眼鏡をかけた女性従業員が Slack の新しいエンタープライズ検索機能を使いながら微笑んでいる。

あらゆる情報が見つかる、Slack のエンタープライズ検索が登場

Slack が、会社のデータやナレッジすべてを直接検索できるハブに。

Slack チーム一同作成2025年3月5日

多くの革新的な企業やチームが、日々 Slack を使って仕事を進めています。会話からひらめきを得たり、アイデアを計画に変えたり、専門知識を交換したり、アプリにアクセスしたり、ワークフローを実行したりできるビジネスの基本システムとして Slack を利用しているのです。そこに、Slack 内のデータだけでなく、組織全体から必要なすべての情報を見つけられるようになったらどうでしょうか?きっと仕事がスピードアップするはずです。

本日、Slack は「エンタープライズ検索」を発表します。AI を活用したこの検索機能は、アプリやファイルの検索対象を組織全体へと拡張し、必要としている情報を必要な時に高い精度で見つけるのに役立ちます。これにより、重要な仕事にさらに集中できるようになるでしょう。

Slack の強力な会話型の AI 検索を基盤とするエンタープライズ検索は、あらゆるサードパーティ製のアプリやドライブを Slack に接続し、会社内に蓄積されたナレッジやデータを一手に検索できるハブを生み出します。これにより、ファイルやドキュメント、会話のデータ、そこから得られるインサイトまで、必要なあらゆる情報を Slack の検索バーからさっと見つけられるようになります。

例えば、Asana、Box、GitHub、Google ドライブ、Jira、Salesforce などのビジネスシステムとの接続が可能になる予定です。本日より第 1 弾のコネクタが利用可能となり、その後まもなく、さらに追加される予定です。Enterprise Grid プランをご利用で Slack AI のライセンスをお持ちのお客さまは、本日より Slack のエンタープライズ検索の使用を開始できます。

Slack の新しいエンタープライズ検索機能を示す GIF アニメーション

データを接続して、その価値を最大限に活用

企業で働く人は、必要な情報を探すためだけに 1 日に何十回もアプリを切り替えており、それが生産性を低下させる要因のひとつになっています。そこに Slack のエンタープライズ検索が、ファイルやデータ、ドキュメントの検索方法を一新します。無数のフォルダの間で右往左往したり、時代に合わない検索方法を使ったりして、時間を無駄にする必要はもうありません。

エンタープライズ検索により、Slack に蓄積されたあらゆる技術スタックに、検索可能な単一のインターフェイスからアクセスできるようになります。それはまるで、いつでも相談できる有能な検索アシスタントが現れたようなもの。洗練されたアルゴリズムが大事なプレゼンテーションやレポート、データセットなどを瞬時に探し当て、会話型のインターフェイスに的を絞った回答を提示します。また、信頼をあらゆる活動の基盤におく Slack では、検索結果においても、連携アプリでの最新の権限を反映します。つまり、そのユーザーが閲覧できる情報のみが表示されます。

このエンタープライズ検索で、必要なものすべてをいつでもすぐに自信をもって見つけることができるようになり、生産性の向上やワークフローの円滑化が促されるでしょう。

Google ドライブや GitHub のコネクタで連携がさらに深く

Google ドライブのコネクタを使えば、作業している Google ドライブからの通知を受け取れるのはもちろん、会社で何年もかけて蓄積してきたスライド、ドキュメント、スプレッドシート全体から情報を検索することも可能になります。この統合の拡張により、おなじみの Google Workspace のアプリからのデータを直接かつ安全に Slack に取り込めるようになります。仕事についての会話の履歴に加えて、成果物からもインサイトを得られるようになることで、例えば、新しいプレゼンテーションをゼロから作る必要がなくなります。

また、GitHub のコネクタを使うと、Slack から離れることなく、リポジトリ全体のプルリクエスト(コードベースにマージする変更の提案)にすぐにアクセスできます。さらに、コードスタックに関する質問に、AI がプルリクエストを参照して回答できるようになることで、より深いインサイトが得られ、迅速なトラブルシューティングが実現します。その結果、すぐれたソフトウェアを構築するという、大事な仕事に集中できる時間を増やせるでしょう。デスクトップ、iOS、Android の各アプリ間でどのように変更が展開されているかを知りたい時にも、新機能をテストする際の適切な実験トグルを知りたい時にも、エンタープライズ検索を使えば、すぐに答えが得られます。

今後の予定 : Box から正規のドキュメントやファイルをすぐに見つけられるようになる予定です。より質の高い情報源を参照できるようになることで、質問への回答の精度が上がり、組織での仕事がさらにスムーズに。また、Asana と接続されれば、組織のタスク全体を検索して、プロジェクトのステータスや計画の詳細を確認できるようになり、コラボレーションがさらに効果的になります。

どんな規模のチームも、すぐれた仕事をするにはクラス最高のツールの力を借りる必要があります。Slack のエンタープライズ検索のリリースによって、Google Workspace と Slack の両方を利用しているお客さまは、Slack 内にいたまま、いつも使っているコラボレーションアプリの情報に安全にアクセスできるようになります。この新しいコネクタを広くご利用いただけることを楽しみにしています。

