Agentforce in Slack で、働く人の生産性がさらに飛躍

​最初のデジタルチームメイトを Slack に追加しましょう。

Slack チーム一同作成2025年5月23日

自分の仕事の状況や顧客のニーズ、ビジネスの優先事項など、すべてを把握している AI エージェントが Slack 上にいたらどうでしょう。従業員向けの新しいエクスペリエンス Agentforce によって、それが現実のものになりました。会話や接続されたデータに基づいて、エージェントが最新状況を反映した回答を提供し、仕事を前に進め、業務の流れのなかで専門知識を提示することが可能になったのです。

本日より、チームがすでに仕事で利用している Slack 上で直接動作する、タスク特化型のデジタルチームメイトを構築いただけるようになりました。さらに、6 月 12 日にリリース予定の新しい Slack 従業員エージェントテンプレートを使えば、エージェントの活用がいっそう簡単になります。

ロール権限や、接続された Salesforce Data Cloud ライブラリへのアクセス、Slack 上での会話の履歴、そして Salesforce 360 とのフル連携により、Agentforce は安全で適切な回答をリアルタイムで提供します。あらゆる業務の背景を把握したエージェントが、いつでもあなたをサポートします。

Slack で Agentforce が真のデジタルチームメイトに

Agentforce は LightningMobile といった Salesforce アプリケーションへの導入も可能ですが、Slack とともに使うことで、エージェントと従業員が協力して仕事ができるという、さらなるメリットが得られます。

Slack の会話型インターフェイスは、Agentforce にぴったりな環境です。エージェントは、チームがすでに協力して仕事をしているチャンネル内で動作し、メッセージやファイル、ワークフロー、共有ナレッジといった情報を駆使して、スピーディーで正確な応答を返すことができます。

ユーザーはメンションするだけで、Agentforce を仕事の流れのなかに組み込んで、質問に答えてもらったり、アクションを実行してもらったりして、チームの仕事を前に進められます。Agentforce が会話を通じて、チームが迅速に行動し、集中力を保って、的確な意思決定を行えるよう支援してくれるのです。

Slack インターフェイスと、カスタマーインサイトエージェントが Slack canvas を起動する様子を示すアニメーション。

Slack のチャンネルや DM で直接 Agentforce をメンションして、デジタルチームメイトと共同作業できます。

Slack エージェントテンプレートで、導入がより簡単に

エージェントをより簡単に使い始められるよう、Agentforce をご利用のすべてのユーザーの皆さまを対象に、6 月 12 日より Slack 従業員エージェントテンプレートの提供を開始します。Agentforce ビルダーにトピック、アクション、ワークフローがあらかじめ組み込まれたこのテンプレートにより、従業員向けの専門特化型エージェントを迅速に立ち上げることができます。以下のようなテンプレートが提供される予定です。

  • Slack カスタマーインサイト : Slack 内から Salesforce のデータに直接アクセスできるエージェントを構築するためのテンプレートです。このエージェントは、Salesforce のデータライブラリを用いて、商談内容の要約や、CRM レコードの更新、インサイトの収集、質問への回答などを行います。また、Salesforce と Slack から収集した重要情報をもとに canvas を作成し、ナレッジを整理・共有して、チームがアクションを起こしやすい状態にしてくれます。
  • Slack オンボーディング : Slack 上でインタラクティブなオンボーディング(導入研修)を実現するためのテンプレートです、このテンプレートで構築されたエージェントは、新しく入社した従業員がリアルタイムで疑問への答えを発見したり、つながりを築いたりできるよう支援します。具体的には、社内のナレッジベースや Slack に保存されている公開情報を用いて、会社のポリシーを説明したり、エキスパートを見つけたり、自身に代わって自己紹介のメッセージを送ったりしてくれます。これにより、すべての従業員が、必要な背景情報や人とのつながりを手に入れ、自信をもっていち早く仕事に取り組めるようになります。
  • Slack 従業員ヘルプ : 人事、IT、法務、営業など、あらゆる業務に対してナレッジを用いたサポートを提供するエージェントを構築するのに役立つ、柔軟なテンプレートです。作成されたエージェントは、社内のナレッジを連携させ、Slack 内の履歴、共有ドキュメント、関連リソースを利用して、日々の業務についての質問に答えてくれます。回答は参照・共有しやすいよう Slack canvas にまとめられます。Slack 上で信頼できる回答をすばやく得られることで、従業員は本来の専門的・戦略的な仕事に注力できます。

このような Slack エージェントテンプレートを出発点に、チームは要件に合わせて、必要なデータを取り込み、エージェントを柔軟にカスタマイズして利用できます。

必要な情報をエージェントに提供して、チームメイトとして協働

エージェントを効果的に利用するには、人間のチームメンバーと同じように背景や経緯を理解してもらう必要があります。そこで Slack は、Slack エンタープライズ検索と General Slack Topic という 2 つの強力な機能を導入します。

