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2017 年に Slack の日本語版をリリースする以前より、日本、そして日本のビジネスコミュニティの皆さまは Slack にとってとても特別な存在でした。日本中で進む働き方改革のもと、さまざまな企業がワークライフバランスや業務効率、コラボレーション方法の改善に取り組むなか、歴史ある大企業からスタートアップ企業、教育機関まで、さまざまな組織で Slack がその実現のために活用されてきました。
そして今月、そのような Slack にとって特別な国の中枢、東京・大手町に新オフィスを開設という、大きな節目を迎えました。新オフィスの設計は Suppose Design Office が担当。そのデザインは「組織の透明性を高め、業務効率を向上させる環境づくりを促進する」という Slack の世界観を体現しています。デジタルなコラボレーションハブである Slack に対して、このオフィスは物理的なハブと位置づけ、部門間の情報の透明性と生産性を改善するためだけでなく、訪問されるお客さまやパートナーの皆さまと Slack 社員 とのより円滑なコラボレーションのためのスペースを多数備えています。
古来の日本建築において家屋の中と外を繋ぐ「縁側」という伝統的な日本の建築様式を主軸に、オフィスを横断する長い「縁側」スペースを西側の窓前面に沿って設け、これに沿ってカフェや会議室などの異なる機能の空間を配しています。
「縁側」がSlack 新東京オフィスの様々なスペースをつなぐ
新オフィスは、大きく分けて社内向けの執務エリアと、お客さまやパートナーの皆さまと一緒に活用可能なコワーキングスペースの2つのゾーンから構成されています。内向けと外向け、その異なるゾーンを「縁側がつなぐ」というデザインは、Slack と日本の企業の皆さまとの「つながり」を強化し、「リアル」でのコラボレーションを活性化することを象徴しています。
「ゲストエリア」はお客様・パートナー様とSlack 社員の交流・コラボレーションに
そしてこのデザインは、ソフトバンク株式会社や日本経済新聞社、株式会社バンダイナムコスタジオ、武蔵精密工業株式会社、株式会社メルカリ、ヤフー株式会社を始めとする Slack の日本のお客さま、そして日本全国のさまざまな企業における、組織のコミュニケーションや生産性、そして企業文化改善に対する真摯な取り組みに着想を得ています。
Slack では、同オフィス開設日となった 4 月 9 日に、教育分野の新たなお客さま、近畿大学とN高等学校での導入事例も発表しました。
近畿大学は日本有数のスケールを誇る総合大学であり、建学の精神である「実学教育」のもと、世界発のクロマグロ完全養殖を達成した水産研究所や次世代バイオリサイクル燃料「バイオコークス」の開発で注目されるバイオコークス研究所などを有し、あらゆる分野で社会の根幹を支える人材を輩出しています。業務の効率化と仕事の見える化、更には働き方改革に対応するために Slack を導入した同大学では、現在、全てのキャンパス・拠点内の職員にまで導入が拡大しています。
N高等学校は、スマホやPCからインターネット経由で授業の履修や課題提出を行うことで、学習にかかる拘束時間を最小限にとどめ、生徒が将来に繋がるスキルアップに注力できる教育プログラムを特徴とする、インターネットと通信制高校の制度を活用した新しい形態の高等学校です。同高校では 2016 年の開校当初より学校公式のITツールの1つとして Slack を全校で導入しており、現在では全校生徒と職員を含めた数千名規模で、生徒と生徒、生徒と担任間での日々の学習やコミュニケーション、そして職員間の業務効率化のために Slack が活用されています。
このように日本の教育機関において Slack を活用いただき、新たな教育とコラボレーションシステム創出の一翼を担えることを大変光栄に思います。
Slack を温かく迎えてくれ、コラボレーションのパートナーとして選んでくださった日本の皆さま、本当にありがとうございます!新しいオフィスから、日本の皆さまとの「つながり」をさらに深くしていきたいと思います。