IDC MarketScape が Slack を Worldwide Team Collaboration 分野のリーダーとして評価

Slack チーム一同作成2024年11月7日

「ビジネスとともに進化する、充実した機能を持つインテリジェントなコラボレーション用ワークスペースにすべてのアプリケーションをまとめる必要があるなら、Slack を検討するとよいでしょう」

IDC 発行のレポート「IDC MarketScape: Worldwide Team Collaboration Applications 2024 Vendor Assessment」(ドキュメント番号 US51405624、2024 年 10 月)において、Slack がリーダーとして認められました。IDC の Research 部門で Vice President of Collaboration and Communities を務める Wayne Kurtzman 氏は、「Slack はほかの多くのプロダクトにはできない方法で、さまざまなモダリティを横断して、チャンネルを中心としたコラボレーションを容易に実現する」とし、「Slack のユーザーからは、豊富なインテグレーションを利用できるノーコードのワークフローを幅広く組み込むことで、仕事を簡単かつスピーディーに完了できるという声が寄せられている」と述べています。

IDC MarketScape は、テクノロジー製品の購買担当者から信頼されている、権威あるガイドです。幅広い技術的・ビジネス的基準を網羅した厳格な評価方法とユーザーへの広範な聞き取りを通して、仕事用のプラットフォームを評価しています。

Slack で Chief Customer Officer を務める Peter Doolan はこう述べています。「世界で最も革新的な数々の企業が Slack を利用してビジネスを構築・成長させており、Slack はいまや、ユーザー企業の皆さまが AI や Agentforce を活用して影響力を高めることのできる場となっています。私たちは IDC MarketScape の Worldwide Team Collaboration 分野のリーダーとして認められたことを光栄に思います」

IDC MarketScape は、ほかのアプリケーションとの連携可能性、ローコードまたはノーコードの機能、セキュリティ、ガバナンス、コンプライアンスなどについて、技術全体を見渡した視点で各ベンダーを評価しています。Kurtzman 氏は Slack の機能の説明の中で、「重要なエンタープライズシステムやアプリケーションの大半に対応するインテグレーションにより、Slack は仕事のオーケストレーションレイヤーとして機能し、会話の流れの中で認識を共有して業務の可視性を高め、チームとメンバーの時間を節約する」と述べています。

2024 年 IDC MarketScape の図

IDC MarketScape のベンダー分析モデルは、特定の市場における ICT サプライヤーの競争力の概観を提供することを目的として設計されています。調査は定量的および定性的な評価基準に基づいた厳密な採点手法によって行われ、その結果は、市場における各ベンダーの位置づけを表した図として示されます。図の縦軸である「能力」スコアは、ベンダーの短期的な製品・市場開拓・ビジネス遂行能力について評価したものです。横軸の「戦略」スコアでは、3~5 年スパンでのベンダーの戦略と顧客の要求との整合性を評価しています。アイコンの大きさは各ベンダーの市場シェアを表しています。

AI とエージェントを活用して仕事の進め方を一新

多くの企業が間接費を減らし収益を伸ばすために AI エージェントの活用方法を模索するなか、私たちは IDC MarketScape による今回の評価を、仕事用プラットフォーム市場の変革において Slack が果たしてきた重要な役割を強調するものだと捉えています。従来型のバンドルされたオフィス向けスイートやサイロ化したコラボレーション用アプリは、デスクワーカーが AI エージェントと連携し、シームレスにデータにアクセスしてアクションを起こせるような世界を想定して構築されてはいません。Slack なら人、アプリ、データ、自動化ワークフロー、そして AI やエージェントを 1 つの会話型インターフェイスに集約できるため、多くの企業が Slack をビジネスの基本システムとして採用し始めています。

レポートの中で Kurtzman 氏は、Slack の柔軟性について次のように指摘しています。「Slack では、AI を活用した会話レイヤーの中で、コラボレーションや、ネイティブなプロジェクト管理を実現し、AI アプリやエージェントも利用できます。ユーザーはどのオフィススイートを使用しているかに関係なく、データや組織をつなぎ、プロセスを効率化・自動化して、ビジネスの成果を高めることができます」

Slack で実現できるのは従業員のコラボレーションだけではありません。Ford、IBM、Target、Capital One、Accenture、Rocket Companies をはじめとする多くの革新的な企業が Slack でミッションクリティカルな業務プロセスを実行し、世界各地にある自社組織とパートナー・サプライヤーを結びつけています。それにより、営業、カスタマーサービス、製品開発、IT、財務、人事など各部門の業績が向上。生産性が 47% 高まり、問題解決までの時間が 31% 短縮されることが報告されています。また、Slack Sales Elevate や Salesforce チャンネルなどを通じた、Slack と Salesforce のネイティブな統合により、営業部門の成約率が 37% 向上するというデータもでています。

