ダッシュボードとは?利用するメリット・デメリットとツールの選び方
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ダッシュボードとは?活用シーンやメリット、導入時のポイント

ダッシュボードは、ビジネスシーンでデータ管理と意思決定の迅速化に役立ちます。ダッシュボードを利用するメリット・デメリットや、ツールを選ぶ際のポイントを紹介します。

Slack チーム一同作成2023年4月12日

ダッシュボードは、データ管理と意思決定の迅速化に役立つツールです。ダッシュボードを使えば、ビジネスシーンで複数のデータを比較・照合しながら意思決定できます。

今回は、データ管理と意思決定の迅速化に役立つダッシュボードについて解説。ダッシュボードを利用するメリット・デメリットのほか、ツールを選ぶ際のポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

ダッシュボードとは複数のグラフや表などを一覧で確認できるツール

ダッシュボードは、複数のグラフや表などのデータを一覧化して表示できるツールです。多くの場合、 BI(Business Intelligence)ツールの機能として搭載されています。

データ管理は Excel などで代替することもできますが、データの量や種類が増えるにつれて管理が煩雑になりがちです。複数のブックやシートに分かれたデータを比較するには、それぞれのブックやシートをリンクさせるか、並べて表示するなどの手間を要します。複数のグラフや表を一覧化し、最新データが一目で確認できるようにするのがダッシュボードです。

ダッシュボードの活用シーン

ダッシュボードが活用されるシーンとして、営業データやマーケティングデータの分析や状況把握が挙げられます。

営業活動に必要なデータは、進捗状況や活動スケジュールをはじめ、目標達成度や過去の取引履歴など、多岐にわたります。事前に収集しておくべき情報を含めると、膨大なデータ量にもなりかねません。ですから、データを別々に管理していると、確認に時間を要したり漏れが生じたりする原因にもなります。

マーケティング活動においても、複数の施策を並行して進めるケースは決して珍しくありません。活用するツールが施策によって異なると、データが散在することになり、正確な状況が把握できなくなります。

そこで、ダッシュボードを活用することでデータ管理の煩雑さが解消され、迅速な意思決定がしやすくなるのです。

ダッシュボードを利用するメリット

ダッシュボードを利用すると、具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは、ダッシュボードの 4 つのメリットを見ていきましょう。

複数のデータを視覚的に一覧で確認できる

ダッシュボードは、 1 つの画面内に複数のデータを集めて表示できます。グラフや表など、視覚的にわかりやすい方法で一覧表示できるため、データ同士の関連性を把握する際にも役立つでしょう。

また、データを蓄積していても、数字が羅列されている状態では、傾向や関連性が見えにくくなりがちです。ダッシュボードを活用すれば、データを一覧化・視覚化できるメリットがあります。

誰でもデータを確認しやすくなる

ダッシュボードは最新のデータを取り込み、一覧化して表示することができます。ダッシュボードにアクセスさえすれば誰でも最新の状況を確認できるため、データを活用しやすくなるのです。

社内に有用なデータを蓄積していても、アクセスしづらければ活用されないかもしれません。データへのアクセスが容易になり、誰でもデータを確認・活用しやすくなることは、ダッシュボードを利用するメリットといえます。

情報がリアルタイムで更新される

ダッシュボードに表示されるグラフや表は、最新データをもとに生成されます。つまり、ダッシュボードにアクセスするたびに、リアルタイムの情報を確認できるのです。

Excel でデータを管理する場合、最新情報を表示するには手動での修正や更新作業が必要なケースがあります。更新作業を忘れていたために、古い情報を参照してしまうことも考えられるでしょう。情報がリアルタイムで更新されることは、ダッシュボードを利用するメリットのひとつなのです。

KPI を追いやすくなる

営業活動やマーケティング活動においては、 KPI(重要業績評価指標)にもとづいて施策の進捗状況を把握するケースがあります。現状の KPI 達成度がどの程度か、目標達成までに売上や契約数がどれだけ必要かを素早く確認するには、ダッシュボードは非常に便利なツールです。

また、ダッシュボードで日々の数値を追っていくことで、目標が未達となる予兆を早い段階で察知しやすくなります。 KPI を追いやすくなり、結果として目標達成の確度が高まることは、ダッシュボードを利用するメリットと言えるでしょう。

ダッシュボードを利用するデメリット

ダッシュボードは多くのメリットがあるツールですが、デメリットがないわけではありません。具体的には、次の 3 つのデメリットに注意して、導入や活用方法を検討する必要があります。

ダッシュボードの導入にコストがかかる

ダッシュボード機能を搭載したツールを新たに導入する場合、初期費用がかかるケースがほとんどです。既存のツールにダッシュボード機能がついている場合も、オプション料金などが発生する可能性があります。

加えて、ツールの運用を開始するには取り込むデータを指定し、表示方法を設定する必要があります。プログラミングスキルが必要なケースもあるため、作業を外部委託することもあるでしょう。

ダッシュボード導入の際に過去のデータを取り込む必要がある

ダッシュボード上で、過去のデータと比較しながら意思決定していくケースは珍しくありません。しかし、そのためには、過去のデータを取り込む必要があります。

過去のデータがツールの仕様に適した形式で保管されているとは限りませんし、手作業の入力が求められるデータが発生することも予想されます。過去のデータを取り込む際に手間がかかる可能性があることは、ダッシュボードを導入する際のデメリットのひとつです。

