大企業から中小企業まであらゆる企業で働く何百万もの人にとって、Slack は毎日の仕事に欠かせない存在です。
Slack はコミュニケーションの方法を、サイロ化したメールからチャンネルベースのやりとりへと根本的にシフトさせました。有料ユーザーは平均で、1 日あたり 9 時間以上 Slack に接続しており、そのうち約 90 分間がアクティブな使用時間です。さらに、カスタマーサポートチケットの解決から最新の販売取引のモニタリングまで、Slack では毎週 50 億以上のアクションが実行されています。
私たちが実現したいのは、あらゆるチームのあらゆるメンバーが、プラットフォームのメリットを活用してコラボレーションできること。働く場所がオフィスかリモートか、あるいは所属チームがテクノロジー系かどうかも関係ありません。だから私たちは、ユーザー企業の皆さまにとってもっとシンプルで使いやすいエクスペリエンスを考えました。新機能のリリースは本日から段階的に始まり、今後数週間にわたって続きます (その後モバイルバージョンでの展開も続きます)。今回のアップデートでできるようになるのは次のことです:
- 新しいナビゲーションバーを使ったチャンネル操作とオーガナイゼーション全体の検索
- 主要な会話、ファイル、アプリなどがすべてサイドバー上部に表示
- 新しいメッセージ作成ボタンで、Slack のどこからでも簡単にメッセージを作成
- チャンネル、メッセージ、アプリを折りたたみ可能なセクションに自在に整理(フォルダのようなイメージ)。
- ショートカットを使ってアプリをすばやく操作。アプリを切り替える手間はもう必要はありません
今回のアップデートで、Slack は誰にとっても使いやすいものへと進化します。今回はその内容を詳しく紹介していきますが、さらに情報が必要な場合はヘルプセンターをチェックしてください。
[simplequote source="Sean Bugler 氏" source_title="Cloud Architect, Metropolitan Transportation Commission”]「Slack を選んだのは、私たちが必要とするエンタープライズレベルの規模と管理を備える一方で、社員にとって使いやすい世界レベルのユーザーエクスペリエンスを常に提供してくれるからです」[/simplequote]使いやすさが向上
まずは一番上から見ていきましょう。真っ先に入るのは、新しいナビゲーションバーです。これを使うと、Slack の検索や、直近の会話の切り替えがこれまでよりも素早くなります。ショートカットキーを使った入力は必要ありません。
サイドバーの上の方には、重要な情報がまとまっています。メッセージへのメンションとリアクション、ファイル、メンバー、アプリをすべてサイドバーでぱっと見られるようになりました。
会話を始めるには、新しい作成ボタンを使ってみましょう。このボタンを使うと、メッセージの送信先となる相手やチャンネルを決める前に、簡単にメッセージの下書きを始めることができます。途中で中断しなければならないときは、下書きを保存し、準備ができたときに再開することが可能です。
仕事の進め方に合わせてカスタマイズ
多くの仕事を Slack で進めるようになると、チームが使うチャンネルの数も増えます。自ら活発にやり取りを行うチャンネルもあれば、ただ情報を受け取るだけのものもあるでしょう。今回のアップデートで提供する新しいエクスペリエンスでは、有料プランのユーザーがチャンネル、ダイレクトメッセージ、アプリをサイドバー内のカスタマイズ可能なセクションに独自に整理することが可能です。これにより、自分にとって重要なものを優先的に表示できるようになります。
それぞれのセクションにぴったりの名前を付け (絵文字の使用可)、仕事がやりやすいようにセクション内のチャンネルや会話をドラッグ & ドロップして並べ替えましょう。例えば、優先度の高い会話をいくつか選んで、リストのトップにある「☎️緊急」セクションに収めることもできます。
重要なツールをワンクリックで
Slack は、組織とって重要なツールすべてと連携することができます。今回のアップデートでは、そのような重要ツールを簡単に見つけて使えるようになります。複数のウィンドウやタブを切り替えるのではなく、ショートカット (メッセージ入力フィールドの横にある新しい稲妻アイコン) をクリックするだけで、アプリの操作を開始できるようになるのです。なかなか良いでしょう?
今後数週間のうちに、人気の Slack アプリがどんどんショートカットから使えるようになる予定です。例えばこんなことも簡単になります:
- シンプルな投票機能 (上記) を使ってみんなで意思決定する
- Cisco WebEx Meetings でミーティングを始める
- Freshdesk でカスタマーサポートチケットを作成する
アプリへのショートカットは今後も続々と登場する予定です。ショートカットメニューはビルトイン Slack 機能のホームでもあり、そのなかには Slack ユーザーが定型タスクを自動化できるビジュアルツールのワークフロービルダーを使ったリマインダー、通話、カスタムワークフローの開始なども含まれます。
最後に一言…🙏
ここに挙げたすべてのアップデートは、ユーザー企業の皆さまと濃いやり取りをして共同開発したものです。パイロット版ユーザーの皆さまとの共有チャンネルを作り、Slack の製品チームとリアルタイムで直接意見を交換できるようにしました。皆さん 1 人ひとりと、フィードバックや提案を送ってくださったすべての方が、この新しい Slack エクスペリエンスを形にしたことに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!
この取り組みについて詳しくは、Slack のデザインブログ(英語のみ)をご覧ください。