直面する課題です。今やデジタルの世界はボーダレスな場所となっており、多くの人がコミュニケーション、仕事、買い物、娯楽に毎日利用しています。

「イエーガーマイスター」は誰もが知るおなじみの商品ですが、同社のリーダーは、トップの座を維持するためにはより速く、オープンで、透明性の高い意思決定を行う必要があると考えていました。受信トレイでのコラボレーションでは社内のコミュニケーションがなかなか進まなかった同社では、仕事をより効果的に進めるために、安全なチャンネルベースのメッセージプラットフォームである Slack を導入したのです。今では、国、チーム、子会社間でのコラボレーションが、かつてないほどスムーズになっています。

Matthias Schirmag さんのプロフィール写真

「従業員には新しいニーズがあります。それは働く場所をもっと自由に選びたいということです。でも従業員がどこで働くかよりも大事なのは、彼らがマイルストーンにきちんと到達することです。Slack をすべてのデバイスに導入したことで、働く場所が 1 か所に縛られることはなくなりました」

Mast-Jägermeister SEHead of Global IT Network and CommunicationMatthias Schirmag 氏

最も厳しいグローバルセキュリティの基準をクリア

Jägermeister では、Slack を導入する前の時点ですでに業績が右肩上がりでした。わずか数年で従業員数も 500 人から 1,000 人近くに倍増していました。この成長に伴い、新しい地域で事業を展開し、子会社の数も増えました。企業文化の変革を推進しながら、部門、拠点、子会社をつなぐ上で、Slack の導入は明らかに適切な選択でした。

「それまでは多くの部門が孤立して動いており、仕事の重複を避けるためにはコミュニケーションを改善する必要があることに気づいたのです」と、Mast-Jägermeister SE で Corporate Communications Manager を務める Andrea Ostheer 氏は話します。「そして、Slack のなかに完璧なソリューションを見い出しました」。

Mast-Jägermeister SE の Head of Global IT Network and Communication である Matthias Schirmag 氏が求めていたのは、ワークフローやプロセスをさらに複雑にするものではなく、シンプルにできるソフトウェアソリューションです。「個人的には何年も Slack を使ってきました。ですが、企業的観点で考えて、当初はほかのソリューションを検討していました。実際すでに別のソリューションプラットフォームにも部分的に投資していました」。

IT の世界では、コストは 1 つの要素にすぎません。Schirmag 氏はまた、市場への浸透、インターフェイス、機能の範囲を考える必要がありました。なかでも最優先事項はセキュリティです。ドイツでは、データ保護を通じてデータセキュリティを維持することが根本的な問題となっています。Schirmag 氏が調べていくうちに、Slack が最善のソリューションであることが明らかになりました。

Slack のデータレジデンシー機能は、法的な承認を得るうえで重要な決め手でした。この機能により、Slack のユーザー企業は、ワークスペースのデータが保存されるリージョンを正確に指定することができます。「これはまさに最近ドイツで求められている機能です」と、Schirmag 氏は話します。

さらに Slack では、リーダー間のプライベートなコミュニケーションを非公開で行うことができます。「できるだけ透明性高くコミュニケーションしたい一方で、経営幹部、労使協議会、人事などの特定の部門では、ほかの要件も満たさなければなりません」と、Schirmag 氏は続けます。「Slack なら、このような要件にもすべて対応できるのです」。

「Slack でのシングルサインオンには、既存の認証基準を使えます。IT 部門にとって便利なだけでなく、従業員にとってとても使いやすいため、新しいツールを導入する際に欠かせません」

Mast-Jägermeister SEHead of Global IT Network and CommunicationMatthias Schirmag 氏
Jagermeister のオフィスの外観。

将来も使える柔軟で最善のプラットフォーム

Slack のような最善の組み合わせのソリューションを選ぶのも、Schirmag 氏のチームにとって重要なことでした。ここでの最善の組み合わせとは、1 つのベンダーのソフトウェアスイートを採用するのではなく、手元のタスクに最適なツールを選べるという意味です。「1 つのプロバイダから業務に欠かせない複数のアプリを使う場合、一度障害が発生すると複数のシステムが影響を受けるおそれがあります」と、Schirmag 氏は指摘します。「でも Slack を使えば、そのリスクを広く分散することができます」。

