ShopBack の従業員が Slack を活用して毎日 30 分を節約している方法

「毎日のスタンドアップ・ミーティングを Slack に置き換えたことで、毎日 30 ~ 45 分時間を節約しています。これが数週間、数か月と続けば膨大な時間が節約されることになり、その時間をお客様へのサービスの向上に費やせます」

ShopBackChief Technology OfficerSan Wai Oo 氏

アジア太平洋地域の 10 の市場で 3,800 万人以上の買い物客にサービスを提供している ShopBack はショッピング、特典、決済の大手プラットフォームで、キャッシュバック、バウチャー、お得情報を特色としています。

「私たちは、お客様に ShopBack のプラットフォームでショッピングを開始し、終了してほしいと思っています」と、ShopBack の Chief Technology Officer である San Wai Oo 氏は話します。

Slack の導入以前、ShopBack には社内の会話やファイル、ツールを 1 つの場所にまとめるコラボレーションツールがありませんでした。一部のチームがメールと WhatsApp を併用していた一方で、ShopBack のプロダクト、デザイン、エンジニアリングの各チームは Slack を使い、生産性の向上効果を実感していました。

「Slack はコラボレーション、透明性、セキュリティ、プライバシー、コンプライアンスに優れています」と Oo 氏は言います。

時間的な制限がある時の混乱を排除

ShopBack のサイトでインシデントが発生した場合、修正は一刻を争います。

Slack を導入する以前のこのプロセスは、時間がかかりストレスの多いものでした。ShopBack では複数のツールを使用していたため、誰がどのプラットフォームを使っているのか、誰かに連絡したい場合はどこに行けばいいのか、よくわからなかったのです。

「複数のプラットフォームやツールを使うことの問題点は、必要なタイミングでふさわしい人を見つけるのが本当に難しいということです」と Oo 氏は言います。

「ふさわしい人が見つかったら、まずその人が Slack を使っているかどうかを調べてからすばやく連絡を取る、という時間の無駄をなくしたかったのです」と同氏は言います。

現在、ShopBack は Slack を使うことで、社内全体のコラボレーションを促進し、生産性を高めています。

「問題が発生した時に連絡方法をあれこれ考える必要がなくなりました。連絡を取るためにいろいろな方法を試す無駄な時間は不要になり、Slack ですぐに適切な担当者に連絡できるようになっています」と Oo 氏は話します。

ShopBack では、会議に関しても大きなメリットを感じています。Slack の導入前は、仕事の進捗や会社からのお知らせといった最新情報を確認するための会議やスタンドアップ・ミーティングに貴重な時間を浪費していました。現在、Slack を使うようになったことで、ShopBack の従業員は自動リマインダーを活用し、手軽に非同期で最新情報を共有できています。

「毎日のスタンドアップ・ミーティングを Slack に置き換えたことで、毎日 30 ~ 45 分時間を節約しています。これが数週間、数か月と続けば膨大な時間が節約されることになり、その時間をお客様へのサービスの向上に費やせます」

「毎日のスタンドアップ・ミーティングを Slack に置き換えたことで、毎日 30 ~ 45 分を節約しています。これが数週間、数か月と続けば膨大な時間が節約されることになり、その時間をお客様へのサービスの向上に費やせます」

ShopBackChief Technology OfficerSan Wai Oo 氏

会議の置き換えとしての利用で従業員の時間を節約

ShopBack は 2014 年の設立以来、大きな成長を遂げています。Slack は、ShopBack の従業員、プロセス、ドキュメント、会話のすべてを 1 つの場所でつなぐことで、その成長の実現に貢献しています。さらに、Slack の検索機能により、全員がすべての情報に同時にアクセスでき、検索するだけでコンテキストを把握することができます。

ShopBack は、透明性とコラボレーションを非常に重視しています。各チームが独自のチームチャンネルを持つことで、オープンなコミュニケーションを促進し、プロジェクトに対する主体性を高めています。

「全員が同じ情報を知っているので、物事を容易にすばやく進めていけます」と Oo 氏は言います。

会社からの最新情報やプロセス情報も、いっそうシンプルに共有できるようになりました。Slack を使うことで、全従業員からのフィードバックやレスポンスが即座に得られるためです。

「ポリシーの変更であれ、リーダーからのアナウンスであれ、その他の種類のアップデートであれ、すべてのチームがリアルタイムで情報を受け取っていることがわかっています。さらにすばらしいことに、Slack なら誰でも簡単に返信できます」。

このようにしてリーダーが身近な存在となり、双方向で会話できることが、透明性のある文化を生み出すのに役立っており、自分の声が全員に届いていることが感じられる、と Oo 氏は言います。

問題が発生した時に連絡方法をあれこれ考える必要がなくなりました。連絡を取るためにいろいろな方法を試す無駄な時間は不要になり、Slack ですぐに適切な担当者に連絡できるようになっています。

ShopBackChief Technology OfficerSan Wai Oo 氏

インテグレーションの活用でプロセスを自動化

Oo 氏が高く評価しているのは、プロセスの自動化に役立つ多数のインテグレーションです。自動化を容易に実現できることが、効果性を高めるためのテクノロジーやソリューションを探求する ShopBack の積極性と相まって、成功のレシピになっているのです。

例えば、チームは Slack のワークフローを使用しています。コードを使わずにオートメーションを実現できる Slack のワークフローを利用することで、以前は込み入ったプロセスを経ていたものでも、シンプルで標準化された道筋で回答にたどりつけるようになり、タスクの合理化と自動化が実現されています。

また、従業員は Slack ハドルミーティングを愛用しています。これは、Slack チャンネルやダイレクトメッセージ内で、音声を中心とした気軽なコミュニケーションが可能な機能です。「ハドルミーティングをささっと始め、必要なことを話し合ったら、すぐに元の仕事に戻ります」。

会議の予定時間が 30 分なので無理してでも 30 分間話すような必要はありません。従業員はその場で問題を解決できます。

従業員の働く場所が分散している ShopBack ですが、Slack のおかげで場所やタイムゾーンを越えたコラボレーションも簡単です。「メッセージをスケジュールできるので、本来はスケジュールやタイムゾーンが違うため仕事の時間が重ならないチームメンバーとでも、タスクやコミュニケーションを簡単に調整できます」と同氏は言います。

「メッセージの送信を予約しておけば、ちょうどいいタイミングで送信できるとわかっているので、自分は安心してその他の重要なタスクを続けられます」。

また、ShopBack は、社外とのコミュニケーションやコラボレーションを安全に行える Slack コネクトを使うことが、顧客やパートナーとの連携強化に役立っているとも感じています。「重要なインフラのプロバイダーなど、ほぼすべての重要なパートナーとの間で Slack コネクトを使用しています。問題がある時でも、チームはすぐに相手に連絡できます」。

「Slack コネクトのおかげで、信頼するパートナーとの関係が強化され、緊密に連携できるようになりました。会社をまたがる連絡先とのコミュニケーションやコラボレーションがとても簡単になりました」と Oo 氏は言います。