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コラボレーション

斜め方向のコミュニケーションとは?

斜め方向のコミュニケーションを推進して職場の生産性を高める方法

Slack チーム一同作成2021年11月19日

ビジネスコミュニケーションには、仲間同士で取り交わす、あらゆる種類の会話や情報交換が関わります。会社組織のさまざまな階層を上ったり下ったりする垂直方向のコミュニケーションは、誰もがすでに馴染んでいるものでしょう。そして、水平方向のコミュニケーションがあります。これは同じ階層にいる従業員同士で行われるもので、同じ部門に属しているかどうかは関係しません。しかし、「斜め方向のコミュニケーション」という言葉を耳にしたことがある人は、少ないでしょう。これは、別のチームのあらゆる立場にいる人を巻き込むコミュニケーションであり、職場の生産性を飛躍的に高める可能性を秘めています。

斜め方向のコミュニケーションのメリット

斜め方向のコミュニケーションは、垂直、水平のコミュニケーションを掛け合わせたような手法です。同じ指揮系統に属さない、異なる立場の従業員同士が直接会話します。例えば、ソフトウェア開発者が製品のニーズや位置づけをもっとよく知るために、マーケティング部のマネージャーと連携するのもその 1 つです。

斜め方向のコミュニケーションは、組織やチームメンバーにたくさんのメリットをもたらします。以下に、そのメリットの一部を紹介します。

コラボレーション

昨今、組織の効果企業文化の見直しに依存する傾向が強まっています。そこで一番大事になるのが、コラボレーションです。サイロ化された組織ではお互いめったにやり取りせず仕事が重複していましたが、それも過去の話です。今や部門の垣根を越えて手を取り合うことが、成功のために必須となりました。すでに水平方向のコミュニケーションではその取り組みを進めていて、従業員にほかの部門の仲間と話すことを奨励している企業もあるでしょう。斜め方向のコミュニケーションは連携のレベルを次の段階に進めるもので、答えが得られる見込みの最も高い人物から直接答えを聞き出すことを従業員に奨励するものです。

階層構造がプロジェクトや作業グループによって変化

大きな成功を収めている企業では、サイロを取り払うだけでなく、階層構造を解体するということも行っています。それによって従業員が積極的に関わっていると感じ始めると、従業員の満足度が高まることになります。もちろん、各階層では誰かが責任を負う必要があります。しかし、経営幹部にまったく話せないというのも望ましくありません。

先ほどの例で言うと、厳格な階層プロセスに従うソフトウェア開発者はまず自分のマネージャーに掛け合います。そしてマネージャーを通してマーケティング部の同じレベルのマネージャーとの連絡が取られ、さらにそのマネージャーが上位のマネージャーに質問を持ちかける、ということが行われます。情報が戻ってくるまでの間、ソフトウェア開発者はプロジェクトを保留にしているかもしれません。質問にも回答にも、中間段階でフィルターがかけられてしまいます。斜め方向のコミュニケーションでは、階層を飛ばし、必要なときに直接連絡を取り合うことができます。

効率が向上

先ほどの例から見えるように、垂直、水平のコミュニケーションが常に効率的とは限りません。そこに斜め方向のコミュニケーションを加えることで、進捗の妨げとなる人工的な構造上の障壁が取り除かれ、効率がさらに高まります。また、電話をあちこちに回す必要がなくなり、内容を取り違えたまま中継することもなくなるため、情報がより正確に伝わることも期待されます。

スピードアップ

回答を得ることが目的なら、複数の階層を渡るのは合理的ではありません。質問を思いついたとき、答えを知っていると思われる人物に従業員が直接問い合わせることができれば、回答がいくつものチャネルを通過するのを待つ間、行き詰まることはありません。また、先ほどの伝言ゲームのような事態も発生しません。

チームワークが改善

異なる部門のメンバーが関わる仕事では、プロジェクトの全体像をよく把握していなかったり、関係者についてあまり知らなかったりすることで、考えを口に出すのが遠慮がちになることがあります。マネージャーと話すと、従業員は自信を高め、つながりを築くことができます。それにより、安心して参加したり鋭い質問を出したりできるようになります。

