この賞は、Slack を使ってビジネスの運営方法を根本的に変革・改善する機会を見事に生かした先見の明のあるリーダーに贈られます。
ビジョナリー賞に輝いたのは、コンテンツ企業の ViacomCBS において Executive Vice President and Chief Technology Officer を務める Phil Wiser 氏です。同氏は Slack を使って ViacomCBS のビジネスをグローバルに発展させ、同社の従業員が新しい働き方に対応できるようにしました。
2019 年 12 月に CBS と Viacom との合併が完了したあと、Wiser 氏は今後の変革において Slack が重要なツールとなることに気づきました。「結局のところ、これはテクノロジー導入の話ではなく、働き方を変える話なのです」と、 Wiser 氏は Business Insider に対して語っています。こうして ViacomCBS では Slack をパートナーとして、コミュニケーションやコラボレーションを重視したつながりの深い企業文化の構築へと踏み出したのです。その際、Slack の「アンバサダー」となる人をリストアップし、彼らと相談しながら Slack の全社展開をスムーズに進め、従業員へのトレーニングを効果的に行うための戦略を立案し実施する方法を考えました。
2020 年 3 月に始まったコロナ禍により、Slack の定着はさらに加速します。ViacomCBS ではリモート環境に適応しながら、メディアとエンターテイメントの需要増大にも対応しました。Wiser 氏は、Slack 導入の効果として ViacomCBS ブランドの生産性が向上した点を強調します。その例として挙げるのは、CBS のニュース報道局がニュース収集のプロセスで Slack チャンネルを活用し、報道タイミングを効率よく吟味していることです。同氏は 2020 年の Slack Frontiers カンファレンスで、「Slack によってコンテンツ制作プロセスを効率化する取り組みが進み、以前と変わらず世界の出来事に速やかに対応することができています」と語っていました。
ViacomCBS におけるより柔軟な働き方への戦略的移行は、俊敏性、適応力、コラボレーションの重要性を物語っています。「引き続き、テクノロジー変革を速やかに進める予定です」と、Wiser 氏は続けます。「Slack のおかげで、このエキサイティングな変化を全員が体験できています」。
