世界中のチーム作業を行う人々が「リモート作業」という新しい標準に適応しようとしています。そして、遠く離れた場所にいる同僚と協力して作業に当たるには、チームワークがこれまでになく重要になります。このため、Slack は Slack の NPO 支援プログラムの一部を変更しました。
非営利団体はその規模を問わず、3 か月間ワークスペースで Slack のスタンダードプランまたはプラスプランを完全に無料で利用できます。Slack のより強力でセキュアなバージョンを使うことで、チームを連携し、全員の生産性をあげることができます。
Slack を使用して新型コロナウイルス関連の救援作業のコーディネーションにあたる非営利団体
十分にサービスが行き渡らないコミュニティのためのクラウドファンディングローンの団体から、開発途上国の人々に飲料水を提供する団体に至るまで、Slack を利用している世界中の非営利団体のお客様は非常にすばらしい活動に取り組んでいます。Slack はその活動をサポートできることをうれしく思います。
新型コロナウイルスによって日常生活が一変しつつある中、救援活動を直接支援しているお客様をご紹介いたします。
Chan Zuckerberg Biohub (チャン – ザッカーバーグバイオハブ)
Chan Zuckerberg Biohub のミッションは、基礎的な発見と研究、および医師による疾病の治療、予防または管理を可能にする新技術の開発です。Biohub は、Slack ワークスペース内のメッセージ、ツール、ファイルの共有に使われる Slack チャンネルを仮想の緊急事態対応センターに変えました。
Biohub の共同プレジデントで、カリフォルニア大学サンフランシスコ校 (UCSF) の生化学および生物物理学の教授である Joseph DeRisi 氏は次のように語っています。「壁一面に多数の画面があり、全員が状況を見つめているといった、ほとんどコマンドセンターのようなものです。」「しかしコマンドセンターのような部屋を設ける必要はありませんでした。Slack チャンネルさえあれば。」
Biohub の広範囲にわたる新型コロナウイルス関連の救援作業には、UCSF 向けに臨床用の診断機器を入手した事例、カンボジアの研究者が数日で国内初の新型コロナウイルスの症例の経緯を順序だて確認するために利用したツールを開発した事例などが含まれます。
Medic Mobile (メディックモバイル)
Medic Mobile のミッションは、「最も手が届きにくい地域の健康状態を改善する」ことです。そのため、世界有数のオープンソースソフトウェアを作成し、医療従事者があらゆる患者に偏りなく看護を提供できるようにサポートしています。
今回のような危機は、貧しい人々や何らかの点で弱者である人々により大きく影響を及ぼす可能性があるという認識に立って、Medic Mobile のチームは新型コロナウイルス対応作業をすべて Slack で行っています。Slack の長期ユーザーである Medic Mobile には、84 人のメンバーからなるチームがあり、メンバーは 13 か国の 32 の都市に分散しています。
ネパール、ケニア、セネガルをはじめとする国々では保健省に相当する機関と協力して、国内対応の調整の指導、既存のデジタル医療システムの更新、広範なデジタル医療コミュニティとのコーディネーションに携わっています。
Slack からの感謝
新型コロナウイルスへの世界的な対応の前線で活動する場合でも、それ以外の同様に重要な活動に携わる場合でも、Slack がチームをどのようにサポートできるかを理解していただくために、ここで紹介した例が役立てばうれしく思います。
無料アップグレード特典の利用をご希望の場合は、covid@slack.com にお問い合わせください。お問い合わせ時に提供していただきたい情報や、新しいプログラムの詳細については、こちらをご覧ください。