オールインワンのコラボレーションツールとして
Amazon Alexa が目指すのは、オーストラリアの人々の日常生活をより簡単で、より良いものにすること。そう話すのは、Amazon Alexa ANZ の Head of Marketing を務める Jen Beirne 氏です。複数のことを同時にしたい、レシピを探している、照明を操作したい、音楽をかけたい、などさまざまなシーンで、Amazon Alexa が日々の生活を整え、支えているとユーザーに実感してもらえるよう同社は全力を注いでいます。
Amazon Alexa のチームは、社内での運営も同様に整えたいと考えていました。同チームはこれまで、ビデオ会議、メッセージング、コラボレーション、ミーティング用に複数のツールを使っていました。そこで Beirne 氏と同僚たちは、利用できる準備が整ってすぐ、プラットフォームとして Slack を採用。以来、Slack がディスカッション、情報共有、広範なコミュニケーションのためのメインツールになっています。
「コミュニケーションツールとして、Slack は魅力的で使いやすいですし、便利な機能も付いています。とくにリモートワーク時や、タイムゾーンを超えた協働に役立ちますね」と Beirne 氏は話します。
「スタンドアップミーティングをなくしたことで、チームはより戦略的に予定を管理して、独創的なアイデアを考え出すための時間を毎週確保できるようになりました。それが大きな力になっています」
さっと始められるコラボレーションで、会議を削減
Beirne 氏のチームは、ビデオ会議のプラットフォームとして Amazon Chime を使用しています。このツールとシームレスに連携できることが、Slack を採用する決め手のひとつになりました。これにより、チームは 1 か所で仕事を続けることができ、ツールの切り替えによる集中力の低下を防げます。
「Slack は既存のツールと連携できるので、移行はスムーズでした」と Beirne 氏は振り返ります。
リモートで働くチームは、さまざまな場所に分散して仕事をしています。そこでは、時差の考慮、不在時のメッセージ、休日・休暇の予定など、調整しなければならない細かなことが多く発生します。メールだと返信が来るまで状況がわかりませんが、Slack なら、メッセージを送る前に相手がオンラインかどうかを確認できます。「絵文字を使って、メッセージに人間味を加えることもできます。このような機能の組み合わせで、より仕事がしやすくなっています」と Beirne 氏は語ります。
不要な会議をなくせることも、Slack 導入の大きなメリットの 1 つです。Amazon Alexa チームでは、毎週月曜朝に 30 分から 45 分かけて行なっていたスタンドアップミーティングの代わりに、Slack で非同期的に最新情報を共有するようにして、従業員の生産性を高めています。
「スタンドアップミーティングをする代わりに、その 30~45 分で優先度の高い打ち合わせをしたり、自分の仕事を進めたりできます」と Beirne 氏。
Slack ハドルミーティングも、同チームのお気に入りのツールの 1 つです。Slack のチャンネルやダイレクトメッセージ内から、手軽に音声ベースでコミュニケーションができるこの機能は、利便性と効率性の両面で力を発揮しています。
「会議を開かずとも、すぐに質問ができる素晴らしい方法です。意思決定のスピードが上がりましたね」
「Slack のおかげで、コミュニケーションの方法を根本から見直すことができ、事あるごとに会議を開く必要がなくなりました。今ではオンラインでさっと会話をするだけで済みます」
Slack が与えてくれた機会のおかげで、目標に対して 100% の力を出せるようになりました。Slack はチームの目標達成に欠かせない貢献をしてくれています。
オンラインでも、まるで隣の席にいるかのように
従来、同社のビジネスインテリジェンスチームは、グラフやデータ、ダッシュボードを使って最新情報を共有するために、直接顔を合わせて会話する必要がありました。
「オフィス勤務だった時は、誰かのデスクの周りに集まって、話し合いをしていました。働き方が柔軟になった今、そのニーズを Slack が完璧に満たしてくれています」と Beirne 氏は語ります。
ハドルミーティングによって迅速なブリーフィングが可能になったことで、会議で正式にデータについて説明を受けてから、その情報を適用するまでに生じていたタイムラグを解消できました。
「ハドルミーティングの後すぐに、リアルタイムで解決策や知見を適用できるようになりました」
Beirne 氏のチームは、形式ばった会議を開かなくても、Slack によってメンバー間で気軽に会話できることに魅力を感じています。アイデアや課題についてその場ですぐに話し合って、理解を深められることで、親密な関係も促進されます。
「人と人がつながりやすくなりました。自分のチーム内だけでなく、Amazon Alexa のグローバルなチーム間の垣根も取り払われました」と Beirne 氏は述べます。
広い視野で考えるための時間を確保
Slack を導入したことで、1 人あたり週に 1~2 時間の会議時間を節約できました。チーム全体では週に数十時間を取り戻したことになります。
その結果、Amazon Alexa の従業員は、仕事にさらに集中して、イノベーションのために時間を使えるようになりました。それが、ユーザーに日々の暮らしをより快適にする機能を、より多く利用してもらうという成果にもつながっています。
「Slack が与えてくれた機会のおかげで、目標に対して 100% の力を出せるようになりました。Slack はチームの目標達成に欠かせない貢献をしてくれています」
また、Amazon Alexa では、会議のない時間の確保を促すことで、従業員が疲弊することなく、戦略的で革新的な思考のための時間と余裕をもてるようにしています。
「より大きな視野で思考するには、そのための時間が必要です。会議が立て込んでいる状態では、落ち着いて考えることはできません。そのため、金曜日の午後 12 時から午後 5 時までは、誰も会議に出席しなくていい時間にしています。その時間を計画、戦略、イノベーションのために使うことができるのです」
Slack によって、30 分の会議を設けなくても、従業員同士でいつでも連絡したり、質問に答えたりできる環境がもたらされました。そのことが、Amazon Alexa チームの戦略的で革新的な思考に貢献しています。
「スタンドアップミーティングをなくしたことで、チームはより戦略的に予定を管理して、独創的なアイデアを考え出すための時間を毎週確保できるようになりました。それが大きな力になっています」