McLeod Cranes、Slack canvas で Agentforce 活用への準備を進める

McLeod Cranes は Slack canvas を利用して、データを一元化し、エージェントによる生産性向上のための基盤を構築。スマートな意志決定を促し、クレーンおよび輸送業界での業務を変革しようとしています。

McLeod Cranes は、ニュージーランドのベイ・オブ・プレンティ地方およびワイカト地方で、クレーン、輸送、ヒアブ車関連のサービスを提供する企業です。24 時間年中無休のサポートのほか、エンジニアリングに関するコンサルティングや、プレキャストコンクリートの設置も手がけています。同社は現場の点検、資産管理、業務関連のコミュニケーションのために Slack を導入。その結果、この 1 年間で苦情が減少し、生産性が向上して、全体的なコミュニケーションも大幅に改善されました。

Slack canvas で今後に備える

この先、エージェントの導入がさらなる生産性の向上を導いていくことを見据え、McLeod Cranes は最近、社内のイントラネットを Slack canvas へと移行しました。これによりデータを整理・一元化して、業務を効率化できるとともに、チームによる意思決定やアクションを支援するエージェントの導入に向けた基盤も築けます。

同社ではこれまで、社内のナレッジが旧型のシステムや物理的なドキュメントに散らばっていました。さまざまな場所に拠点があり、リモートで働くことも多いチームにとって、重要なデータにいかに速やかにアクセスするかが課題になっていました。生産性を向上させるにはデータの構造化が必要だと考えていた Managing Director の Scott McLeod 氏は、それを実現する手段として Slack canvas に着目しました。

「当社の成長に合わせて拡張できる、一元化されたプラットフォームが必要だと考えていました」と、McLeod 氏は話します。「Slack canvas の導入によって、会社のリソースが 1 か所にまとまり、チームはどこで働いていても、必要な情報に簡単にアクセスできるようになりました」

社内のナレッジを Slack canvas で整理することは、この先、エージェントを導入するためのインフラにもなります。エージェントは必要なデータにアクセスできることで、チームによるスマートかつ迅速な意思決定をよりよく支援できます。

「社内のナレッジが構造化されていることで、エージェントが適切な情報を適時に引き出して、私たちの業務効率化を支援してくれるようになります」と McLeod 氏は説明します。

「そのため、社内のナレッジをイントラネットから Slack canvas へと移行しています。そうすることで、今後、エージェントが適切なデータにアクセスして、より質の高い情報にもとづいた迅速な意思決定を行えるよう私たちを支援してくれるようになるでしょう」

社内のナレッジをイントラネットから Slack canvas へと移行しています。そうすることで、今後、エージェントが適切なデータにアクセスして、より質の高い情報にもとづいた迅速な意思決定を行えるよう私たちを支援してくれるようになるでしょう。

McLeod CranesManaging DirectorScott McLeod 氏

エージェントの導入に向けた業務の整備

データの一元化と構造化によって、McLeod Cranes は将来に向けて、Slack 内のエージェントが、さらに速やかな意志決定と効率化されたプロセスをサポートできるよう準備しています。エージェントを Slack にシームレスに組み込むことで、チームは会話形式でエージェントと対話し、最大限の生産性をリアルタイムに引き出すことができます。

McLeod 氏は、クレーンやオペレーター、機材の利用可能状況など、業務上の重要な情報を即座にチームに提供してくれる「カスタマーサービスエージェント」の導入を構想しています。

「この先、エージェントを導入することで、より迅速かつ正確な対応が可能になり、よりシームレスな派遣プロセスを実現できるようになると考えています」と McLeod 氏は語ります。

「私たちが適切な情報を適時に入手できるようエージェントが支援してくれることで、業務が効率化し、より良質なサービスをお客さまに提供できるようになるでしょう」

Slack でエージェントを導入することで、より迅速かつ正確な対応が可能になり、よりシームレスな派遣プロセスを実現できるようになると考えています。

McLeod CranesManaging DirectorScott McLeod 氏

将来を見据えてシームレスなエコシステムを構築

McLeod Cranes では、さまざまなツールが連動して生産性を高められるような、相互接続されたエコシステムの構築を目指しています。そのため Salesforce Field Service を活用した、ビジネスに密着したリアルタイムのサポートを提供したり、みずからアクションを実行したりできるエージェントの導入を構想しています。

今後、Slack は Salesforce とさらに深く統合され、ひとつのエコシステムを形成していくでしょう。それにより、Salesforce の Sales Cloud や Service Cloud の価値ある情報を、Slack を通じて、適切な人に適切なタイミングで提供できるようになります。

とくに画期的なのは、この連携によって、やり取りが一方通行ではなくなることです。ユーザーは Slack 上で Salesforce の情報に直接アクセスできるだけでなく、リソース管理や注文処理といったアクションをシンプルな会話形式でリアルタイムに行えるようになります。

「Salesforce、Slack、エージェントが連携することで、情報にアクセスできるだけでなく、リアルタイムのアクションも推進できるようなエコシステムを構想しています。この連携によって、チームの意思決定がこれまで以上にスマートかつ速やかになり、未来に向けた業務運営の変革を実現していけるでしょう」