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Slack 教育部門賞(日本): N 高等学校

コロナ禍と世界的なデジタルラーニングの流れにより、学校教育が教室の外で行われるケースが増えてきました。この賞は Slack を使って学習体験を高め、学生や教員、職員を支えている教育機関に贈られます。

Slack 教育部門賞(日本)に輝いたのは、国の認可を受けたネットの高校である N 高等学校です。同校では 2016 年以来、Slack を使ったデジタルラーニングスペースを創出し、多くの学生の学びをしっかり支えてきました。

N 高等学校は、東京に本社を置く総合エンターテイメント企業 KADOKAWA と動画共有サイトのドワンゴによって創設されました。目指すのは、テクノロジーに明るくクリエイティブな人材の育成です。通学コースのキャンパスを 19 か所、生徒を 15,000 人以上抱える同校では、開校当初から学生、教員、職員のコミュニケーションに Slack を活用しています。

同校では、学年を通して 8,500 を超える Slack のパブリックチャンネルがホームルームやクラブ活動などに使われています。会議や授業の予定は Google カレンダーアプリのアラートが生徒や教職員に届きます。また、誕生日通知ボットによって教員がお祝いのチャンスを逃すこともありません。休憩室での交流の代わりに活用されているのは、Slack 用 Donut アプリです。毎週金曜日に教職員が自動的にペアになり、お互い自己紹介して一緒にデジタルランチを楽しんでいます。

楽しく支え合える雰囲気作りをサポートしているのが、カスタム Slack ボットです。ボットが「いいね」を数えて褒めるほか、チャンネルに新しく参加した人には自動の歓迎メッセージを送ります。教員は基本的に生徒の自主性を尊重していますが、一部のチャンネルには特定のルールやポリシーがあり、教職員にはネットいじめを報告できるようになっています。

従来の高校のようなクラブ活動も Slack チャンネル上で行われます。内容は起業や投資に関するものから、e スポーツや音楽に関するものまでさまざまです。なかでも人気なのが 990 人もの部員を擁する美術部で、美術を趣味として楽しむ生徒と、卒業後は芸術で身を立てたい生徒の両方が所属しています。チャンネルのファシリテーターは部活動に役立つヒントやインサイトを共有するほか、誰もがイラストを投稿できるようにして、実際のアートスタジオと同じような交流を促しています。

Slack の安全性の高さは N 高等学校の生徒にも好評で、友達とのおしゃべりやカウンセラーへの相談、教員への質問などに活用されています。誰もができるだけ気持ちよく使えるよう、生徒はハンドルネームを使えるほか、Slack 上での発言は強制されません。ほとんどの生徒はデジタル教室でいきいきとしており、卒業生たちが Slack を手放したくないと言うこともよくあるようです。