今回の冬のアップデートでは、ひりひりとした仕事のストレスを和らげてくれる数々の新機能が登場。さらに直感的に使えるようになったワークフローや自動化、canvas のコラボレーション機能の強化のほか、分析、アクセシビリティ、Salesforce との連携強化といった新機能により、管理作業の手間を減らして、仕事を前に進める時間を増やせます。また、アップグレードされた Slackbot は、コンテキストを反映したインテリジェントな対応が可能に。組み込みの AI ガードレールにより、安全と信頼性ももちろん確保されます。
Slackbot のスタイルが一新、インテリジェンスが大きく進化
Slack は今月、一新された Slackbot を発表しました。親しみやすい通知アシスタントとしておなじみの Slackbot が、業務をより深く支える「仕事のためのパーソナル AI エージェント」へと進化します。Slack にネイティブに組み込まれているため、特別なセットアップは一切不要。皆さんが普段仕事をしているその場所で、最新の情報を把握します。面倒な作業もいやな顔せず引き受けてくれるので、皆さんは本来の仕事に集中できます。
この新しい Slackbot で、日々の仕事はどう変わるでしょうか。Slackbot はバラバラに散らばったデータやメッセージ、ファイルを結びつけて、以下のような方法で仕事をサポートしてくれます。
- 瞬時に要約 : 動きの激しいプロジェクトチャンネルも長いスレッドも、Slackbot がさっと要約。欠席したハドルミーティングの重要ポイントもまとめてくれます。もうスクロールを繰り返して情報を探し回ることなく、すぐに要点を把握できます。
- ファイルや会話はもちろん、背景情報も把握 : Slackbot は、必要なファイルや会話を見つけるだけではありません。その背景や経緯も説明してくれます。誰が決定を下したのか、スレッドで何があったのか、それが今の仕事にどう関係するのかなどを、点と点をつなぎあわせて提示してくれます。
- あなたのトーンで下書きを作成 : ドキュメントの真っ白なページを前にして頭を悩ませる日々は終わりです。ブログの構成から、込み入ったメール、プロジェクトの概要説明まで、Slackbot があなたのトーンと文脈で、洗練された下書きを作成してくれます。
- ファイルを深く分析 :「終業時刻を過ぎてるのに PDF とにらめっこ」から卒業しましょう。40 ページのプレゼン資料からのデータ抽出も、スプレッドシートからのトレンドの特定も、レポートと会話を突き合わせての確認作業も、すべて Slackbot にお願いできます。
Slackbot がその他多くの汎用チャットボットと違う点、それはシンプルに「コンテキストを理解する」こと。ほかの多くの AI ツールは、例えるなら、まだ要領を得ていないインターンのようなもので、時間をかけて背景を理解してもらわなければなりません。それに対し、Slackbot は、すでにあなたと一緒にミーティングに出ているチームメンバーです。あなたのプロジェクトも、ともに働く仲間のことも、意思決定のプロセスも把握して、信頼できる回答を返してくれます。もちろんエンタープライズグレードのセキュリティを厳守し、ユーザーの権限を反映したうえでです。情報を探し回ることから解放され、すぐにアクションを起こせるようになることで、流れを中断することなく仕事を前に進められます。ビジネスプラス V2、Enterprise+(ワークスペースの管理者による機能の有効化やオプトインが必要な場合あり)、Grid および Select(AI アドオンが必要)をご利用の皆さまにお使いいただけます。
Slackbot でスタートダッシュしたら、Slack の機能で仕事をさらに前へ
Slackbot からの提案で次のステップが決まったあとは、Slack 全体があなたの仕事をサポート。必要な指示を出すだけで、お使いのエージェント、ワークフロー、ドキュメント、システムを横断してアクションを起こせます。エージェントをスムーズに発見・管理し、会話の自然な流れの中からワークフローを起動して、設定タスクはバックグランドで実行。明確なビジュアルと充実したプレビュー、Salesforce のライブデータが、常にコンテキストを補強します。あらゆる段階で摩擦を軽減するよう設計されたアップデートにより、クリックや設定の手間も減少。「あとでやろう…」と思いがちな仕事もすぐに片付けられます。

