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Solarisbank がパートナーとのコミュニケーションを Slack で加速

「Slack は、人やチーム、マシンを 1 つにまとめてくれる最も効率的な方法でした」

SolarisbankTechOps、VPDennis Winter 氏

ベルリンに拠点を置く Solarisbank は、自社を「銀行免許を持つテクノロジー会社」と位置づけ、2016 年の設立時からスタートアップとしての革新的なパイオニア精神を体現しています。同社は B2B の顧客が抱える技術的なニーズに目を向け、彼らのデジタル変革を加速させることで、プロセス全体において信頼できるパートナーの座を確立してきました。

Solarisbank は、企業が状況に適した埋め込み型のさまざまな金融サービスを顧客に提供できるよう、企業をサポートしています。例えば、車のオンライン販売代理店である CarNext が、その販売プロセス内で顧客に適したローンを提供したい場合、Solarisbank の技術ソリューションエンジニアは、CarNext の販売チームと緊密に連携してウェブサイトを Banking as a Service(BaaS)のプラットフォームにつなげるインターフェイスを開発します。

こうしたコミュニケーションを効率化するため、Solarisbank の CTO は全社的に早い段階から Slack を導入しました。「Slack は、人やチーム、マシンを 1 つにまとめてくれる最も効率的な方法でした」と言う Solarisbank の Vice President of TechOps、Dennis Winter 氏は、次のように続けます。「オープンなプラットフォームである Slack では、重要な業務ツールを連携させ、透明性を確保することができます。さまざまな製品を開発するうえで、これらの 2 つができることは非常に重要です。また Slack はプロジェクトチームの成長にあわせて拡張できるため、業務を進めるうえで Slack が重要な役割を果たすことは早い段階でわかっていました」。

DennisWinter

「Slack は、人やチーム、マシンを 1 つにまとめてくれる最も効率的な方法でした」

SolarisbankTechOps、VPDennis Winter

Slack で透明性の高いコラボレーションを拡大

データのセキュリティと保護は、EU 一般データ保護規則(GDPR)に準拠する必要のある企業にとってはなおさら重要です。特に、Solarisbank のように正式な銀行免許を持ち、規制の厳しい環境で運営を行う企業には見過ごせない要素です。「例えば私たちは、当社のデータがどこに保管されているか、ドイツ当局に報告できるようにしておかなければなりません」と、Winter 氏は話します。「そんな場合でも Slack のビジネスプラスプランにあるデータレジデンシー機能のおかげで、すぐに『フランクフルトです』と回答できるのです」。さらに、Slack の保存設定も役立っていると続けます。「ダイレクトメッセージで共有されたものも含め、すべてのメッセージとファイルを送信日から 1 年後に削除するよう、Slack で保存ルールを設定できます」。

Slack はインシデント管理に関するセキュリティ要件にも対応し、運用の安全を確保するほか、問題が起きる前に技術的なエラーを排除できるようサポートしています。Solarisbank では PagerDuty のインテグレーションを活用しているため、インシデントレポートが特定の Slack チャンネルに自動転送されるようになっています。これにより、コミュニケーションの透明性と効率性が高まり、すばやく問題を解決できるのです。

プロセスをさらに効率化するため、Solarisbank の技術者たちはたった数行のコードで Slackbot を作成しました。ボットが有効になっていると、新規のインシデントチケットとともに、対応する Slack チャンネルが自動生成され、待機中の技術者がチャンネルに招待されます。この自動化で必要な情報を必要なメンバーに、必要な背景情報とあわせてすばやく提供することができ、その後の解決プロセスを加速しています。チームがインシデントの解決に至ると、Slack チャンネルに蓄積された情報は適切な文書に変換され、長期にわたっていつでも情報をさかのぼれるようになります。

「インシデント対応管理メンバーをはじめとした全員が、問題が起こった時に向かうべき場所は関連する Slack チャンネルだと知っています」

SolarisbankTechOps、VPSolarisbank
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従業員が 3 倍になっても Slack でスピード感を維持

設立時以降、Solarisbank の従業員は 3 倍に増え、現在は 50 以上の国で 300 人以上の従業員がいます。2017 年より社内コミュニケーションを統括している Sandra Schaarschmidt 氏は、人員の増加に伴って Slack の使用率も向上したと話します。

