この賞は、物理的なオフィスにいられない状況のなか、Slack で企業文化を維持する方法を再構築した人事部門や社内コミュニケーション部門のリーダーに贈られます。その取り組みによって、従業員が地理的に離れていても、リーダーや仲間、同僚とつながり、支えられていると感じる環境が生まれています。
今回企業文化賞が贈られるのは、Wayfair の Global Head of Internal Communications である Kristin Geyer 氏です。Slack を使ってコロナ禍でもチームの士気を高め、つながりを保ち、互いに関わり合えるようにした点が評価されました。
Wayfair は、家具、インテリア用品、修繕パーツ、家庭用品など 1800 万点を超える商品を揃えたオンラインストアです。世界中で多くの人が巣ごもり状態を続ける中、同社は誰もが生活空間をホームオフィスや教室などに変えられるよう尽力してきました。「場所を問わず、当社のチームは常に顧客に対して期待を超える体験を生み出しています」と、Geyer 氏は話します。「コロナ禍の今もこのミッションを果たし続けられるよう、あらゆる従業員が一丸となっています」。
Geyer 氏の指揮のもと、ボストン、ベルリン、ロンドンにある Wayfair のオフィスチームは創業して初めて完全リモート体制に移行しました。「全社規模でリモートワークを進めるにあたって、Slack のようなツールをこれまで以上に活用しています」と、Geyer 氏は説明します。「例えば、家の機器を最新の状態に保つ方法や、国や地方の当局による最新の方針、安全でバランスの取れた健康的な暮らしに役立つヒントなど広く役立つアドバイスを共有するのにも Slack チャンネルを使っています」。
Slack のチャンネルを使うと、複数のメンバー間でファイルやメッセージを送信できるうえ、検索もでき、さらにスレッドを作成して会話を整理できるようになります。「さまざまなチームが目指す方向をしっかり揃え、会話を絶やさないために Slack を独創的に使っています。それを見ると嬉しくなるんです」と、Geyer 氏は続けます。「進捗共有を対面で行っていたチームも、今では Slack でスタンドアップ・ミーティングを開催するようになりました。メンバーがそれぞれ異なる場所にいても透明性が犠牲になりません。これはすばらしい方法です」。
Slack チャンネルで仕事を進める効果は、生産性の向上にとどまりません。Geyer氏によると、Slack はコミュニティ意識の維持にも役立っているそうです。例えば社会的な緊張が高まっていた時期、#wayfair-allies や #allies-for-blm などの支援チャンネルは従業員同士が話を聞き、学び、関わり合う安全な場となり、理解と変化を促進する役割を果たしました。さらに #goodnews-wayfair や #global-supply-chain-spirit などのチャンネルが、気軽な会話の場として、またお互いの根気や努力を認め合う場として機能しています。
分散したチームの社内文化を推進するチャンピオンである Geyer 氏は、今後も Slack を使って Wayfair のグローバルな従業員コミュニティを広げ、強化していく予定です。