- 新しい Agent Sunroof : Slack における AI エージェントの発見と管理をこれまで以上にスムーズにするため、Agent Sunroof が新たに設計されました。美しく直感的なインターフェイスでリストを表示。トップのツールバーからエージェントを直接追加・削除できるので、設定を探し回る必要はもうありません。ワンクリックで簡単に最初のエージェントを追加できます。リスト項目が大きくてわかりやすい、洗練されたデザイン。検索機能の向上によって、ニーズに合ったエージェントが簡単に見つかるほか、DM 機能とのシームレスな統合も実現しています。2 月中にすべてのプランで利用可能になる予定です。
- ワークオブジェクトのアップグレード : 最新のアップデートにより、ドキュメントの表示とインタラクションが改善されます。ファイルプレビューは、集中して作業できるようサイドバーを非表示にしたフル幅サイズに。編集モードは、わかりやすくなったフィールドインジケーターでアクセス性が向上。ワークフローを記載したメッセージでは、アプリリンクの展開機能をサポート。操作面では、フレックス領域内の固定タブバーの改善のほか、プライベートチャンネルからのワークオブジェクト添付の転送や、プレビュー表示から直接会話を開くことが可能になりました。複数の外部リンクのプレビューが自動的にコンパクトに表示され、リンクカードの視認性と読みやすさが向上。トースト通知やコーチマークも新しくなり、リンクのコピーやファイルプレビュー更新といった機能の操作を的確にガイドします。すべてのプランでご利用いただけます(サードパーティ経由のライセンスアクセスが適用される場合があります)。
- メッセージ投稿をトリガーにした自動化 : パブリックチャンネルに特定のキーワードが投稿されると自動的に起動するワークフローを作成できます。動きの多いモニタリング用チャンネルの情報を整理したり、「重大」「インシデント」といったキーワードを監視したり、特定のチャンネルの会話で気になる話題をフォローしたりといった使い方が考えられます。主な機能は次のとおりです。
- ワークフローあたり最大 5 件のキーワード条件を設定可能
- 含めるキーワードと除外するキーワードを組み合わせて設定可能
- 監視するパブリックチャンネルを最大 20 件選択可能
- スレッド、自動化、Agentforce エージェント向けの追加フィルターを設定可能
- 後続のワークフローステップにメッセージテキストを追加可能
- (プロ、ビジネスプラス、Enterprise+ で利用可能)
- Alt テキストへのリマインダーによるアクセシビリティ向上 : Alt テキスト(代替テキスト)があることで、視覚に障害のある方も画像を扱う会話に参加しやすくなります。Slack は従来より Alt テキストに対応してきましたが、アップロード画像では見落とされがちだという問題がありました。そこで今回のアップデートで、Alt テキストがよりシンプルかつ見やすくなりました。加えて、ユーザー自身でオン / オフを切り替えたり、管理者がワークスペース全体で一括でオン / オフを設定したりできるオプションのリマインダーが導入されました。オンにすると、ウェブやデスクトップアプリでは送信時のプロンプトとして、モバイルアプリ(iOS / Android)ではサムネイル画像のバッジとしてリマインダーが表示され、チームのアクセシビリティ習慣の構築に役立ちます。すべてのプランで利用できます。
- Salesforce チャンネルに関する自動化 : 2 つの新機能により、Slack 内での Salesforce チャンネルの自動化が改善されます。1 つ目は「Salesforce チャンネルが作成された時」という新しいトリガーです。このトリガーにより、チャンネルが(LEX コンポーネントまたは Slack のリストビュー経由で)手動で作成された際に、自動的にワークフローを起動させることが可能に。ユーザーの追加やチャンネルの設定を自動化できます。2 つ目は子オブジェクトからチャンネルにユーザーを追加できる機能です。主レコードには直接関係のない Salesforce レコードからメンバーを呼び込めるようになり、より包括的なコラボレーションが実現します。営業管理者は、この両機能を既存のワークフロービルダーの枠組み内で利用できます。Salesforce と Slack の接続に新しいシームレス認証をご利用の組織の皆さまにお使いいただけます。
- canvas 内の Salesforce データフィールド : 双方向で同期されるこのデータフィールドにより、Salesforce のデータを canvas の任意のセクションに取り込めるため、信頼できる情報源を常に最新状態に保てます。データフィールドは、アカウントプラン、商談成立プラン、エグゼクティブブリーフィング、アカウント調査など、Slack と Salesforce のさまざまなユースケースを強力に支える新たな構成要素として期待される存在です。現在、ビジネスプラスまたは Enterprise+ をご利用のほぼすべての組織の皆さまにお使いいただけます(2 月中に全面的にリリース予定)。