「社内にはテクノロジーにうるさい人が多くいます。彼らにとって、仕事は自由で柔軟で、会話のキャッチボールがあるべきものなのです」と話す Schaarschmidt 氏はさらに続けます。「この考え方が私たちの企業文化に大きな影響を与えたほか、従来の銀行との大きな差別化要因になりました。私たちにとって Slack の導入は、誰もが互いにすぐに連絡を取って情報交換ができる、新しくてオープンな、柔軟性のある世界を作るという意思の表れです」。

入社初日、新入社員のもとには社員研修の一環で Slack ワークスペースへの招待が届きます。新入社員には人事チームとオーガナイゼーションチームから担当者がつき、その担当者が #general チャンネルで新入社員の写真を添えて彼らを紹介します。その後、新入社員を迎え入れるチームが、彼らに参加してもらう分野やプロジェクトを伝えます。「そうすることで、プロジェクトチーム全体が新入社員を歓迎でき、新入社員にも Slack の重要性が伝わります」と、Schaarschmidt 氏は話します。「『ここがコミュニケーションややり取りの場なのか。ここでなら皆の輪に加われる』と気づいてもらえるのです」。

Schaarschmidt 氏自身は、入社 2 日目まで待ってから新入社員に声をかけます。「簡単にあいさつしてから自分の役職を紹介し、彼らにとって重要な一般情報を伝えます。新入社員の多くはこの時に気になっていた質問をしますので、打ち解けることができます」。 Slack の研修プロセスは気軽であるのに効果的なため、高評価を得ています。「Slack で色んな人とすぐにつながることができるため、新入社員からはすでに『しっかりサポートされていると感じる』というフィードバックが寄せられています」。

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「私たちにとって Slack の導入は、誰もが互いにすぐに連絡を取って情報交換ができる、新しくてオープンな、柔軟性のある世界を作るという意思の表れです」

SolarisbankSandra Schaarschmidt 氏Head of Culture and Office Management

Slack のおかげで顧客がパートナーに

Solarisbank の Banking as a Service(BaaS)プラットフォームでは、パートナーが最新かつ拡張可能な銀行サービスを自社のサービスに連携させることができます。とはいえ、技術的なインターフェイスでシームレスにインテグレーションを行うには、Solarisbank の開発者とパートナーが緊密に協力しなければなりません。

顧客が最新かつ拡張可能な銀行サービスを連携できるようサポートするには、まず Solarisbank の社内のコミュニケーションがシームレスである必要があります。そこで、両者が活用しているのが Slack コネクトです。Slack コネクトでは、社外パートナーと Slack チャンネルで安全に知識を共有し、効果的にコラボレーションできます。「Slack コネクトを使うことで、パートナーとの関係を強め、仕事をとても効率よく一緒に進めることができています」と Solarisbank の Lead Technical Solution Engineer、Bernhard Frese 氏は話します。また、Zoom とのインテグレーションでビデオ通話を行い、問題について話し合い、解決につなげることもできます。

Slack コネクトは、特に社外パートナーと Solarisbank プラットフォームとの技術連携プロセスを進める際に重要な役割を果たします。「私たちの業界は目まぐるしく変化しており、パートナーの大半が最先端でダイナミックな企業です」と、Frese 氏は続けます。「インテグレーションの初めの段階ではたくさんの質問が挙がりますが、Slack ですぐに回答できています。メールでは、このスピード感は実現できません」。また、Frese 氏はメールのさらなるデメリットとして透明性の欠如を挙げ、その一方で Slack コネクトでは距離の近さや親しみが感じられると話します。「Slack コネクトは私たちのコミュニケーションやコラボレーションにおいて効率的な方法だとわかりました」。

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「Slack では仕事が圧倒的に速く進みます。以前は最大 6 か月かかっていたパートナーとのインテグレーションも、3 か月で済むようになりました」

SolarisbankBernhard Frese 氏Lead Technical Solution Engineer

Solarisbank にとって、設立時から Slack に頼ったことは正解でした。Slack によって、企業文化を強化し、パートナーとのコラボレーションを難なく進め、同時に規制の厳しい銀行業界において厳格なセキュリティ要件を満たすことができたのです。