Mast-Jägermeister Deutschland GmbH で Team Leader of Operations and IT を務める Alexander Turk 氏にとって、Slack を導入する別の決め手は、相互運用性、つまり Slack でほかの製品やシステムと直接連携できることでした。「Slack はクローズドシステムではなく、独自のエコシステムを備えたオープンプラットフォームです」。

Alexander Turk のプロフィール写真

「Slack には、対応するさまざまインターフェイスとのインテグレーションができるほか、既存のインテグレーションを使うのも簡単です。将来何が必要になるかわからないため、Slack は将来を見据えた選択でもあります」

Mast-Jägermeister Deutschland GmbHTeam Leader of Operations and ITAlexander Turk 氏

Mast-Jägermeister SE にとって衝撃的なほど簡単だった Slack 導入

新しいシステムの実装と導入は、IT 管理者が苦労を強いられることの多いプロセスです。しかし、Jägermeister のチーム全体への Slack 導入は、Schirmag 氏が衝撃を受けたほどスムーズでした。SAML 2.0 やシングルサインオンなど、同じインターフェイスや基準をそのまま利用できたからです。

エンタープライズモビリティ管理を利用することで、モバイルで事前に設定したアプリの導入もスムーズでした。これにより IT 部門は、1 人ひとりのモバイルデバイスで Slack が適切に設定され、社内のリソースと連携していることを確認できるようになりました。

Turk 氏もその効果についてこう話します。「チームリーダーの役割の 1 つに、書類の承認があります。これまでは、署名しなければならないドキュメントでいっぱいのフォルダが届いていました。複数のアポイントが続くと、署名する時間はなかなか取れません。でも最近は Slack ワークフローを使って、職場にいなくてもスマホで簡単に承認できるようになりました」。

「Slack では、オフィスのワークステーションで使えるだけではありません。誰でも好きなデバイスで使えるのです」

Mast-Jägermeister Deutschland GmbHTeam Leader of Operations and ITAlexander Turk 氏

Slack コネクトで社外のコラボレーションを次のレベルに

Jägermeister ではデジタル変革の一環として、社外パートナーとのよりよいコラボレーション方法を探っていました。そのソリューションとなったのが、Slack コネクトです。これは組織がより安全かつ生産的にコミュニケーションできる方法です。

Mast-Jägermeister Deutschland GmbH で Digital Marketing Manager を務める Kai Seidel 氏は、Slack コネクトが共同マーケティングの企画で特に役立っていると語ります。Slack コネクトでは、関係するメンバー全員が 1 か所でプロジェクトを進められるからです。

「現在のマーケティングキャンペーンがどれだけ多くの要素で構成されているかを考えれば、メールでは効率的にまとめられないことがわかるでしょう」と、Seidel 氏は続けます。「これまでは、すべての情報がプロジェクトマネージャーを経由し、プロジェクトマネージャーがその情報を組織全体に発信していました。それが今では、それぞれの分野に詳しいメンバーをチャンネルに招待して直接コミュニケーションすることができます。相手が社内のメンバーでも、社外の人でも同じです」。

今では、キャンペーンに関係するメンバー全員が、最新状況を把握できています。誰かが病欠や休暇を取った場合、別の同僚が引き継ぐことも簡単です。

IT 部門も Slack コネクトを最大限に活用しています。「昨年 Salesforce を実装し、Slack をハブとして使いました」と、Turk 氏は説明します。「実装プロセスには、全体でおよそ半年しかかかりませんでした。その間に複数のプログラマーに交代で作業を依頼しましたが、すべての決定事項の透明性が高く、内容をさかのぼって確認できるため、いちいち最初から説明し直す必要はありませんでした」。

「Slack コネクトによって、サービスプロバイダからフィードバックをすばやく受け取ることができるようになりました。透明性の高いコラボレーションを直接行えるだけでなく、結果的にスピードも上がります」

Mast-Jägermeister Deutschland GmbHTeam Leader of Operations and ITAlexander Turk 氏

安全なチャンネルベースのメッセージで透明性を向上

Mast-Jägermeister SE にとって Slack の導入は、企業文化のデジタル変革を推進するという課題を解決するための重要なステップでした。実際、同社だけでなく多くの企業がこの課題に直面しています。今同社のチームでは、Slack 活用によってイノベーションが伝統をより引き立て、まったく新しいレベルのコラボレーションが生まれつつあるのです。