ダッシュボードを利用したデータ分析のためのスキルが必要

ダッシュボードには視覚的にわかりやすい形式でデータが表示されますが、データを有効活用するには一定のスキルが求められます。

データのひとつの側面だけを捉えて誤った判断を下さないよう、データ分析に必要とされる基本的なスキルを習得しなければ、正しい活用はできません。ですから、場合によっては従業員の教育や研修に時間やコストがかかります。

ダッシュボードを導入する際のポイント

ダッシュボードには、多くの種類があります。導入するツールを選ぶ際に、確認しておくべき 4 つのポイントを押さえておきましょう。

目的に合った機能が搭載されているか

導入予定のダッシュボードに、自社で活用することが想定される機能が搭載されているかどうか、事前に確認してください。ダッシュボードごとに対応可能な分析方法が異なるため、自社にとって必要な分析が可能か検証しておく必要があります。

例えば、データのフィルタ分析やドリルダウン分析(データを掘り下げる分析方法)はよく活用される分析方法ですが、すべてのダッシュボードがこうした機能を備えているとは限りません。もし、トライアル期間が設けられていれば、ダミーデータを使ってダッシュボード上での表示や分析機能を確認しておきましょう。

操作性の良さ

ダッシュボードの操作性も重要なチェックポイントです。ダッシュボードを利用することが想定されるメンバーにダッシュボードを試用してもらい、操作性が良いと感じるかヒアリングをしましょう。

機能が豊富なダッシュボードは、一見すると便利に映ります。ですが、多機能なダッシュボードほど操作が複雑化する傾向があるのも事実です。必要な機能を利用するための操作が簡単で、誰もが扱えるダッシュボードか試しておくことが大切なポイントになります。

導入と運用コストが自社の利用に見合っているか

ダッシュボード導入には、初期費用と運用コストがかかります。自社の用途や利用頻度と、導入・運用コストが釣り合っているかを、慎重に検討する必要があるでしょう。

ダッシュボードには、大きく分けて「オンプレミス型」「デスクトップ型」「クラウド型」の 3 タイプがあります。一般的に導入コストが最も抑えられるのはクラウド型ですが、クラウドサービスは買い切りではないため、利用しつづける限り月額費用や年額費用が必要です。長い目で見た場合に、どのダッシュボードが自社に適しているのかを総合的に判断することが大切です。

  • タイプ別・ダッシュボードの特徴とメリット・デメリット
オンプレミス型 デスクトップ型 クラウド型
特徴 サーバーにインストールして導入 担当者ごとにパソコンにインストールして導入 インストール不要で、オンラインで利用可能
メリット カスタマイズ性が高い オフラインでも利用可能 導入コストを抑えられる
デメリット 導入・運用コストが高い 限られた担当者にしか支給できない 自社独自の設定には対応できない場合がある

サポート体制

ダッシュボード導入前後のサポート体制も、確認しておきたいポイントのひとつです。

導入時のサポートに加え、運用中のトラブルや不明点に対応してもらえるか、問い合わせ窓口は充実しているかなど、具体的なサポート内容をチェックしてください。

ダッシュボードと Slack の連携でさらにスムーズに

コミュニケーションツールの Slack なら、各種ダッシュボードと連携して活用できます。特に、 BI ツールの Tableau は Slack と統合することができ、 Slack 内で Tableau の通知を表示可能です。通知が随時表示されることで、データ更新を見逃さずタイムリーに対応できるでしょう。

また、ダッシュボードには自社の内部データが集中するため、外部漏洩のリスクを可能な限り低減させる必要があります。 Slack はグローバルスタンダードのセキュリティレベルを実現しており、サイバー攻撃や不正アクセスに対して高い安全性を備えているのが特徴です。

コミュニケーションツールとダッシュボードの連携によって、データを有効活用できる可能性がいっそう高まります。営業・マーケティング施策をはじめ、ビジネスを加速させるツールとしてぜひ Slack の導入を併せてご検討ください。

ダッシュボードの活用でデータの有用性を高めよう

ダッシュボードを導入することで散逸しがちなデータを一覧化し、視覚的にわかりやすい形で表示できます。データの有用性を高めるうえで、ダッシュボードは非常に有効なツールといえるでしょう。

今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひダッシュボードの導入・活用を戦略のひとつに加えてください。ダッシュボードを活用することで、データの有用性をいっそう高められるはずです。

よくある質問

ダッシュボードを活用できるシーンとしては、データの分析や状況把握があります。例えば、営業活動であれば、進捗状況や活動スケジュールというリアルタイムなデータだけでなく、過去の取引履歴などもあります。データを別々に管理した場合、取引時に過去データなどの確認に時間を要する可能性がありますが、ダッシュボードを使うことでデータを一元管理できていれば、すぐに情報を取り出せます。
ダッシュボードは視覚的にわかりやすくデータが表示されるので、誰でも簡単に利用できます。しかし、ある程度のスキルがなければ、取得したデータから誤った判断をしかねません。ダッシュボードを有効活用するためには、データ分析のスキルを習得する必要があるのです。

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うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。

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