- canvas の分析 : 管理者がチームの canvas の利用状況をより明確に把握できるようになりました。閲覧、編集、コメント、作成に加え、共有とリアクションも分析対象になります。さらに「全体の利用状況」タブにより、すべてのインタラクションを 1 か所で確認できるようになり、管理者はエンゲージメントの全体像や、canvas を中心としたコラボレーションの実態を把握しやすくなります。Enterprise+ と Grid プランで利用可能です。
仕事での AI 利用のためのガードレールを整備
多くの仕事が目に見えないところで進む今、信頼性とコントロールの重要性がこれまで以上に高まっています。AI は信頼を損なうことなく、仕事の効率化や生産性向上を実現する存在でなければならないと私たちは考えています。だからこそ、Slack の AI 機能は、明確なコントロールと強力な保護策を備えた Slack に直接組み込まれています。AI を有効にするかどうかを決めるのは管理者です。そして、AI とのやり取りはすべて、何層もの安全対策が施された Slack の AI ガードレールで保護されています。これにより、現実の仕事環境において、信頼性が高く、適切で安全な AI を実現しています。
- AI 機能を使うかどうかは、ワークスペースの管理者が管理できる
- Slack の AI ガードレールが、ハルシネーションや安全でない出力の抑止に貢献
- リアルタイムのコンテンツフィルタリングが、有害または不適切な回答の防止に貢献
- ワークスペースのユースケースに応じて設計された保護対策
Slack の AI はプライバシーとデータ保護を中心に据えて開発されています。ユーザーのデータ、メッセージ、ファイル、会話が、大規模言語モデル(LLM)のトレーニングに使用されることはありません。AI が扱うのはユーザーがアクセス権限をもつ情報のみで、その権限はつねに反映されます。私たちのモデルは Slack の安全なクラウド環境内で運用され、ユーザーのデータが Slack の信頼境界の外に出たり、サードパーティープロバイダーにアクセスされたりすることは一切ありません。
- ユーザーのデータが LLM のトレーニングに使用されることはない
- AI には、Slack の既存の権限とアクセス管理が反映される
- AI は、ユーザーが閲覧を許可されている情報のみを抽出する
- モデルは Slack の安全なインフラ内でのみ運用され、外部のシステムに出ることはない
さらに最近、Slack は AI 除外機能を作成しました。この新しいコントロール層により、特定のチャンネルや canvas、リストへの AI のアクセスを制限できます。また、管理者とオーナー(OrG とワークスペース)が、特定のチャンネルや canvas、リストを、Slack AI の使用から除外できる新機能もリリースします。除外対象としてマークされたものは、AI を活用した Slack のすべての機能、とくに AI による回答や Slackbot AI において、AI を使った要約、検索、推奨、データコンテキストに使用されません。この設定は、Enterprise+ プランをご利用の組織のみお使いいただけます。AI の出力にどのデータが利用されるのかをより細かく管理できることで、Slack の AI 機能への信頼性が高まり、企業はより AI を導入しやすくなります。具体的な変更内容は次のとおりです。
- チャンネルレベルの除外管理
- canvas およびリストレベルでの除外管理(デスクトップのみ)
- OrG のチャンネル管理に関するダッシュボードの更新
さらにスマートになった Slackbot、ワークフローの円滑化、組み込みの AI ガードレールといったアップデートにより、Slack での業務をこれまで以上にスムーズに進められるようになります。皆さまが仕事をしているその場所で力を発揮する新機能をぜひご利用いただき、その効果を実感してください。
前回までの新機能や変更点はこちらのページをご覧ください。
リリースのスケジュールや、ご利用の Slack ライセンスプラン、追加のライセンス要件などにより、一部の機能がお使いのワークスペースですぐに利用可能にならない場合があります。利用できる機能について、詳しくは自社のワークスペース管理者にライセンスプランをご確認ください。
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