ウォータークーラーの前で会話している 2 人の同僚

斜め方向のコミュニケーションの課題

斜め方向のコミュニケーションにも当然、ほかの手法と同じように欠点があります。以下に取り上げる隠れた危険を考慮に入れ、これらが発生しないように計画を整えましょう。

指揮系統が軽視されやすい

質問を情報源に問い合わせられることは従業員にとって有益ですが、監督する上司が状況を把握する必要性は依然として存在します。斜め方向のコミュニケーションは、会話に参加する人物が自分のマネージャーにも状況を知らせるように気を配らないと、うまく機能しません。

蚊帳の外に置かれる人が出やすい

多くのプロジェクトには、複数のチームメンバーや関係者が関与します。斜め方向のコミュニケーションでは、特定の人々が蚊帳の外に置かれることで積極的に関与していると感じられなくなり、進む方向がわからなくなるという危険があります。決定事項があれば取りまとめ、関係する可能性のあるすべての人物に伝えましょう。

コミュニケーション不足によって効率が下がる可能性がある

部門内のコミュニケーションには、部門特有の専門用語、文化、不文律が存在することが多くあります。斜め方向のコミュニケーションでは、曖昧さのない直接的な表現を用い、憶測しないようにする必要があります。そうしないと、コミュニケーションが破綻して生産性が低下し、時間の無駄が発生してしまいます。

誤解が生じる可能性がある

前の項目と同様に、斜め方向のコミュニケーションでは誤解が生じることがあります。このリスクを最小限に抑えるには、相手の話の要点を確認したり、明確化のための質問をしたりするといったアクティブリスニングのテクニックを両者が互いに用いる必要があります。話し合いの最後には、決定事項やアクションアイテムをまとめ、確認を行いましょう。

斜め方向のコミュニケーションのユースケース

通常、斜め方向のコミュニケーションが行われるのは部門間でコラボレーションする時です。ある部門の従業員が直接、ほかの部門のマネージャーに連絡します。例えば、テレビゲームの制作にはデザイナー、ライター、美術スタッフ、プログラマーが関わります。それに加えて予算管理者、マーケター、パブリッシャーも関わります。

計画的に、まとまりのある優れた構成のうまく考えられたゲームを生み出し、さらに予算や期待値も満足させるには、これら全員が認識を合わせることが必要です。ライターは、キャラクターの声と外見をマッチさせるために美術監督に確認したいことがあるでしょう。デザイナーは、構想に命を吹き込むために必要な予算を確保できるよう、監督と密に連携したいと思うでしょう。マーケティング部では、ゲームの印象をどのように打ち出すか、あるいは客単価を高める仕組みをどのように組み込むかについて、主任デザイナーに相談したいことがあるでしょう。

斜め方向のコミュニケーションを改善する方法

あらゆる不確定要素があるなかで、斜め方向のコミュニケーションは複雑になることがあります。決定事項の 1 つ 1 つがプロジェクト全体に影響を与えます。プロダクトマネージャーと財務責任者がゲームのスコープについて合意すれば、ライター、美術スタッフ、開発者がそれについて知る必要があります。

斜め方向のコミュニケーションを効果的に行う鍵となるのは、透明性です。可能なら、関係する全員のために、進めている内容が文字で残るチャネルを用いましょう。Slack のようなコミュニケーション基盤を利用すると、プロジェクトごとにさまざまなチャンネルを作成し、そうした情報をまとめることができます。Slack は、非常に多くのコラボレーションツールと高度に連携させることもできます。それらを活用すると、メールからプロジェクト管理アプリまで、あらゆるものを取り込むことができます。各チャンネルに適切な関係者を追加すれば、斜め方向のコミュニケーションを含め、誰もが自分に合う方法でコラボレーションできます。交わされた内容は文字として記録に残り、検索も可能です。これにより決定事項が文書化でき、情報が行き届かない人がでることもありません。

すべてを 1 つにまとめる

アクセスの容易な文字による記録を残せる手段を用いて、明瞭で透明性の高い会話を行うことは、斜め方向のコミュニケーションを成功させるのに最適な方法です。透明でチャンネルを跨ぐコミュニケーションを効率よく行える Slack のようなツールは、効率や生産性、関係者の信頼を高める斜め方向のコミュニケーションを推進するのに大いに役立ちます。

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うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。

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