
このテンプレートについて
対面でもバーチャルでも、イベントを企画するには、人、タスク、スケジュールの調整が必要です。会場の予約や登壇者の確保から、予算管理や宣伝スケジュールまで、成功はプロジェクトの明確な整理と一貫したコミュニケーションにかかっています。小さなことでさえ、全体的な成果に影響を与えることがあります。
このSlack イベント企画テンプレートは、そのようなプロセスを構造化します。Work OS である Slack に組み込まれたこのテンプレートは、チームがタスクを整理し、最新情報を一元化し、会話をリアルタイムにつなぐのに役立ちます。共有されたテンプレートと自動化ワークフローにより、全員が連携を保って、各ステップを計画通りに進行させることができます。
テンプレートをどのように使ってイベントを企画すれば、主催者と参加者の双方に整理された体験を提供できるか、詳しく見ていきましょう。
Slack のイベント企画テンプレートの使い方
イベント企画テンプレートを使えば、さまざまな動きのある要素を 1 つの場所で整理できます。設定方法は次のとおりです:
- 「テンプレートを取得」をクリックします。事前設定されたイベント企画用のチャンネルを Slack ワークスペースに追加します。イベント概要、タスクトラッカー、アイテムステータス通知ワークフローのタブが含まれています。
- 主要な詳細情報をカスタマイズします。イベントの内容に合わせて、タスク、日付、会場、役割を編集します。
- イベント概要タブに入力します。次の情報を追加します:
- アジェンダ: タイムラインとセッション詳細
- コアチーム: 関係者全員の氏名と役割
- 登壇者: 確定している登壇者や発表者のリスト
- 会場・ベンダー: 会場の詳細とベンダーのリンク
- スポンサー・パートナー: 確定しているスポンサーやパートナーのリスト
- マーケティングプラン: プロモーション活動とタイムライン
- タスクトラッカーをセットアップします。各タスクのステータス、優先度、説明、担当者、期限を追跡します。
- チームと共有します。 関連する Slack チャンネルにテンプレートをポストして、すべての関係者がアクセス・更新できるようにします。
- リアルタイム更新をオンにします。 リマインダーとアイテムステータス通知ワークフローを使用して、トラッカー内でタスクのステータスが変更された際にチャンネルに通知されるようにします。
イベント企画テンプレートとは何ですか?
イベント企画テンプレートは、キックオフからイベント終了後のフォローアップまでのタイムライン、タスク、予算、責任の調整をチームで行うのに役立つ、構造化されたプランニングのためのテンプレートです。これにより、信頼できる唯一の情報源が得られ、何が起こっているか、誰が責任者なのか、タスクの期限はいつなのかなどについて、関係者全員が把握できます。会議や展示会、ウェビナー、製品発表、社内オフサイトミーティング、顧客との交流会、巡回型のフィールドマーケティングなどに使用できます。
イベント企画テンプレートに含まれる主要コンポーネントは以下の通りです:
- タイムライン:開催案内からイベント後のフォローアップまでの主要な日程、マイルストーン、依存関係などが含まれます。
- チェックリスト:タスクの進捗をひと目で把握するための、ステータス、担当者、締切日のリスト。
- 予算:会場、ベンダー、制作、出張、予備費などの予測コストと実際のコスト。
- ベンダー:AV 機器、ケータリング、看板などを担うベンダーの連絡先、成果物、契約、支払い条件。
- 会場:場所、フロアプラン、部屋の収容数、搬入・搬出時間、Wi-Fi、現地のガイドライン。
- 人員配置:役割、担当スケジュール、本番進行の責任、緊急連絡先。
Slack 内において、これらのコンポーネントは共有タブ(イベント概要とタスクトラッカー)に配置されます。リアルタイムの更新と通知により、内容に変更があった際にもプランの最新状態を把握できます。
イベント企画テンプレートを使用するメリット
あらかじめ構造化されたテンプレートを使うことで、チームは新しいイベントを企画するごとに一から構造を作り直す必要がありません。主なメリットは以下のとおりです:
- プロジェクトやチーム間での一貫性。標準化されたフォーマットにより、複数のイベント間で進捗を比較したり、新しいチームメンバーを迅速にオンボーディングしたりすることが簡単になります。
- タスクや締切日の見落としリスクの軽減。事前定義されたチェックリストとタイムラインにより、チームはあらゆる詳細をカバーし、直前になっての問題発生を回避できます。
- ベンダーやステークホルダーとの明確なコミュニケーション。情報の一元化により、全員が同じ最新情報にアクセスでき、メールのやり取りが減ります。
- 明確な役割とタスクの割り当て。担当者と期限が組み込まれたフィールドにより、項目ごとの責任者が明確になり、見落としがなくなります。
