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Slack の定着を図るための 5 つのステップ

ガイドに沿って Slack の定着戦略を策定し、Digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)のメリットをチーム全体に浸透

 

チームに Slack が導入されたら、まずは第一段階突破です。おめでとうございます!

導入が完了したら、次はチームメンバー全員に Slack を常に利用してもらうための「定着戦略」を立てましょう。実際、そのアプローチで多くの組織が効果を上げています。

チームメンバー全員が Slack を使うことで、以下のような効果が期待できます。

  1. コミュニケーションが向上する
  2. プロジェクト管理が円滑になる
  3. 従業員エンゲージメントが高まる
  4. 全般的な効率がアップする

本ガイドでは、実際にこうした効果が得られるよう、定着度を測る方法や、従業員をサポートするヒントをお伝えしていきます。

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1. 定着度を把握する

定着戦略を練るための最初のステップは、チーム内での Slack の定着状況を把握することです。そのために、Slack 管理者向けの、簡単に使える高性能なアナリティクス機能が用意されています。

Slack アナリティクスダッシュボードを使って、組織内での Slack の利用状況をさまざまなデータから確認できます。

例えば「概要」タブから、次のようなワークスペースのアクティビティの概要を確認できます。

  • 合計メンバー数 : プロビジョニングされたアカウントや申請済みアカウント、未承諾の招待を持つメンバーの数(解除されたメンバーまたはゲストを除く)
  • 申請済みメンバー数 : Slack ワークスペースまたは OrG に少なくとも 1 回サインインしたメンバーの数(解除されたメンバーまたはゲストを除く)

合計メンバー数と申請済みメンバー数との間に開きがあれば、定着を促進させる余地があるといえます。そこで具体的な施策の検討に役立つのが、メンバーレベルのアナリティクスです。

「メンバー」タブから、メンバーのデータを CSV でエクスポートできます。

メンバーごとの定着度を詳しく把握するには、エクスポートする際に、次のようなデータフィールドを含めるとよいでしょう。

  • 「列を編集する」を選択し、「申請日付」「解除日」「アクティブ日数」「最後にアクティブだった日」、そのほか関連のフィールドを含めたメンバーリストをエクスポートします。
  • あなたが Grid OrG オーナーまたは管理者なら、「請求に含まれるメンバー」フィールドも含めることができます。
  • 「申請日」列から、Slack にまだログインしていないメンバーを特定できます。この列に日付が入っていないユーザーは、まだアカウントを申請していません。
  • プロフィールデータがある場合は、「役職・担当」列から、非アクティブのユーザーに共通する傾向がないか確認できます。
  • 「アクティブ日数」列では、Slack を頻繁に使っている「スーパーユーザー」も特定できます。

Tip :  現在の定着度や定着を促したい重点箇所がわかったら、部署やグループごとに定着目標を定めるとよいでしょう。

 

 

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2. 定着促進チームを設置する

Slack の定着度を把握できたら、次は定着目標の達成に向けて、適切な関係者の協力を得ることが重要になります。以下のような人々にチームに加わってもらうことで、プロジェクトを円滑に進められるようになるでしょう。

  • エグゼクティブスポンサー : エグゼクティブスポンサーとは、ビジョンを持って変革を主導できる人物のこと。通常は CEO か、デジタルトランスフォーメーションの推進を担当する、影響力のある中間管理職や役員。
  • 部署のリーダー・アンバサダー : 研修を主催したり、利用者の意見を収集したりするなど、部署内でエンゲージメント向上の原動力となる人物。
  • プロジェクトリーダー : 定着戦略の推進において、詳細を管理してくれる人物。
  • 管理者 : Slack の日々の利用に関して従業員をサポートする人。トラブルを解決したり、製品についての一般的な質問に答えたりする。
  • 社内広報 : 社内広報部門や人事部門とも連携して、Slack に対する意識の向上やエンゲージメントの推進を行う。

Tip :  ステップ 1 で特定した「スーパーユーザー」の協力を得て、社内アンバサダーのネットワークを作るのもよいでしょう。アンバサダーは、研修を主催する、メンバーのサポートをする、気運を盛り上げるなど、さまざまな形で Slack の定着を後押ししてくれる存在です。

3. Slack が必要な理由を強調する

適切な関係者を定着促進プロジェクトに巻き込むことができたら、次は、皆が納得できる「Slack を使う理由」を示しましょう。なぜ Slack がコラボレーションツールに選ばれたのか。どんな時に Slack を使うべきなのか。それをチーム全体で理解できれば、Slack を使ってみようという気運が高まるはずです。

以下は、組織全体で関心を高めることに成功した取り組みの事例です。

Tip :   上記のような取り組みに加え、エグゼクティブスポンサーや部署のリーダーにも Slack 使用への支持を表明してもらいましょう。

 

4. 招待済みユーザーの注意を促す

時にはお節介も必要です。Slack に招待しても、そのメンバーが招待メールを見逃して、アカウントの申請をしていないケースがあります。

そのような場合に、オーナーと管理者は、招待済みメンバーが追加されているチャンネル内のメッセージに関して、そのメンバーに通知を送ることができます。

  • 招待済みメンバーが参加しているパブリックチャンネルから、共有したいメッセージの上にカーソルを合わせ、3 つのドットアイコンをクリックし、その他のメッセージのショートカットを選択します。「保留中のメンバーに通知する」を選択して、「メールを送信」をクリックします。
  • 保留中のメンバーに、メッセージのプレビューが掲載されたメール通知が送信されます。そのメンバーは Slack でメッセージを開くか、メールで返信するかを選択できます。

Tip :  招待を保留しているメンバーから直接話を聞いて、Slack の利用を妨げている要因を把握した上で、部署のリーダーや現場のマネージャーの協力を得て、チーム内で Slack を使う気運を高めるのもよいでしょう。

 

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5. チームの研修を充実させる

Slack を初めて使う従業員に、Slack で効率的に仕事をするためのトレーニング資料を提供しましょう。Slack には、初めて使う人を対象にしたクイックスタートガイドやウェビナーなど、役立つリソースが用意されています。

  • 新規ユーザーのための Slack 活用法を保留中のメンバーに共有しましょう。これによりメンバーは、ライブでの研修だけでなく、自分の好きなタイミングでガイドを参照できるようになります。

また、社内で使用が認められなくなったツールを使い続けているメンバーがいると、Slack の定着推進に影響を与える可能性があります。Slack がチームの主たるプラットフォームであるという認識が浸透するよう、ほかのコミュニケーションツールは段階的に廃止することを検討するとよいでしょう。

Tip : チームメンバーが新しい機能やワークフロー、アプリ、その他 Slack に関する質問ができるよう、週 1 回程度、Slack ハドルミーティングで質問や相談を受け付ける機会を設けましょう。

今回ご紹介した各ステップについてサポートが必要な場合は、Slack のヘルプセンターをご利用ください。または、Slack チーム(feedback@slack.com)に直接お問い合わせいただくこともできます。


その他のリソース :

リモートワークのための Slack ガイド

ウェビナー : Slack を使ってみる

Slack コネクトを始める

よりよい仕事環境を構築するための Slack お役立ち情報 20 選

 

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うーん、システムがなにか不具合を起こしてるみたいです。後でもう一度お試しください。