ハドルミーティングで協働するチームメンバーたち
コラボレーション

ハドルミーティングの新機能と、企業での活用例を紹介

企業はハドルミーティングを活用して、時間の節約、効率の向上、より良い関係性の構築を実現

Slack チーム一同作成2022年9月20日イラスト: Abbey Lossing

ナレッジワーカーの 66% がリモートまたはハイブリッドワークを行っている今、従来のオフィスでのちょっとした会話や共同作業を、デジタル空間で実現する必要が生じています。複雑な問題の速やかな解決から、クリエイティブな仕事のアイデア出し、同僚の進捗確認まで、チームが効率的に仕事を進めるための、新しく柔軟な方法が求められるようになっています。

そのような状況で活躍するのが、Slack ハドルミーティングです。Slack 史上最も急速に浸透したこの機能では、ボタンをクリックするだけで、オフィスで交わされていた会話や意見交換をデジタル空間で再現できます。廊下での立ち話や隣の席の同僚とのやり取りのようなコミュニケーションが可能になるのです。ハドルミーティングに費やす時間は平均で約 10 分。すばやく短時間で意見を交わすことで、日々の時間を節約して、チーム全体の生産性を最大限に高められます。

今年行われた Slack の年次ユーザーカンファレンスにて、チームの連携力をさらに高めるハドルミーティングの新機能を発表しました。そして本日、 Dreamforce にて、ハドルミーティングの新機能が一般リリースとなったことを発表します。数週間以内にすべてのユーザーの皆さまがこの新機能を利用可能になる予定です。

  • ワンクリックですぐに開始できるビデオ通話 : どのチャンネルや DM からでも始められるハドルミーティングが、ビデオ通話に対応。より表現力豊かに会話できるようになります。
  • 画面共有に対応、描画やカーソル操作も : 複数の人でその場で画面を共有できるようになります。描画やカーソル操作で見る人の注目度を高めて、単なるプレゼンテーションを超えた深い連携を実現します。
  • 絵文字、リアクション、ステッカーが使用可能に : ハドルミーティングでもお気に入りの絵文字やエフェクト、ステッカーを使えるようになります。優れたアイデアに賛同を示したり、同僚の成功を祝ったり、タイミングのよいジョークで盛り上げたり。多彩に活用できます。
  • チャンネルにメッセージスレッドを自動保存 : リンク、ファイル、メモなど、ハドルミーティング中に共有された情報は、元のチャンネルや DM に自動保存されます。参加していなかったメンバーも、重要な決定事項や次のステップを簡単に確認できます。

 

今回の開発の過程では、ユーザー企業の皆さまにも試用していただき、ともに機能を作り上げることができました。そこから生まれた、生産性を高める革新的なハドルミーティングの機能により、組織はさらに方向性や認識を共有しやすくなります。以下では実際に企業で活用されている例をいくつかご紹介します。

Expedia Group : 連携力を高め、生産性を向上

コラボレーションを成功への鍵と位置づけているExpedia Group では、世界中 20,000 人の従業員向けにコラボレーションツールの最適化に取り組むなかで、ハドルミーティングを戦略の中核に据えました。Expedia Group で Product Manager for Collaboration を務める Anthony Rivera 氏は、ハドルミーティングの新機能を試してみたところ、手応えを感じたため、連携力の向上を図るために会社全体に幅広く展開したと話します。

「Expedia Groupには 40,000 以上の Slack チャンネル、220 以上の Slack コネクトチャンネルがあり、チームは日々 Slack を活用して仕事をしています。ハドルミーティングの新機能により、Slack 内での新たなコラボレーションの可能性が開かれます」と Rivera 氏は語ります。「ハドルミーティングの新機能をチームが実際に使い始めたら、今まで以上に緊密で自発的な連携が組織全体で行われるはずです。生産性の向上で鍵を握るのはコラボレーションです。予算の追加や新しいシステムの導入なしで、組織の生産性を高められれば、さらなる成功が導かれるでしょう」

Expedia Group のチームは、わざわざ会議を設定して招待を送ることなく、必要な背景情報と関係者が揃ったチャンネルからハドルミーティングをスムーズに立ち上げて、リアルタイムで連携できます。

Expedia Group、Product Manager for Collaboration、Anthony Rivera 氏

「ハドルミーティングの新機能をチームが実際に使い始めたら、今まで以上に緊密で自発的な連携が組織全体で行われるはずです。生産性の向上で鍵を握るのはコラボレーションです。予算の追加や新しいシステムの導入なしで、組織の生産性を高められれば、さらなる成功が導かれるでしょう」

Product Manager for CollaborationGroupExpediaAnthony Rivera 氏

Xero : インシデントの解決をスピードアップ

今日のビジネスでは、技術的な問題に直面することは避けて通れないものです。ニュージーランドに拠点を置き、180 を超える国々で 300 万以上の契約者に会計ソフトウェアを提供している Xero は、この課題に Slack を使って対処しています。

Xero では 2017 年以降、インシデントにリアルタイムで対応するために、Slack の専用チャンネルと PagerDuty や Jira といったアプリの連携機能を活用してきました。それに加えてハドルミーティングを導入することで、チームで力を結集して根本原因を速やかに特定し、次にとるべきアクションを確認できるようになりました。

