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あらゆる規模の組織の仕事が、Slack AI でもっと速く、スマートに

すべての有料プランで Slack AI を購入いただけるようになりました。自社のデータが持つ潜在力をフル活用することが、チームの生産性アップに役立ちます

Slack チーム一同作成2024年4月18日

Slack AI が、すべての有料プランでご利用いただけるようになりました。これにより、あらゆる規模の組織で、チームが今仕事をしているその場所に、生成 AI の力を組み込むことができます。

Slack の Workforce Index によると、経営幹部の 94% が自社への AI 導入を喫緊の課題だと認識していたのに対し、最新版の調査では、AI ツールを仕事で試してみたことがあると答えた人は、デスクワーカーの 4 人に 1 人にとどまりました。

このように AI をできるだけ早く取り入れたいと思うチームも多いことでしょう。そのため Slack は、シンプルで直感的に使うことができ、すぐに効果を発揮する AI 機能を導入します。まず今年の 2 月に、Slack AI のリリースを行い、仕事をスマートかつスピーディーに進める機能の第一弾を公開しました。そして本日、Slack AI をすべての有料プランで購入いただけるようになり、英語、スペイン語、日本語で利用可能となったことを発表いたします。あわせて、以下の新機能も追加されます。

  • New! あらかじめ選択したチャンネル内でどのような進展があったのかについて、個別のダイジェストを毎日届けるまとめ機能
  • キーワードや、自分の言葉を使った質問に対して、Slack 内のデータから即座に答えを見つけてくれる回答の検索
  • ワンクリックでチャンネルやスレッドの概要を把握できる会話の要約

これまで「情報が多すぎる!」と感じていた方は、Slack AI の最新機能で、情報収集がすっきりします。まとめ機能を使えば、入念に目を通す時間はないけれど概要は把握しておきたいチャンネルについて、毎日の仕事始めに要約をチェックできます。対象にするチャンネルを選んだら、後は Slack AI におまかせ。翌日から、見逃していたかもしれない情報のダイジェストを受け取れます。

Slack AI の要約、検索、まとめ機能


パイロットテストへの参加企業から得られたデータを社内で分析したところ、あらゆる規模の企業において、Slack AI の使用により、1 ユーザーあたり毎週平均 97 分が節約されていることがわかりました。具体的にどのように実現されたのでしょうか?以下でいくつかの事例をご紹介します!

Wayfair は事業規模の拡大にスマートに対応

家具小売業のグローバルリーダーである Wayfair は、2016 年にメッセージングソフトウェアに代わって Slack を導入。Slack のプラットフォームはすぐに社内プロセスに欠かせない存在になりました。現在、同社は生成 AI を活用して、従業員エクスペリエンスをさらに向上させようとしています。

同社ではあるとき、IT 部門がベンダーとの急を要する契約更新を進めていました。これには通常、多くの文書や質問に対する綿密なレビューが必要です。そこで Senior Engineer の Taylor Keck 氏が回答の検索を使って、Slack AI に「契約の最新状況は?」と尋ねたところ、ほかのメンバーの応答を待つことなく、すぐに必要な情報を得ることができたといいます。

Wayfair では、すでにワークフローを用いてインシデント管理を自動化していましたが、このように Slack AI を活用することで、さらなる進化が導かれるでしょう。インシデントの根本原因分析に必要な情報はすべて関連するチャンネル内にあるため、エンジニアは会話の要約を使ってインサイトを即座に抽出できます。また、あらかじめ選んだチャンネルから知っておくべき情報のダイジェストを毎日取得できる、まとめなどの新機能への期待も高まっています。「Slack AI を使えば、どのチャンネルの情報もすばやく正確に把握できます」と Keck 氏。「従業員が手間のかかる情報収集をする必要がなくなれば、満足度や生産性の向上につながります」

Wayfair、Asad Rahman 氏

「Wayfair がグローバルな規模で拡大するなか、情報をすばやく発見できるようにすることで、メンバーが情報収集に費やす手間を減らし、成果につながる仕事により多くの時間を使えるようにしたいと考えています。Slack AI の優れた機能が、それを可能にしてくれました」

WayfairDirector of Employee TechAsad Rahman 氏

Beyond Better Foods は時間を節約してロジスティクスを効率化

健康的なデザートのブランドである Beyond Better Foods は、完全リモート勤務の組織として、Slack を仕事とコミュニケーションの主要プラットフォームに活用しています。Slack AI により、同社は蓄積されたデータからさらなる価値を引き出し、これまでにないレベルの生産性を実現できるようになっています。

「Slack は当社にとってきわめて重要です」と語るのは Vice President of Operations を務める Andy Kung 氏です。「Slack AI による検索機能の強化は、特にロジスティクスに関する回答をいち早く得るのにとても役立っています」

