2020 年は「リモートワーク元年」と言えるような 1 年でしたが、新型コロナウイルスのパンデミックは私たちの働き方に長期的な変化を生み出すきっかけとなりました。そのリモートワークの流れは 2022 年になっても続いています。現に Enterprise Technology Research によると、日常的に在宅勤務をする労働者の割合は 2021 年末までに倍増すると予想されていました。この数字からは、この勢いが今後数年間で減速するような兆しはありません。
リモートワークは今後も定着することは明らかです。では、リモートワークを可能な限り効果的にするにはどうすればよいのでしょうか。このブログではリモートワークのベストプラクティスをいくつか紹介します。チームのつながりを深め、生産性とエンゲージメントを高めるのにきっと役立つはずです。
効果的なリモートワークの特徴
リモートワークには多くのメリットがありますが、バーチャルな環境で効率的かつ効果的に仕事をするには課題もあります。ここでは、そのような課題を解決するための方法をいくつか紹介します。
最初から明確な期待事項とルールを設定する
リモートワークでは、プライベートと仕事の境界線が曖昧になりがちです。最初から明確な期待事項とルールを設定しておけば、あとから不満や認識のズレが生じるのを防ぎ、離れて仕事をしていても全員の認識をそろえて同じ目標に向かうことができます。さらに、勤務時間や対応可能時間の線引きをすることでストレスを軽減できます。最近の TINYpulse による調査によると、リモートワーカーの 86% がこれまでに「燃え尽き」を経験したことがあるそうです。このデータを踏まえると、リモートワークでは以下のような明確な期待事項を設定することが必要でしょう。
- コミュニケーションをとる場所と時間
- スケジュール設定と対応可能時間
- パフォーマンスの測定方法
- フィードバックの方法と成果の認識方法
- 予定の管理と期限
- ワークフロー
- 目標とミッション
明確なコミュニケーションと定期的な状況確認を優先する
リモートワークでは、コミュニケーションを取りすぎるということはほぼ不可能です。オフィスで協力して仕事をしたり、同僚のデスクに立ち寄ったり、休憩室でおしゃべりしたりすることができない場合は、それに代わる効果的なコミュニケーション方法を見つけることが不可欠になります。そこで役立つのが Slack のようなコラボレーション促進コミュニケーションツールです。チームとの定期的なビデオ会議、マネージャーとの 1 対 1 での定期的な状況確認、プロジェクト管理ソフトウェアによるワークフローの進捗管理などを行うことができます。このように定期的で明確なコミュニケーションを優先することで、メンバー全員が同じタスクや目標を目指せるようになり、リモートチーム間の人間関係もより強固なものになります。そこから信頼関係が築かれていき、従業員のエンゲージメントも高まります。
動画を活用する
コミュニケーションの 93% は非言語的な要素で構成されるということを知っていますか?つまり、私たちが伝えたいことのうち、実際に言葉で表現されるのは 7% にすぎないのです。このデータに基づくと、リモートワークの主なコミュニケーションチャネルとして音声会議、電話、メールを使っている場合に問題が出てきます。デジタル化が進んでいる職場では、対面の会議に代わる手段としてビデオ会議が最適です。動画でのコミュニケーションでは、非言語的な要素やボディランゲージを読み取り、音声や文字でのやり取りよりも多くの情報を記憶することができるのです。さらに、ビデオ会議中に画面を共有することで、リモートワークのメンバーがリアルタイムでコラボレーションを行い、プロジェクトを編集したりワークフローを調整したりすることができます。
コラボレーション促進コミュニケーションツールを導入する
コラボレーション促進コミュニケーションツールを活用することで、仕事に必要な情報へのアクセス、プロジェクトでのより効果的なコラボレーション、チームメンバーとの連携が容易になります。Slack はそのために生まれました。Slack はチャンネルベースのメッセージプラットフォームとして、あらゆる会話、ファイル、さらにはサードパーティのアプリ(Zoom や Google ハングアウトなど)を 1 つの場所にまとめ、どこからでもアクセスできるようにします。これにより、比類のない利便性と柔軟性が得られます。また、Slack を使うと以下のこともできるため、リモートワークがスムーズになります。
- 専任のチームやプロジェクトのための社内チャンネルを作成する
- 外部のベンダーやパートナーとの共有チャンネルを作成する
- 重要なファイルやメッセージをチャンネルにピン留めして、すべてのメンバーが必要な情報をすぐに見つけられるようにする
- Slack のプラットフォームから直接、ワークスペースの任意のメンバーとビデオ通話や音声通話を開始する
- ステータスを設定するかおやすみモードをオンにして勤務時間の線引きをする
Slack でリモートワークをもっと効果的に
Slack をリモートワークのツールとして活用することで、スマートに仕事ができます。Slack はリモートワーカーのニーズとワークフローに特化したコラボレーションツールです。Slack で非効率な作業やボトルネックを減らし、コラボレーションと生産性を向上させましょう。