- 時間の節約:テンプレートを再利用することで、プランナーはセットアップにかける時間を減らし、実行により多くの時間を費やすことができます。
- マネージャーの可視性向上。共有ダッシュボードとタスクトラッカーにより、リーダーはイベントの進捗状況を即座に把握できます。
- Slack でのリアルタイム更新。通知とリマインダーにより、チームは新しい割り当て、変更、ステータス更新があった場合に、すぐに最新情報を得られます。
- 既存のワークフローとの連携。イベントテンプレートをカレンダー、プロジェクト管理ツール、CRM システムに Slack アプリを通じてつなぐことで、すべてを同期できます。
- 改善されたコラボレーション。会話、ファイル、最新情報とイベントプランが結びつくことで、すべてのコンテキストが 1 か所にまとまります。
イベント企画テンプレートを効果的に活用するために重要な要素
イベント企画テンプレートには、プロジェクトを開始から実行まで順調に進めるための核となる要素を含める必要があります。
重要な要素として以下が挙げられます:
- タイムラインとマイルストーン。予約の締切、宣伝活動の開始、イベント当日など、主要な日程を明確にして、チーム全体が共通のスケジュールを把握できるようにします。
- 予算トラッカー。会場、ベンダー、交通費、備品の予想費用と実際の費用を記録して、予算を管理し、無駄な出費を回避します。
- タスクの割り当てと責任。各タスクを明確な期限とともに担当者に割り当てて、説明責任を促し、着実な進捗を確保します。
- ベンダー・会場管理。会場やサービス提供業者の連絡先、契約、成果物、物流の詳細を管理します。
- コミュニケーションプラン。チームメンバー、ステークホルダー、ベンダーに最新情報を共有する方法を明確にして、イベント期間中に全員の足並みが揃うようにします。
これらの要素が揃うことで、企画者はイベントの全体像を把握して、物流から各担当者まで、すべてを 1 つの共有ワークスペース内で管理できます。
効果的なイベント企画のための Tip
イベントが成功するかどうかは、チームが日々の仕事の中で、この強力なテンプレートをどう活用するかにかかっています。
次のベストプラクティスが役立ちます:
- イベントをフェーズに分ける。テンプレートを 3 つの主要なフェーズ(準備、実行、まとめ)で整理します。準備フェーズでは、ベンダーの予約や登壇者の確定といったタスクを追跡します。実行のフェーズでは、Slack でリアルタイムの最新情報を得て進捗を監視し、問題が発生した際にはスムーズに対処します。まとめのフェーズでは、ベンダーとの契約の完了や、得られた教訓の記録を行います。
- 週単位でプランを見直し、調整する。チームで定期的にイベント概要とタスクトラッカーのタブを確認するようスケジュールを定めます。プランの情報を最新に保ち、問題発生のリスクを最小限に抑えるため、タスクのステータス、予算、ベンダーの詳細を毎週更新するようにします。
- タスクごとに明確に担当者を割り当てる。タスクトラッカーの項目ごとに担当者を割り当てる必要があります。これにより責任の所在が明確になり、仕事の抜けがなくなります。担当者は Slack の通知とリマインダーにより、来たる締切を把握できます。
- Slack のワークフローで可視性を高める。アイテムステータス通知ワークフローでステータスの更新を自動化し、タスクに動きがあったり、注意が必要な時にチーム全体で把握できるようにします。これにより計画の透明性が保たれ、手動での確認作業を削減できます。
- コミュニケーションを一元化する。ベンダーの最新情報、スポンサーについての確認事項、マーケティングプランなどを、テンプレートにリンクされている Slack チャンネルに投稿します。会話とタスクが同じ場所にまとまることで、情報がメールに散らばるようなことがなくなり、必要な情報が見つかりやすくなります。
プロ Tip:イベント終了後は、使用したテンプレートを削除せずにアーカイブします。今後の計画の際に、メモや予算、タイムラインを参考にすることで、新しいイベントをより速く立ち上げられ、改善も容易になります。
Slack でスマートに計画、スムーズに運営
成功するイベントには、明確な計画、調整、コミュニケーションが必要です。構造化されたイベント計画テンプレートを使用することで、タイムラインの管理、予算の追跡、責任の割り当てが簡単になり、あらゆる情報を確実にカバーできます。
Slack では、これらの要素が 1 つの共有ワークスペースにまとまります。チームはタスクの更新、ベンダー情報の共有、進捗の確認をリアルタイムで行い、すべてを可視化・整理して、プロジェクトを軌道に乗せることができます。
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