Kung 氏は自身の役割において、同社の 4 つの倉庫と 6 つの工場で何が起きているかを常に把握しておかなければなりません。Slack AI の導入により、同氏は回答の検索を利用してすばやく解決策を見つけられるようになり、集中力が妨げられることもなくなりました。「例えば、金曜の午後 2 時に CEO からすぐに質問に回答するよう求められた時、Slack AI の検索機能が役立ちます」。Slack AI により、Kung 氏は常にロジスティクスの状況を把握し、自身の仕事をスピードアップさせて、経営幹部からの質問に細やかに対応できるようになっています。

Beyond Better Foods のチームは、選んだチャンネルの動きを毎日のダイジェストで追跡できるまとめ機能の力にも大きな期待を寄せています。「まとめは本当に頼もしいですね」と Kung 氏。「毎日のダイジェストに、フルフィルメントの動向、やることリスト、ロジスティクスの計画など、自分に大きく関係する分野の情報がすべて正確に抽出されています」

Beyond Better Foods、Andy Kung 氏

「Slack AI を使い始めてまだ 1 か月ほどですが、欲しい情報のすばやい発見に役立った回数は数え切れません。毎日 30 分以上は節約できていますね」

Beyond Better FoodsVP of OperationsAndy Kung 氏

ProService Hawaii はスピードと最新情報の追跡を簡単に両立

Slack による最近の調査では、対象となった中小企業の半数近く(47%)が、市場での競争力を維持するために AI 技術の導入が必要だと感じており、34% が従業員のスキルアップに AI が役立つと考えています。早い時期から AI を導入している人事ソリューション企業の ProService Hawaii は、以前から日々のコラボレーションプラットフォームとして Slack を活用。同社にとって、業界の最先端を走り続けるために Slack AI を導入することは自然な選択でした。

同社の Product Owner である Jason Morita 氏には、毎日さまざまな Slack チャンネルを通じて 100 件を超えるメッセージが届きます。会議が続いた時などはそれらをチェックしきれず、後で大量の情報を処理しなければならないことがよくありました。そこでチャンネルをひとつずつ確認して自身に関わる情報を探す代わりに、会話の要約を活用。時間を大きく節約できるようになりました。「Slack AI で、曜日、週、月を選んでキャッチアップできるのは非常に大きな効果がありますね」

「会議がいくつも続くような時には、会話の要約が大いに役立ちます。見逃していた情報も後から把握できるので、ほかのことに注力できます」

ProService HawaiiProduct OwnerJason Morita 氏

シンプルで直感的に使えるツールがここに

ご紹介した Wayfair、Beyond Better Foods、ProService Hawaii をはじめとする企業は、Slack AI の便利な機能を活用することで、すでに仕事をよりシンプルに、快適に、有意義に進めています。でも、これは始まりにすぎません。

今後、Slack AI の検索と要約の機能をさらに拡張し、ファイル、Slack アプリ、canvas、クリップなどもデータソースとして利用できるようになる予定です。Slack AI がより広く、より深いコンテキストを扱えるようになれば、いっそう関連性の高い豊かな情報が得られるようになるでしょう。

また、チームの働き方にさらに多くの方法で Slack AI を融合させる取り組みも進めています。例えば Slack のユーザーは現在、1 週間に 3 億 8,300 万分ものハドルミーティングを行っています。そのため将来的には、Slack AI がハドルミーティングの記録係となり、ユーザーに代わって重要なポイントや実施すべき項目を要約できるようにする計画です。

週に 47 億件を超えるメッセージが送信されている Slack は、AI アシスタントを活用するための会話型インターフェイスとして最適です。Salesforce の新しい AI アシスタントである Einstein Copilot を Slack での仕事の流れに直接組み込めるようにする計画や、CRM データについて Slack AI に簡単に質問できるようにするインテグレーションの構築も進んでいます。

今すぐ Slack AI の利用を始めましょう

この AI 機能をぜひご体験ください。本日より、Slack AI は Slack のすべての有料プランにてアドオンとして購入いただけるようになり、英語、スペイン語、日本語で利用可能となります。その他の言語についても近日中にサポートされる予定です。詳細については Slack の営業チームにお問い合わせいただきプランの選択も含め、チームに最適なオプションをご検討ください

ご紹介した機能についてのガイダンス、Slack が設計段階からデータプライバシーを確保している方法、および信頼に対する Slack の取り組みについては、「Slack AI で組織内のナレッジを活用して生産性をアップ」をご参照ください。

 

上記は情報提供を目的としたものです。購入の決定に際しては、本情報に依拠しないでください。現在提供されていない製品やサービス、機能の開発、リリース、時期については、Slack の独自の裁量により変更される場合があります。

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うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。

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