自分にとってあまり関係のないミーティングがあるように、Slack の会話の中にもあまり関係がないものがあります。でもいくつか設定すれば、気が散るトピックの通知量を減らすように通知をカスタマイズできるので、大事な仕事に集中できます。
最新情報を把握しながら、必要な時は Slack で静かに集中できる時間を作り出せるように、好みに合わせて通知をカスタマイズする方法の基本をざっと紹介します。
Slack 通知の基本
デフォルトでは、チャンネルやダイレクトメッセージに未読アクティビティがある場合、サイドバーに太字で表示されます。また、ほかの人があなたのユーザー名やあなたが指定したキーワードにメンションした場合は、赤色の通知バッジも表示されます。
カスタムキーワードを追加する
キーワード通知機能では、あなたが関心を持っているトピックについてほかの人がメンションするたびに通知が届きます。
次のようなキーワードを設定してみましょう。
- 参加しているチャンネルで議論された時に把握しておきたい重要なプロジェクトの名前やコードネーム。
- 問題が発生していたら把握しておく必要がある顧客やアカウントの名前。
- ほかの人がメンションを使わずにあなたに言及した場合に備えて、自分の名前。
- 楽しいこと(オフィスで無料のピザやグッズが配布されるのをもう見逃さずにすみます!)
通知が増えすぎないように、キーワードは厳選しましょう。まずはいくつかのキーワードから始めて、だんだんと減らしていくと、本当に役立つとわかった分だけの通知になります。
重要なチャンネルの通知をオンにする
最終の大詰め段階で注意深く見守りたいプロジェクトや、メッセージを 1 つも見逃したくない少人数のチームチャンネルなどがあれば、「チャンネル詳細」をクリックして、通知設定を「すべての新しいメッセージ」に設定しましょう。
メッセージが投稿されるたびに通知が届きますが、チームの最新状況を把握するためにはそうすることが重要な時もあります。プロジェクトチャンネルでこの設定を有効にした場合、納期に対応し終えたらデフォルトに戻すことができます。
頻繁に使用されているチャンネルの通知量を制限する
一方、今後も参加したいが細かくはチェックしていないチャンネルについては、チャンネルをミュートすることができます。特に、ボットやインテグレーションからのメッセージが多いチャンネルや、一度限りのリクエストをするため 1 回だけアクセスしたチャンネル(#help-it
や #help-社内
など)に使えます。
ミュートしたチャンネルは、未読アクティビティがあっても太字になりません。自分の都合のよい時に読むことができます。ほかの人がそのチャンネルであなたのユーザー名やあなたが指定したキーワードにメンションした場合は、ミュートしたチャンネルに赤いバッジが付くので心配無用です。
おやすみモードで集中できる時間を作る
おやすみモードは、Slack からの通知を一時的に停止できる便利な方法です。集中が必要な時に通知を一定時間停止するには、チャンネルバーの上部にあるベルのアイコンをクリックします。そこから時間を選択するか、カスタムの間隔を設定できます。また、就業時間後に邪魔をされないように、決まった定期的なスケジュールでおやすみモードに自動的に入るように設定できます。
おやすみモードになっていることはほかの人に表示されるため、すぐに返信は期待できないと理解してもらえます。そうすると、相手は寝ているあなたを起こしたり、集中を邪魔したりするのではという心配をせずに、自分の都合のよい時にメッセージを送信できるので、相手に気を遣わせずにすみます。それでも、チームメンバーには、急ぎの時に通知を伝える方法がまだあります。
簡単な Tip : /dnd スラッシュコマンドに続いて特定の日時や時間帯を入力すると、忙しい時にその場で通知を一時停止できます。
モバイル通知とメール通知
通知は Slack モバイルアプリにも届きますが、通知を遅らせるようにカスタマイズできるので、届いた瞬間にすべてのデバイスに通知が押し寄せるという事態にはなりません。
デフォルトの時間内にデスクトップでメッセージを読んでいれば、携帯電話にはプッシュ通知は届きません。メンションされたことを携帯電話でもすぐに知りたい場合は、この遅延をゼロに変更できます。また、メンションや DM のメール通知を受け取るかどうかも設定できます。
Slack の通知のおかげで、確認が必要な会話の状況をいつも確実に把握できます。最適な通知となるようにカスタマイズすれば、適切な時に適切な場所で安心(と静かな環境)をもたらしてくれます。