GoogleVP of Product、Google WorkspaceYulie Kwon Kim 氏

Slack AI で会社全体のデータを検索

Slack は、メッセージや会話、ファイルといった必要な情報に、Slack の環境内にいたままアクセスできるのが特徴です。それが Slack AI により、さらに効果的になりました。長いスレッドの内容をすぐに把握しなければならない時には、Slack AI がさっと要約してくれます。プロジェクトについての質問にも、Slack AI がすぐに答えてくれます。そしてこのたび、エンタープライズ検索により、AI を活用した検索の対象が、組織の技術スタック全体へと拡張されます。Slack 内で質問をするだけで、システムやデータソース全体からの回答がすぐに得られるのです。

現在、さらに多くのサードパーティ製アプリとの統合が急ピッチで進められており、近いうちに Slack の検索は、組織全体のナレッジを集約する最も信頼できるハブとなるでしょう。これにより、どのチームも会話(人間・AI エージェント両方との会話)やドキュメント、プロジェクト関連ファイル、タスクなどから、必要な情報を見つけられるようになります。連携したアプリ内の検索可能な情報はすべて、Slack から直接検索できるようになるのです。

複数のシステムにまたがるデータソース全体を一元化したいと考えていました。まさにそれを実現してくれるのが、Slack のエンタープライズ検索です。AI の力により、適切な情報をユーザーに直接提示できます。

EasyPark GroupSenior IT Systems EngineerHC Madsen 氏(They/Them)

新時代に向けてエンタープライズ検索が重要である理由

私たちの働き方は大きく変わろうとしています。コラボレーションが重視され、AI が浸透し、エージェントを活用する働き方へのシフトです。そこではシステムが新しい情報に適応し、私たちに代わって意思決定を行って、アクションを実行しますこうしたインテリジェントなチームワークの新時代には、人間と AI エージェントがシームレスに協力して効率性を高めることがスマートな成果を導きます。エンタープライズ検索は、そのような進化する仕事の世界にうまく適応していくためのカギとなります。

  • アプリ切り替えによるイライラを一掃 : 大事なプレゼンテーションから、取引先との会話、プルリクエストの処理まで、あらゆることが Slack 内で見つかります。
  • 隠れたナレッジを発見 : 質問して、会社全体のデータにもとづいた回答を受け取ることで、存在すら知らなかった情報が見つかる可能性があります。
  • 大幅な効率化 : 会話形式のやりとりで検索結果を絞り込んで、具体的で的確な情報を得ることで、仕事がさらにはかどります。
  • 意思決定がスマートに : データの全体像をつかめるため、自信をもって情報にもとづいた意思決定ができます。
  • エージェント時代に向けて : AI エージェントを活用した仕事へと進化するうえで、エンタープライズ検索は、技術スタック全体にわたるシームレスな自動化や、インテリジェントなタスク委任のための基盤になります。

Slack のエンタープライズ検索の独自性

エンタープライズ検索により、組織の集合知が活用されて、さまざまな部門で働く人たちが、今仕事をしているその場所で、必要な時に必要な情報を見つけられるようになります。顧客データ、連携アプリ、会話などをまたいだ検索によって、誰もが重要なインサイトを発見して、それにもとづいてアクションを実行でき、自らが得た情報を業務システムに戻すことができます。

Slack のエンタープライズ検索には、次のような独自の特徴があります。

  • すぐれたデータセキュリティ : リアルタイムの検索では、データへのアクセス権が時間の経過とともに変化する場合があります。連携アプリやデータソースをまたいだユーザーレベルの統合検索により、各ユーザーの権限が外部ソースへのアクセス時に反映され、適切なタイミングで適切なアクセス権が設定されます。
  • パーソナライズされた関連性の高い結果 : エンタープライズ検索は、そのユーザーにとって何が重要かを識別し、役職やプロジェクト、やり取りする相手などに応じて、固有のニーズに合った検索結果を提供します。(※ユーザーが入力したテキストの内容を大規模言語モデルのトレーニングに使用することはありません。詳しくはこちらをご参照ください。)
  • Slack とのシームレスな統合 : 別個のツールではなく、これまでの Slack の延長として自然に機能を利用できます。使い慣れた Slack のインターフェイスから直接検索して、すぐに結果を得て、アクションにつなげられます。
  • 隠れた専門知識を引き出す : そのテーマに関連する会話での貢献度にもとづき、特定分野に詳しいメンバーを発見。必要な情報をもっている人をすぐに見つけられます。
  • 会話形式での質問 : 自然言語を使ってデータソース全体を検索し、的確な結果や要約を得ることができます。直感的にわかりやすいインターフェイスによって、必要な情報がこれまで以上に簡単に見つかります。

Slack のエンタープライズ検索は、まさにゲームチェンジャーです。複数のソースから情報を引き出せるので、必要なものがすぐに見つかります。あるデモ動画を探し回っていた時、Slack のエンタープライズ検索で Google ドライブに接続したところ、すぐに見つかりました。それを共有すべきスレッドもいっしょにです。アクションを起こすその場所で必要な情報が見つかることは、多くの時間を節約し、ツールを切り替える手間も省いてくれます。

SalesforceDirector、Product LineNeil Brady

さっそく使ってみませんか?

Slack の検索バーに質問を入力するだけで、いつでも最新の情報が得られます。インデックス化もデータの特別な保管方法も不要です。

Google ドライブと GitHub に対応したエンタープライズ検索は、本日よりリクエストに応じて利用可能です。Enterprise Grid プランをご利用で Slack AI のライセンスをお持ちのお客さまには、今後数週間以内に展開される予定です。今後、さらなるデータソースが追加される見込みです。ぜひソーシャルメディアで Slack をフォローして、最新情報をチェックしてください!

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うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。

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