
このテンプレートについて
マーケティングキャンペーンテンプレートの使い方(ステップごと)
Slack のマーケティングキャンペーン計画テンプレートを使うと、マーケティング施策の整理、追跡、実行がすべて単一の共有ワークスペース内で完結します。このテンプレートは繰り返し利用できます。
以下のステップに従って、チームの Work OS 内でキャンペーンを実行しましょう。すでにマーケティング向け Slack に精通している場合でも、始めたばかりの場合でも対応できます。
1. テンプレートを Slack Work OS に追加する
「テンプレートを」をクリックして、このテンプレートを Slack Work OS に追加すると、新しい Slack チャンネル(と canvas)が即座に作成されます。テンプレート内には、あらかじめ目標、ターゲット層、マイルストーンを含むキャンペーン計画セクションが含まれています。Salesforce マーケティングチームは、このプラットフォームを使用して業務フローを最適化し、キャンペーンをより迅速に開始しています。
2. 共有するチャンネルでキャンペーン目標とプロジェクト目的を整理する
まず、テンプレート内でキャンペーン目標と主要な目的を洗い出します。その後、キャンペーン概要、成功指標、期待される成果を Slack チャンネルで共有することで、早い段階で関係者の方向性を揃えて、全員が同じ認識から開始できるようにします。
3. ターゲット層、キャンペーンチャネル、プラットフォームを特定
あらかじめ用意された canvas セクションを使用して、ターゲット層、ペルソナ、キーメッセージを定義します。メール、有料広告、ソーシャルメディア、PR、イベントなど、使用するマーケティングチャネルを追加し、参考用にクリエイティブ素材や過去のキャンペーンへのリンクも含めましょう。
4. タイムラインに沿ってタスクと期限を割り当てる
キャンペーンをタスクとマイルストーンに分割します。Slack のチェックリスト、リマインダー、またはワークフロービルダーを使用して担当者を割り当て、定期的な更新を自動化しましょう。Slack のプロジェクト管理プロセスガイド、プロジェクト管理スターターキット、Asana や Trello などのプロジェクト管理ツールのベストプラクティスを取り入れて、進捗をリアルタイムで可視化します。
5. 主要な関係者をタグ付けして連携と可視性を向上させる
スレッドや canvas のメモで主要な関係者をメンションして、タスクを割り当てたり意見を求めたりします。受信トレイを溢れさせずとも全員が最新情報を確認できるため、情報がメールに分散せず Slack 上で連携が完結します。
6. 関連する課題とリスクをリストアップする
依存関係、想定できる障害、外部リスクを早期に記載するセクションを作りましょう。この予防的なステップにより、チームは納期に影響する前に遅延やリソース制約に備えることができます。
7. 進捗を追跡し、更新を共有する
Slack ハドルミーティング、スタンドアップ・ミーティング、または連携させたプロジェクトツールを使用してキャンペーンの状況を監視します。チャンネルで定期的に最新情報を共有するか、自動チェックインを使用して、マーケティング運用から経営陣まで、全員が進捗を確認できるようにします。To-Doリストテンプレートは、まだ進行中の項目を明確にするのに役立ちます。
これらのステップに従ってテンプレートを使用することで、キャンペーン計画が動的な連携の場へと変わります。これにより、キックオフからローンチまでチームの方向性が常に揃います。
マーケティングキャンペーン計画とは?
マーケティングキャンペーン計画とは、ビジネス目標の達成に向けてどのような施策を行うかを構造的に整理した資料であり、Slack 上で業務を進める場です。キャンペーンの目的、ターゲット層、チャネル、クリエイティブアプローチ、パフォーマンス指標が詳細に記載され、チームの明確なロードマップとなります。
キャンペーン計画を使う目的はシンプルで、全員の方向性を揃えることです。この資料では、すべてのステークホルダーが成功の定義、実行すべき内容、関与すべき担当者、実施時期を理解できるようにします。
テンプレートを使用することで可視性が高まり、全員の方向性が揃います。一から新しく作らずとも、実績ある共通のフレームワークを用いることで、効率性を高め、誤解を最小限に抑え、ローンチまでの時間を短縮できます。
このテンプレートが Slack 上にある場合、メリットはさらに増大します。計画、コラボレーション、実行をすべて 1 か所で行うことができ、キャンペーン戦略と日々の業務が分散しません。
マーケティングキャンペーン計画テンプレートに含めるべき内容
完全なマーケティングキャンペーン計画テンプレートは、目標設定から実行まですべてを網羅します。この無料テンプレートには、以下の重要項目を記入するセクションが用意されています。
- キャンペーン目標。キャンペーンの目的と成功指標を定義するために、SMART(具体的、測定可能、達成可能、関連がある、期限が明確) なゴールを設定します。ここで設定した目標がすべての意思決定の基準となり、キャンペーン後の分析も容易になります。
- ターゲット層。主要なターゲットセグメントやペルソナを記述します。人口統計、課題、動機を記載し、メッセージとマーケティングチャネルが適切な人々に効果的にリーチできるようにします。
- キーメッセージ。コアバリュープロポジションとそれを補完するメッセージの要点をまとめます。チャネル全体でメッセージを統一することで、キャンペーン全体で一貫したストーリーを伝えられるようにします。