さらに、Slack はユーザー企業やパートナーの間で OpenAI、Anthropic、Cohere、Perplexity などと並ぶ主要な AI 企業の一社に数えられており、実際に 2023 年 3 月以降に Slack プラットフォームで開発された AI アプリの数は 13,000 件を超えています。さらに、このたびの Agentforce との統合により、エージェントがチームメンバーとなり、Slack のチャンネルでコラボレーションを行ったり、会話の背景情報や接続データを活用してタスクを実行したりすることが可能になりました。また Slack は先日、Box、Adobe、Writer.ai とのパートナーシップを発表。AI やエージェントを活用するのにふさわしい場としての地位が一層確固たるものになりました。Slack のユーザーは、自社のビジネスに適した AI ソリューションを自由に選び、複数の AI アシスタントやエージェントを同時に活用し、独自の大規模言語モデル(LLM)を使用したカスタムの AI アプリを構築・展開できます。組織の集合知と長期間の履歴、そして連携アプリのデータを活用して、関連性が高く簡潔な回答を導き出せる Slack は、強力な AI エンタープライズ検索ツールにもなりつつあります。

「世界で最も革新的な数々の企業が Slack を利用してビジネスを構築・成長させており、Slack はいまや、ユーザー企業の皆さまが AI や Agentforce を活用して影響力を高めることのできる場となっています」

SlackChief Customer OfficerPeter Doolan

Slack の進化を支えているのはイノベーション、スピード、そしてユーザーの皆さまからの愛

IDC MarketScape のレポートが公開される直前に、Slack は以下のような新機能と戦略的パートナーシップを発表しました。

  • Agentforce in Slack : Agentforce in Slack を導入することで、エージェントがチームメンバーになります。チームは Slack 上で Salesforce の Agentforce を活用して、会話形式で自社のデータにアクセスしたり、インサイトを手に入れたり、タスクを実行したりできます。
  • サードパーティーの AI エージェント : 業界をリードするエンタープライズアプリが提供する AI エージェントやアシスタントを Slack に展開することで、信頼できる安全な 1 つの環境で AI エージェントを利用できます。
  • Slack AI : Slack AI は、Slack にネイティブに組み込まれた、直感的に使用できる生成 AI 機能です。Slack で共有されたメッセージやファイルに基づいてインテリジェントな応答を返したり、チャンネルやスレッドの会話を要約したり、各チャンネルのまとめを毎朝送信したりできます。ハドルミーティング議事録、シンプルになった自動化、向上した検索機能など強化された各種機能により、チームはさらにスマートに、さらにスピーディーに、さらに集中して仕事を進めることができます。
  • Salesforce チャンネル : Salesforce の CRM レコードを Slack のチャンネルベースの会話と結びつける、新しいタイプのチャンネルです。このチャンネルを取引先や商談についての総合スペースとして活用することで、チームは認識を共有しながら仕事を進めることができます。Salesforce チャンネルは、Salesforce のユーザーインターフェイスにも間もなく組み込まれる予定です。
  • Slack テンプレート : 設定なしですぐに使用できる、チャンネル、canvas、リスト、自動化ワークフローのテンプレートが、あらゆる部門の仕事のスピードを上げ、チームの生産性を高めます。
  • Slack リスト : リストは、プロジェクトやタスクの管理を Slack で直接行える機能です。会話を構造化し、すでにチームで仕事を進めているその場所で、プロジェクトや届いたリクエスト、優先事項を管理できます。複数のアプリケーションを行き来する必要はありません。

IDC MarketScape は購買担当者に対して、仕事用プラットフォームを選ぶ際には、新機能をどれだけ速く追加できるか、ユーザーのコミュニティづくりにどれほど熱心か、ユーザーエクスペリエンスがどれだけシンプルか、といった幅広い要素を検討することを勧めています。レポートでは次のように述べられています。「Slack には多くのファンがおり、その中には Slack を足がかりにキャリアを発展させてきた人もいます。しばしば『仕事を一元化する手段』だと言われる Slack は、グローバル企業と地域に根差した企業の両方にとって、部門の枠を越えたチームのプロセスを効率化し、外部のパートナーや顧客との連携を加速させるために、なくてはならない存在になっています」

AI やエージェントを活用することで仕事をさらにシンプルにしようとする Slack の取り組みは、エンタープライズテクノロジーの一層の複雑化に直面している数多くのリーダーの共感を呼んでいます。Canva で Technology Experience Lead を務める Ben Ryrie 氏はこう説明します。「必要なものはすべて Slack に統合されています。Slack で直接使えるので、別のシステムにログインしたりその都度画面を切り替えたりする必要はありません」。Slack を導入して仕事の進め方を見直した企業は、生産性の向上にとどまらず、さまざまな利点を手に入れています。各地に分散したチームの結束力や連携力が高まり、業務プロセスが桁違いに効率化され、あらゆる部門の業績が目に見えて向上しています。

Kurtzman 氏は、テクノロジー製品の購買担当者に向けた次のアドバイスで IDC MarketScape レポートを締めくくっています。「ビジネスとともに進化する、充実した機能を持つインテリジェントなコラボレーション用ワークスペースにすべてのアプリケーションをまとめる必要があるなら、Slack を検討するとよいでしょう」

IDC MarketScape のレポート(抜粋)はこちらをご覧ください。

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うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。

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