Slack のチャンネルエキスパートが従業員と会話している画面のスクリーンショット。

Slack 内でいつでも頼れるエージェント「チャンネルエキスパート」が登場

チャンネルエキスパートは Slack の各チャンネルに常駐するデジタルメンバーとして、よくある質問への回答や情報の検索、必要に応じて人間への引き継ぎまでをも担ってくれます。

Slack チーム一同作成2025年9月23日

こんな場面に心当たりはありませんか?どの作業を優先したらいいかわからない。同じ質問が何度も繰り返される。仕事が忙しくなるほど、疑問が雪だるま式に増え、それに答えられる人がオンラインになるまで仕事が止まってしまう……。そんな課題を解決してくれるのが、新しく登場するチャンネルエキスパートです。

Slack チャンネルごとの専属 AI エージェント

チャンネルエキスパートは、Agentforce を基盤とした Slack 初の組み込み AI エージェントです。あらゆる Slack チャンネルで常時稼働し、よくある質問への回答や情報検索のほか、必要に応じて人間のメンバーへの引き継ぎもしてくれます。

チャンネルエキスパートは、すでにメンバーが仕事をしている Slack 内で機能する AI エージェントです。Slack にあらかじめ組み込まれているため、Agentforce のユーザーは追加費用や複雑な設定の必要なく、AI エージェントを手軽かつスピーディーに導入できます。

チャンネルエキスパートが仕事の現場に組み込まれることで、特定の人に同じ質問が繰り返し寄せられることがなくなり、チームの仕事が前に進んで、組織のナレッジをより有効に活用できるようになります。

Slack のユーザーがチャンネルエキスパートを呼び出しています

 

エージェントを利用する場所として Slack が最適な理由

適切な背景情報が与えられるほど、AI エージェントは力を発揮します。会話の履歴はもちろん、CRM や連携アプリからも最新情報が集まる Slack は、エージェントを利用するのに最適なプラットフォームです。

他のプラットフォームとは異なり、Slack なら、会話の文脈と、接続されたアプリやツール、CRM からのデータを組み合わせて、「今何が起こっているか」をエージェントに的確に伝えることができます。そのような背景情報を活かすことで、エージェントは単なる定型的な回答ではなく、仕事の流れに即した精度の高いサポートを、一人ひとりに合わせて適切なタイミングで提供できます。

Slack チャンネルは、仕事のやりとりを明確にし、整理できる専用スペースです。チャンネルエキスパートは、そのチャンネルでの会話の文脈や履歴、接続ファイル内の指定された情報をもとに、関連性の高い答えを返し、先を見越した次のステップを提案します。あらゆるチャンネルが、人とエージェントが協働し、情報を共有して、ともに仕事を前に進める場所となることで、エージェント時代にふさわしい次世代の生産性向上への道が開かれます。

チャンネルエキスパートの仕組み

チャンネルエキスパートは、特別な準備なしに、すぐに導入可能です。チャンネルマネージャーが数クリックで追加・設定するだけで、チームはすぐにエージェントとの対話を始められます。チャンネルマネージャーは、チャンネル内の会話、PDF、canvas、リスト、テキストファイル(Google ドライブにもまもなく対応予定)とエージェントを簡単に接続可能。IT チームに頼る必要はありません。

チャンネルエキスパートは次のことができます。

  • 会話の内容から回答を見つける : チャンネルの履歴や接続されているデータソースを検索して、よくある質問に答えます。
  • 必要に応じて人間に引き継ぐ : 答えが見つからない場合、チャンネルエキスパートが質問を適切な担当者やチャンネルへとつないでくれるため、無駄がありません。
  • 最新情報を学び続ける : チャンネルエキスパートは会話の進展に応じて成長し、回答を最新かつ正確に保ちます。

設定がシンプルなチャンネルエキスパートは、余計な手間をかけずに AI エージェントを迎えたいチームにぴったりの選択になるでしょう。

実際の成功事例

社内で実際にチャンネルエキスパートを導入した Salesforce のチームも、質問対応やナレッジ共有、プロジェクト進行が大きく変革されたことを実感しています。あらゆるチャンネルに常駐するエージェントのおかげで、質問への回答がすぐに得られて遅延がなくなり、専門スタッフの負担やボトルネックも軽減されて、仕事が流れるように進むようになっています。

Salesforce のチームでは、以下のような方法でチャンネルエキスパートを活用して、仕事をスピードアップさせています。

  • IT ヘルプデスクチャンネルにて、パスワードの再設定や VPN の使用といった、よくある質問への対応を自動化することで、新規問い合わせの件数が劇的に減少しています。
  • 人事ポリシーチャンネルが 24 時間 365 日セルフサービスで利用できる窓口となることで、従業員は人間による対応を待たずに、経費精算や休暇の規約をすぐに確認できるようになりました。
  • 営業チームチャンネルでは、最新の価格表やプロダクトの資料、競合情報を営業担当者に提供。数時間かかっていた対応時間が数分に短縮されています。
  • オンボーディングチャンネルでは、新しく入った従業員に 24 時間のサポートを提供。よくある疑問への答えが即座に得られることで、新メンバーはいち早く業務に慣れ、チームに貢献できるようになっています。
  • プロジェクトチャンネルでは、最新の状況や必要なリソース、次のステップがすぐに得られるようになり、チームでの認識の共有や推進力の向上に役立っています。
  • カスタマーサクセスチャンネルでは、社内の連携が効率化し、チームがよくある課題への解決策をいち早く導き出せるようになったことで、顧客対応のスピードが高まっています。

さっそくチャンネルエキスパートを導入してみましょう

チャンネルエキスパートは、ただ便利な新機能というだけではありません。AI エージェントと一緒に働く環境を今すぐ整えられる方法です。常時対応してくれるデジタルメンバーを各チャンネルに加えることで、人と AI が自然な形で協力し合う未来に向かって歩み出せるのです。

Agentforce in Slack をご利用のチームは、数回のクリックでチャンネルエキスパートを任意のチャンネルに追加できます。チャンネルエージェントの導入ガイドを参照のうえ、忙しいチームの助けになる即戦力を今すぐ迎え入れましょう。

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    うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。