「ハドルミーティングの新機能は、インシデント管理において重要なツールになります」と、Xero で Team Lead of People Systems を務める Grant Foster 氏は話します。「インシデント対応では物事の動きが速く、チャンネルに常にメンバーが出入りします。チャンネル内でハドルミーティングを行い、スレッドにメモを残して、メンバーの都合の良いタイミングで継続的に対処できることで、進捗と次のステップを確認しやすくなります。チーム全体での最新情報や方向性の共有にも役立ちます」

Xero、People Systems、Team Lead、Grant Foster 氏

「ハドルミーティングによって、さらに瞬発力が高まり、すぐに意思決定して、解決プロセス全体をスピードアップできます」

People Systems Team LeadXeroGrant Foster 氏

Slalom : スタンドアップミーティングを有意義に

スタンドアップミーティングは、チームでその日の業務予定を短時間で効率的に確認できる方法です。ただ、実際には打ち合わせが長引いて、参加者の集中力が途切れがちになることもあるでしょう。

世界的なコンサルタント会社 Slalom では、型式ばったビデオ会議をハドルミーティングに切り替えて、有意義な毎日のスタンドアップミーティングを実現しました。ハドルミーティングに追加される、状況に応じてビデオのオン・オフを切り替えられる機能や、チャンネル内のスレッドにメモを自動保存する機能などがこれに役立つでしょう。また、ミーティングごとに名前をつけられる機能により、チームメンバーは参加を判断しやすくなるはずです。

ハドルミーティングは、Slalom が追求しているコミュニティ意識の醸成にも役立ちます。お気に入りの絵文字でコメントに反応したり、チームの成功をアニメーションで祝福したりできる機能はチームメンバーに好評を博しています。

「ハドルミーティングの新機能は、自然でストレスのない会話を促してくれます。仲間意識を育めるほか、同僚と効果的に情報共有して、一日を気分良く始められます」と、Slalom の Principal Consultant である Kevin Rosario 氏は話します。「チーム内の信頼と理解を深めることが、チームを成功に導くための第一歩だと思います。これはどのような仕事でも同じでしょう」

毎日のスタンドアップミーティングを効率化してチームに一体感をもたらした Slalom は、ハドルミーティングの最大の価値は、仕事の「モード」を切り替えずに済むことだと考えています。Slack 内でボタンを押すだけで、すぐに同僚と気軽に話ができることが、大きな違いを生み出しているのです。

「ハドルミーティングの新機能は、自然でストレスのない会話を促してくれます。仲間意識を育めるほか、同僚と効果的に情報共有して、一日を気分良く始められます」

Principal ConsultantSlalomKevin Rosario 氏

T-Mobile : 会議の削減を実現

T-Mobile は Slack を広く活用しており、ユーザー数は 10 万 900 人、アクティブチャンネル数は 17 万件、ワークフローは 4 万 5,000 個、1 か月に使用される絵文字リアクションは 900 万個にのぼります。なかでも効率性の向上において従業員に人気の機能が、ハドルミーティングです。

T-Mobile で Principal Technical Product Manager を務める Tamara Jensen 氏は、組織全体の効率化に取り組む中で、会議を減らすようチームに促すことを戦略の 1 つに据えました。その実現に役立ったのが、Slack です。従業員同士がチャンネルで仕事を整理し、ワークフローを使って重要なプロセスを効率化して、クリップを活用して各自が都合の良い時間に最新情報を共有できるようになったことが、会議の減少につながりました。

ただ、複雑な業務など、ときには 1 か所に集まって問題をリアルタイムで解決しなければならないケースもあります。そんな時に活躍するのが、ハドルミーティングです。チームメンバーは、会議のスケジュール調整に時間をかける代わりに、自発的にハドルミーティングを始めて問題の要因を議論し、アイデアを出し合って、現場の問題を速やかに解決できるのです。

「誰かと話したいと思った時に、わざわざ会議を設定する必要はありません。Slack 内でそのまま会話できますから」と Jensen 氏は話します。「ハドルミーティングを使えば、ビデオでお互いに顔を合わせられるし、会話をスレッドに残せます。同僚たちとその場で画面を共有することもできます。チームが 1 か所で継続して仕事を進められるツールです」

T-Mobile、Principal Technical Product Manager、Tamara Jensen 氏

「誰かと話したいと思った時に、わざわざ会議を設定する必要はありません。Slack 内でそのまま会話できますから。ハドルミーティングを使えば、ビデオでお互いに顔を合わせられるし、会話をスレッドに残せます。同僚たちとその場で画面を共有することもできます。チームが 1 か所で継続して仕事を進められるツールです」

Principal Technical Product ManagerT-MobileTamara Jensen 氏

Dreamforce では Digital HQ を最大限に活用する方法を紹介

多くの組織がリモートワーク・ハイブリッドワークの働き方を継続するなか、企業のリーダーにとって、革新的な手法を採用し、効率性と生産性を確保していくことが必要不可欠になっています。Slack も Salesforce と提携し、Digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)における、より効果的な仕事の連携方法を追求し続けています。詳しくは、ぜひ Dreamforce 2022 をチェックしてください。今日の職場が抱える課題への解決策や、チームが Digital HQ を最大限に活用するためのヒントがきっと見つかるはずです。

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うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。

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