Slack エージェントテンプレートを使ってカスタマイズした場合でも、独自のエージェントを構築した場合でも、まずはエージェントに General Slack Topic と新しい Slack エンタープライズ検索アクションを割り当てることで、適切な背景情報をもとに、適切に能力を発揮してもらえるようになります。

エンタープライズ検索 : Agentforce in Slack を利用する際に、エージェントが Slack 内のメッセージやファイルだけでなく、Google ドライブ、Microsoft OneDrive、Asana など、外部連携アプリの情報も検索できるようになりました。このリアルタイムの検索機能により、エージェントは業務をより広い視野で把握して、チームが使用しているツールに基づいた、より高精度で状況に即した回答を生成できるようになります。Slack エンタープライズ検索アクションにより、例えば以下のような質問や指示を行って、エージェントに対応してもらえます。

  • 「Slack と Google ドライブにある Project Capricorn の情報を検索して、canvas にまとめて」
  • 「OKR のプレゼンテーション資料はどこにある?」
  • 「私の Asana のタスクのステータスはどうなってる?」

ユーザー権限に基づく Slack コンテキスト : Agentforce ビルダー General Slack Topic を割り当てると、エージェントが各ユーザーの権限とコンテキストに基づいて機能するようになります。つまり、それぞれのメンバーのアクセス権や会話の履歴に基づいて、業務を進めるための適切で安全なアクションをエージェントが実行してくれます。これにより、チームは定型的なタスクを自動化し、より重要な業務に専念できるようになります。

General Slack Topic により、エージェントは次のような指示や質問に対応できるようになります。

  • 「価格設定に関する @LaurenBailey からの先週以降のメッセージを見つけて」
  • 「案件引き継ぎ用の canvas を作って、ABC 社の概要を追加して」
  • 「ABC 社の担当者に DM を送信して」

Agentforce にはユーザーレベルの権限が反映されるため、各従業員に応じた回答が得られるだけでなく、チームの Salesforce と Slack のアクセスコントロールも保てます。データのセキュリティが確保され、アクセスが限度を超えて拡張されることがないため、安心して導入できます。

権限を反映した Salesforce データライブラリへのアクセス、Slack の非構造化型の会話データ、連携した外部のアプリやツールの情報の活用により、Agentforce は業務全体のコンテキストを分析して、従業員が本当に求めている情報を提供します。ユーザーがツールを切り替える必要はありません。Agentforce がチームの働き方を真に理解するための中心となる場所、それが Slack なのです。

プロンプトの共有で、ナレッジとエージェントの活用を拡大

エージェントを導入したら、エージェントと効果的にやり取りするためのプロンプトを同僚に共有しましょう。プロンプトを DM で送信したり、canvas に埋め込んだりすることで、タスクに適したエージェントの利用を促せます。この共有可能なプロンプトにより、ナレッジ共有の拡大や、チーム内での活用支援、Agentforce の価値の共有を容易に行えます。

Slack 上でプロンプトをすばやく共有できます。

例えば、「トライアルの顧客を有料顧客に変えるにはどうすればいい?」というあなたの質問に対して、カスタマーインサイトエージェントが的確に回答してくれたとします。

そのような場合、プロンプト共有により、その応答をチャンネルに投稿したり、canvas に埋め込んだりすれば、チームメンバーにその解決方法を簡単に伝えられます。

誰もが Agentforce とともに働けるように

​Salesforce システム管理者は、ユーザーに追加費用なしの Salesforce Identity ライセンスを割り当てて、対応する Slack ユーザーと接続できるようになりました。これにより、Slack のユーザーが Agentforce を利用して、価値あるコンテキストを活用したり、Data Cloud に保存されているデータに適切な権限でアクセスしたりできるようになります。こうして Salesforce のライセンスのないチームを含め、社内のすべてのチームが、Agentforce in Slack の利用によるメリットを得ることができます。

デジタルチームメイトを構築する準備はできましたか?

これでどんなチームも Agentforce とともに仕事ができる環境が整いました。Agentforce in Slack の導入は、単に AI 機能が追加されるだけではありません。業務全体を把握して、24 時間 365 日いつでも働いてくれるデジタルチームメイトが加わることで、労働力を拡張できるのです。さらに、新しい Slack エージェントテンプレートによって、その開始がより簡単になります。

6 月 5 日午前 10 時(太平洋時間)に開催されるウェビナー「Agentforce in Slack 利用による生産性の向上」では、Slack エージェントテンプレートを使ってデジタルチームメイトをすばやく構築する方法を紹介します。また、今すぐ Agentforce の利用をご希望の方は、営業担当者までお問い合わせください。

 

 

 

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    うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。