Slack の周りにはいつもコミュニティがあります。製品が出たばかりの頃、ユーザー同士がベストな使い方を求めて互いに助け合うようになり、その数は急激に増えていきました。この探求心に応えて、私たちはここ何年も、Slack の機能をより活用・改善するための独自のコミュニティ主導プログラムを作ってきました。ごく最近の取り組みで言うと、専用ワークスペース、世界中のコミュニティチャプター、ニーズに合わせて Slack をカスタマイズできるようにする認定などがあります。
そして本日、私たちは Slack Community フォーラムを立ち上げました。これは Slack にとって新たな節目です。このフォーラムでは、Slack の活用経験に関係なくユーザーの皆さまが質問や回答をできるようサポートします。自社用に開発した Slack アプリをデバッグしたい開発者でも、ワークフロービルダーによる自動化を実装したいユーザーでも、単に Slack 機能の使い方を知りたいだけの人でも大歓迎です。
その狙いや目指す成果がどんなものなのか、今回シニアライターの Matt Haughey が、コミュニティグループマネージャーの Elizabeth Kinsey に聞きました。
Slack Community フォーラムの概要と構成について教えてください。
Slack はあらゆる仕事にとっての Digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)となるものですが、このフォーラムはコミュニティにおける直接的で明確なディスカッションに特化してカスタムデザインしました。私たちが目指すのは、ユーザーの皆さまが Google で Slack に関する疑問を検索した時に、ヘルプセンターの記事、ブログ、あるいはフォーラムに投稿するコミュニティメンバーなどからすぐに結果を得られる状態です。
フォーラムの目的は、サポートチケットの削減や、単なるフィードバックの獲得ではありません。ユーザー同士がつながり、Slack について質問し、答えを見つける専用の場を用意したかったのです。
Slack Community フォーラムは次の大まかな 10 のトピックに分かれています。
- Slack の基本
- 製品 UI/UX
- Digital HQ
- ワークフローの自動化
- Slack API
- SDK と開発者用ツール
- 変革管理
- Slack 認定
- Slack Community
- その他のトピック
質問する際は想定されるトピックから選べるため、何を聞けばよいか迷うことはありません。この点こそ、今回基盤とした Salesforce Experience Cloud で気に入っている点の 1 つです。ここでは言語処理を活用してトピックが調整されるため、例えば質問に「Bolt」と「チャンネル」という単語が含まれている場合、その質問には「Slack API」とタグづけすべきだと判断されます。
フォーラムのモデルとなったのは何でしょうか?Stack Exchange サイトのようなものですか?
そのとおりです!フォーラムは Stack Exchange をモデルにしており、Salesforce のIdeaExchange や昔ながらの技術 Web フォーラムに似ています。Stack Exchange の優れている点は、投稿するだけでなく、満足感を得たり、読んで参加することで見返りがあったりすることです。さらに誰かの役に立つとポイントを獲得できるほか、分野のエキスパートとして見られれば信頼を得られます。
JSON エラーのデバッグをしたい開発者から、アプリ通知をカスタマイズしたい人にまで役立つフォーラムとは、どんな仕組みでしょうか?
フォーラムで活躍するのがトピックです。もし私が開発者で厄介な JSON に関する疑問を解決できずに困っているとしたら、開発者トピックで質問するでしょう。でもその前に、誰か前に同じ問題を投稿したことがないか検索します。何も見つからなかったら、そのグループに質問を投稿し、適切なタグをつけます。
初心者からの質問が多くなると思いますが、フォーラムには Slack に精通したベテランの管理者や開発者もたくさんおり、 Slack 初心者の皆さまを助けてくれるはずです。以前のコミュニティワークスペースでは、そうした熟練ユーザーの皆さまが「チャンネル名のつけ方はこの記事が参考になります」とか「通知の変更方法はこちらです」などのように教えていました。 「コードに好奇心旺盛」なメンバーにとっても学べる機会がたくさんあると思います。
Web 版のフォーラムのほかに、新しい Slack フォーラムアプリもリリース予定です。アプリではどんなことができますか?
アプリをインストールする場所がどこであろうと、あらゆる Slack ワークスペースでコミュニティフォーラムを最大活用できます。
アプリをインストールしたら、そこから Slack でコミュニティフォーラム全体を検索し、検索結果をアプリのホーム画面で確認することができるほか、そこから直接返信することも可能です。答えを得たあとさらに質問がある場合は、クイック返信を投稿。すべてが Slack で完結します。
トピックをクリックすれば、そのトピックに関する最新の会話が 10 件表示されます。フォローしたメンバーの最新の会話を見ることも可能です。目的の場所に到達するためにどんな道を通ろうと、私たちは必ず皆さまのための地図を用意し、道をつなぐサポートをしたいと考えています。
Slack Community フォーラムを覗いてみましょう
Slack Community フォーラムは、皆さまがほかのユーザーや Slack と直接つながって、一緒に疑問点を調べたり、情報を集めたり、問題を解決したりする場です。Slack を今日初めて使う人でも、ベテラン開発者でも、あらゆる段階の Slack ユーザーの皆さまの疑問を解消できるように作りました。
参加は誰でも歓迎です。またサイトを閲覧するだけならアカウントは必要ありません。何かわからないことがある時、すでに投稿されたお役立ち情報を見てみたい時、あるいは Slack をもっと活用したい仲間の信頼できるコミュニティに参加したい時に、ぜひアクセスしてみてください。