- チャネルと戦術。ソーシャルメディア、メール、有料広告、コンテンツマーケティング、PR、イベントなど、ターゲット層にリーチするさまざまな方法をリストアップします。投稿頻度やクリエイティブ仕様など、それぞれの戦術を含めてください。
- タイムラインとマイルストーン。計画からローンチ後の分析まで、キャンペーンのロードマップを作ります。マイルストーンを使用して、アセット配信スケジュール、コンテンツ承認、ローンチ日などの重要なチェックポイントをマークします。Slack リマインダーとワークフローの自動化は、遅延を防ぐのに役立ちます。
- 予算配分。メディア、制作、デザイン、外部委託、有料広告のコストを見積もります。テンプレート内で予算を追跡すれば、更新が簡単になり、ステークホルダーへの可視性も確保できます。
- 役割と責任範囲。クリエイティブ、マーケティングレポートと分析、メディアバイイング、コピーライティング、公開など、キャンペーンの各部分を誰が担当するかを明確にします。迅速な責任追跡のために、Slack スレッドで担当者をタグ付けします。
- 成功指標と KPI。主要業績評価指標(KPI)とその測定方法を記載します。多くの場合、新規リード、コンテンツエンゲージメント率、コンバージョン、ROI、ブランドリフトなどのデータが含まれます。リアルタイムのパフォーマンスへの可視性を上げるために、ダッシュボードや分析アプリを Slack と連携させましょう。
これらの要素を組み込むことで、キャンペーンテンプレートは、チームがより効率的に計画し、自信を持ってローンチし、影響を正しく測定するための戦略書になるだけでなく、将来の再利用も可能です。
Slack でマーケティングキャンペーン計画テンプレートを使うメリット
Slack でキャンペーン計画テンプレートを使用することは、単なる文書化を超えた効果があります。マーケティングチームの連携方法が大きく変わるだけでなく、将来のキャンペーンでのさらなる成功も期待できます。マーケティングキャンペーンテンプレートが単体の文書やスプレッドシートよりも優れている理由は以下のとおりです。
より迅速な意思決定
Slack を使うと、リアルタイムな最新情報が 1 か所で把握できます。フィードバック、承認、調整が即座に行われるため、メールのやり取りに何時間も何日もかかることはありません。
サイロ化の解消
クリエイティブチームから製品マーケティングまで、キャンペーンに関わるすべての人が、目標、アセット、進捗を把握できます。共有するチャンネルを使えば、方向性のずれや情報の抜け漏れが起こりません。この業務フローは、将来的に部門横断的な連携をより強化する基盤にもなります。
責任の明確化
ワークフロービルダーを使ってタスクを割り当て、リマインダーを設定し、チェックインを自動化します。担当者は各自の締切日を把握でき、細かい管理をしなくてもキャンペーンを軌道に乗せることができます。
可視性の向上
Slack チャンネル、canvas、インテグレーションが共有ハブとして機能するため、経営幹部がキャンペーンの健全性をひと目で監視できます。この透明性により、チームは仕事を迅速に進めて成果を早く得ることができます。
マーケティングキャンペーン計画の 5 つのベストプラクティス
テンプレートで枠組みは得られますが、成功するかどうかはその使い方次第です。ここからは、Slack マーケティングキャンペーン計画テンプレートの効果を最大化するためのベストプラクティスを紹介します。
1. 明確な目標から始める
クリエイティブなアイデアやチャネルを検討する前に、キャンペーンの目的を定義しましょう。リードの獲得、認知度向上、導入促進のどれを目指すにしても、明確な目標がすべての戦術的判断のもとになります。
2. キャンペーンの種類に合わせてテンプレートをカスタマイズする
同じフレームワークを用い、各キャンペーンテンプレートをカスタマイズしましょう。製品ローンチ、認知度向上キャンペーン、リード獲得など、施策によってそれぞれ異なる KPI、メッセージ、タイムラインが必要です。
- ヒント : 製品ローンチには、Slack の製品品概要書テンプレートも活用できます。これにより、チームが製品の目標、目的、戦略を特定しやすくなります。
3. マイルストーンを定期的に見直して更新する
キャンペーンは常に進化しています。Slack で週次チェックインや自動リマインダーを設定し、進捗を更新し、障害を特定し、優先順位を調整しましょう。
4. コミュニケーションを透明に保つ
キャンペーンチャンネルを唯一の情報源として活用しましょう。スレッドでフィードバックを記録し、canvas でディスカッションを要約し、Slack ハドルミーティングで迅速な決定を行います。
5. ツールを連携させて仕事の流れを止めない
タスクトラッカー、分析プラットフォーム、クリエイティブツールを Slack に接続しましょう。ステータス更新を自動化すれば、受信トレイに埋もれたデータを誰かが手動でチームと共有するまで待たずとも、ワークスペースで直接確認できるようになります。
明確な目標、整理された計画、Slack の豊富なコラボレーションツールを組み合わせることで、チームはより迅速かつ効果的にキャンペーンを実行できるようになります。
Slackでマーケティングキャンペーンの枠組みを作成
必要な情報が構造化されたキャンペーン計画があれば、優れたマーケティングアイデアを測定可能な結果に変えることができます。Slack マーケティングキャンペーン計画テンプレートは、目標、コミュニケーション、実行を 1 つの共有スペースに集約することで、チームがどちらも達成できるよう支援します。キックオフから結果報告まで、このテンプレートを使用することで、マーケティングチームはよりスマートに計画し、より効果的に連携し、長期的にインパクトを残すキャンペーンローンチすることができます。



