新年も 2 週目に入り、仕事も軌道に乗り始める頃です。今年達成したい目標が壮大かつ大胆で困難なものなら、一度(バーチャルの)デスクの上を整理し、手間や時間ばかりかかる不必要な仕事をなくしましょう。仕事をシンプルにすることで、あなたもチームも次の大きな目標に向けてスタートを切ることができます。
この記事で紹介する App ディレクトリの生産性向上アプリなら、普段使うツールと Slack をつなげて仕事を効率化できるため、より多くの時間を目標達成のために使えるようになります。Slack に追加できるアプリは何千種類もありますが、今回は 9 つの生産性向上アプリを厳選してみました。
1.即座にオンラインビデオ会議を始める
ビデオ会議を始めるのに、別のアプリを立ち上げたり、オンライン会議にダイヤルインしたり、招待リンクを送ったりする必要はありません。Zoom なら、Slack からすぐに通話を始めることができます。
次の操作だけで簡単にビデオ会議が始められます。
- 好きなチャンネルで、スラッシュコマンド「/zoom」を使ってビデオ会議を作成
- Slack の電話アイコンをクリックして会議を開始(手順はこちら)
2.シンプルな自動化ツールで時間を節約
Zapier を使うと、普段使っている 1,000 種類以上の生産性向上アプリ(Google Sheets、Evernote、OmniFocus など)と Slack との間で自動的に情報が共有されるため、もっと重要な仕事に専念できるようになります。コーディングの知識は要らず、シンプルな手順で自動化(Zapier ではこれを「Zaps」と呼びます)できるので、時間を節約して仕事を効率よく進めることができます。
まずはよく使われる Zaps から始めてみましょう。
- 受信トレイのラベルに基づいて Slack に重要なメールを送信
- メッセージをお気に入りのタスク管理ツールのタスクに変換
- Shopify で購入が発生すると Slack チャンネルに投稿
- Slack でメッセージにスターが付くと、Evernote で新規ノートを作成
3.カスタムインテグレーションで仕事を効率化
カスタマーサポートで顧客とのやりとりを始める際、その顧客に関する Salesforce 上の記録や Confluence から提案されたソリューションを、1 つの Slack メッセージ内ですべて確認できたら便利ですよね。Workbot と Workato プラットフォームは、チームが使うさまざまな企業のアプリ(ServiceNow、Workday、Salesforce、Docusign など)の、数段階にわたる複雑なワークフローを自動化できる生産性向上アプリです。
Workbot と Slack を組み合わせると次のことができます。
- 案件の承認や受注処理などの承認ワークフローを統合
- 顧客の問題について話し合い解決するためのチャンネルを自動的に作成
- 商談の進捗状況についてパーソナライズされたメッセージを受信。また新規見込み客、受注機会、アカウント情報、事例などの情報を CRM から短時間で抽出
4.Google ドライブのアクティビティを確認し、Slack から共有設定を変更
添付ファイルやリンクをメールで送っても、相手の受信トレイに埋もれてしまうだけかもしれません。代わりに、Slack 上でファイルを整理して共有するという方法もあります。Google ドライブのファイルを共有するたびに、Slack が自動的にファイルを保存してインデックス化します。つまり、ファイル名とコンテンツを後から検索することができるのです。
Google ドライブと Slack を組み合わせると次のことができます。
- Slack 上のワンクリックで、アクセス権のリクエストを直接承認
- ファイルが共有されるとすぐに通知
- Slack でコメント通知を受信できるから、受信トレイに埋もれない
5.Google カレンダーでスケジュールを管理
スケジュールを確認するためにカレンダーアプリを何度も開く必要はありません。今使っている Slack 上で、Google カレンダーからのアップデートやリマインダーを受け取れるからです。
Google カレンダーと Slack を組み合わせた使用方法をいくつか紹介します。
- 仕事を始める前に、Slack チャンネルに送信されたカレンダーのサマリーで予定を確認
- カレンダーで予定が追加または更新されるたびに通知を受信
- 会議やプロジェクトなどの予定を入れたチームメンバーとの共有カレンダーを作り、特定の Slack チャンネルにそのサマリーや更新が投稿されるように設定
6.Slack メッセージで忘れずフォローアップ
やることを管理するのに、付箋をパソコンの周りにベタベタ貼ったり長いリストを作ったりする必要はありません。Workast の To-do アプリでは、Slack のメッセージからフォローアップタスクを作成でき、チームメンバーへのタスク割り振りや、ただ自分の仕事を管理したい場合にも使えます。期日を設定すると To-do からタスクのリマインドが通知されるため、タスクが埋もれてしまうことはありません。
To-do アプリを Slack に連携させるとこんな使い方ができます。
- どんな Slack メッセージからでもフォローアップタスクを作成
- Slack チャンネルでグループ分けされたタスクを確認
- その日に終わらせるタスクのリマインダーを毎朝受信
7.プロジェクト管理ツールを Slack と連携させ、仕事を進める
Trello のようなプロジェクト管理ツールを使えば、プロジェクトの進捗を確認するのに Slack を離れる必要はありません。Slack で仕事を進める間にタスクを作成し管理するために Trello のボードと特定のチャンネルを連携できるほか、タスクを終えたら Trello で完了にすることができます。
Trello と Slack を連携させると、Slack でこんなことができるようになります。
- 新規 Trello カードをボードに追加
- 期日を変更
- Slack での会話をカードに添付
8.Lever で欠員をすばやく埋める
チームに欠員が出ると、いつもの仕事に加えて履歴書の確認、面接の日程調整、フィードバックのとりまとめに時間が取られてしまいます。Lever との連携でこれらのワークフローを Slack 上で行えるようにすると、より短期間で欠員を補充できるほか、新しい従業員が仕事に慣れる時間を短縮できます。
Slack と Lever を連携させると次のようなことができます。
- 面接の前に応募者の情報を含んだリマインダーを自動通知
- 候補者がいる場で予定をすばやく変更
- 面接担当者にフィードバックの共有をリマインド
9.Guru を使って重要な情報を検索、参照できる Wiki を管理
自分やチームがすぐに確認したい重要な情報は、社内 Wiki や複数のフォルダを個別に探さなくても、アプリからすばやくアクセスできます。最も効果的な生産性向上アプリの 1 つである Guru の Slack bot なら、Slack 上の会話から重要な情報を保存でき、情報を必要とする人がすぐに検索できるようになります。
Guru では、次のような情報管理が可能です。
- 研修資料に、よくある質問への回答を簡単に追加
- 新しいセールスイネーブルメント資料が共有され次第コンテンツライブラリに追加
- 製品の機能や価格に関する詳細を更新して、最新情報を全体に共有
これらの生産性向上アプリを Slack と連携させ、大きな目標達成のための時間を確保しましょう。もちろん、App ディレクトリではその他多くのアプリをいつでも探せます。