本日、ブランドデザインのリニューアル計画の第一弾として、Slack では新ロゴを発表しました。Slack 社員だけでなく、ユーザーの皆さんにも愛されてきた以前のロゴ (とデザイン) をなぜ変えるのか、疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。そこで、デザイン刷新の理由と、新しいデザインに込めた思いをご説明したいと思います。
まず、今回の変更は、なんとなく…といった軽い気持ちで行ったわけではありません!諸行無常とあるように、何事も変化というのは避けられず、自然の流れかもしれませんが、ロゴ変更の理由としては十分ではありません。ロゴというブランドの顔を変更するのは「本来のロゴの役割を果たしていない」という確固たる理由がある場合です。私たちが愛してきたロゴは、まさにこのケースでした。私たちはその事実を認め、よりシンプルでわかりやすい、ロゴとしての役割を果たす新しいデザインに進化させるため、今回のロゴ変更に踏み切ることにしました。
Slack の最初のロゴは、創業前に作られたものです。わかりやすくて遊び心があり、Slack のチャンネル名の前についているシャープ記号 (パウンド記号、ハッシュなどとも言います) に似せたものでした。
ただ、このロゴは「非常に」取り扱いが難しいものでもありました。11色という多数の色で構成されているだけでも難しいところ、さらに白地以外の背景に配置したり、角度を間違えたり、色の微調整を誤ると、以下のように微妙な見た目になってしまうのです。
これはちょっと…ですよね?
この問題を解決するために、用途別に複数のバージョンをデザインしました。ただ、結果としてアプリのアイコンのデザインもバラバラになり、場所に応じて異なるロゴが代わる代わる表示されることになってしまいました。
どれもデザイン的にはよいのですが、統一感がありません。ブランドを構築する上では、どこで目にしてもそのブランドとわかるデザインを提示することが重要になります。でも実際に皆さんが目にした Slack のイメージは、こんな感じ↓でした。
どれも素敵ですが、通常ブランドに期待されるような一貫性が欠けてしまっていますよね。最終的に、これがブランドデザイン刷新の決め手となりました。それからは、Slack 社内のデザイン・ブランド担当チームとグラフィックデザイン会社 Pentagram の Michael Bierut 率いるチームがタッグを組み、より一貫性のある新しいビジュアルアイデンティティ創出に取り組み、本日、皆さんに新しいロゴをお披露目することになりました。
色使いもよりシンプルに。そして洗練されていながらも、元のロゴの本質を引き継いだ従来のロゴの進化版であり、あらゆる場所で柔軟に活用しやすく、なによりも Slack というブランドをうまく象徴するロゴになったと思います。
ここで、デザイン思考についてや、ロゴの新たに進化した点について細かく解説してたら長くなりますし、忙しいユーザーの皆さんのご迷惑になりますからこの辺でやめておきますね。スマホやノートパソコン、タブレットのご利用中に、皆さんが今までとちょっと違ったアイコンを見てびっくりしないように、新ロゴのご紹介をしておきたかっただけなのです。
今後数か月をかけて、ウェブサイトや広告、製品の一部など、Slack 関連のビジュアルをこの新たな方向性に合わせて変更していく予定です。(もちろん、ユーザーの皆さんの業務の支障とならない方法で行いますのでご安心を!) Slack 自体は、これまでのまま変わりません。ただ、より一貫性のある、パッと見てわかりやすいブランドになれたらと考えています。
…と話が長くなりましたが、一言でいうと「Slack のロゴが新しくなりました」ということです。新ロゴも、どうぞよろしくお願いします!
Slack チーム一同 👍
Pentagram のデザインについてもっと詳しく知りたい方は、こちらのブログ記事をご覧ください。
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